3泊4日で北海道を満喫!初心者から絶景派・グルメ派までおすすめモデルコース5選

Traveloka Japan
30 Jun 2025 - 読了時間:1分未満

北海道旅行の日数は3泊4日以上がおすすめ!

北海道は道央・道南・道東・道北という4つのエリアに大きくわけることができ、札幌をはじめとした都市が各地に点在しています。エリアによって自然やグルメ、アクティビティ、景色などそれぞれの魅力があり、せっかく旅行にいくならすべてを網羅したい! という気持ちにもなりますが、残念ながらそれは現実的ではありません。

国内でもっとも大きい都道府県として知られる北海道。日本国土の5分の1、九州の約2倍の面積に相当し、ヨーロッパのオーストリアともほぼ同等の広さを誇ります。1つの国といっても遜色ないほどの規模なんです。

そんな北海道にて札幌を拠点に函館や知床といった有名地へ向かう場合、特急電車を使用したとしても片道で約4~6時間以上の移動時間がかかってしまいます。もし「とりあえず北海道を一周したい」や「電車やドライブがメイン」であれば十分かもしれませんが、各スポットで時間をかけて観光をしたい、ということを考えているのであれば最低でも7日以上の期間が現実的です。

一方で全域を回るのは難しいですが、エリアを2か所以内に絞るなどをすればもっと短い期間で北海道らしさを満喫することは十分できます。

例えば、札幌・小樽・富良野・美瑛といった道央エリアであればアクセス良好で周遊しやすく、初めての人にもおすすめ。一方、知床や釧路、阿寒湖などの道東、稚内や宗谷岬などの道北エリアは距離がありつつも、空路を駆使すれば十分に巡ることだってできます。

もし、2エリアに行くことを想定するのであればおすすめの旅行期間は3泊4日以上。たとえエリアを限定したとしても移動に時間はかかってしまうので、ゆったりと時間が取れるように日数を確保しておきましょう。

目的の明確に&移動を綿密に計画を

北海道旅行を計画する際にもう一つ重要になるのが移動方法。豪雪地帯でもある北海道を車で移動する場合は、雪の中での運転スキルが求められるため十分に注意が必要になります。

一方で電車などの公共交通機関は環境に左右されにくい利点はありますが、本数が少なかったり、目的地までの最寄り駅が距離が離れていたりなど、アクセス面においてさまざまな壁があります。「どの地域で何をしたいのか」を明確にし、無理のない日程で計画を立てるほか、ツアーや地元の交通情報などをしっかり下調べしておくのが大事です。

1.初めての北海道観光向け!王道コース│札幌・小樽・富良野・美瑛

©tkyszk/Shuttestock.com

初めての北海道観光でも定番観光スポットをコンパクトに巡れる、都市観光・歴史散策・絶景ドライブ・自然体験と、北海道らしさをバランスよく楽しみたい人におすすめのモデルコース。

移動方法

車◎:富良野・美瑛はレンタカーがベスト(観光地間の公共バスは本数少なめ)

公共交通機関△:札幌・小樽は電車(JR)快適、富良野・美瑛エリアはJR+バスで可だが不便

1日目:新千歳空港 → 札幌観光

2日目:札幌 → 小樽観光 → 札幌

3日目:札幌 → 富良野・美瑛

4日目:美瑛 → 新千歳空港

1日目:新千歳空港 → 札幌観光

北海道の玄関口・新千歳空港に到着後、まずは道内最大の都市・札幌へ。市内には「札幌時計台」や「サッポロビール園」「白い恋人パーク」、少し足を伸ばせば「ロイズカカオ&チョコレートタウン」など、北海道らしいさまざまな観光スポットが点在しています。

夜は日本三大繁華街の一角「すすきの」で北海道グルメ(ジンギスカン、海鮮、ラーメン)を楽しむのもおすすめ。都市の雰囲気と北海道らしさを感じる一日

2日目:札幌 → 小樽観光 → 札幌

2日目は札幌から日帰りで小樽へ。車でも電車でも約1時間とアクセス抜群の観光地。かつて交易で栄えたレトロな街並みの中で「小樽運河クルーズ」や「北一硝子」「オルゴール堂」などでノスタルジックな体験を。新鮮な海鮮をふんだんに使用したお寿司が食べられる通りで絶品ランチもぜひ。夜は再び札幌に戻り、市内での食事や買い物を満喫しましょう。

3日目:札幌 → 富良野・美瑛

3日目は自然の絶景を見るために富良野・美瑛エリアへ。ラベンダー畑、四季彩の丘、美瑛の青い池など、写真映え間違いなしの景色が広がります。富良野では「ファーム富田」、美瑛では「パッチワークの丘」などで北海道の雄大な大自然を堪能しましょう。効率よく回るためには車がおすすめなので、乗り捨て(ワンウェイレンタル)のレンタカーを借りるのが便利。

4日目:美瑛 → 新千歳空港

最終日は美瑛から新千歳空港を目指します。余裕があれば道中の「三笠」や「夕張」などに立ち寄ってメロンやさまざまな特産品を購入するのも◎。また、新千歳空港にはお土産屋さんやレストランがあるので、別のエリアのお土産やグルメを体験できるのがうれしいポイント。次なる北海道旅行への思いを巡らせてみるのも楽しいですよ。

2.北海道グルメを食べ倒す!札幌・小樽・函館

北海道の人気エリア「札幌・小樽・函館」を巡り、海鮮、ラーメン、スイーツなど北海道グルメを心ゆくまで楽しめる4日間コース。移動は公共交通でも快適で、特にグルメ目的の旅行者におすすめです◎

移動方法

車◯:長距離(札幌⇔函館間)運転になるが可能

公共交通◎:札幌⇔函館間はJR特急or飛行機、札幌・小樽は電車でスムーズ

1日目:新千歳空港 → 札幌

2日目:札幌 → 小樽

3日目:札幌 → 函館

4日目:函館朝市 → 函館空港

1日目:新千歳空港 → 札幌

新千歳空港到着後、札幌市内へ。北海道名物の札幌味噌ラーメンや海鮮丼でまずは腹ごしらえ。夜はすすきのへ食い倒れに繰り出しましょう。海鮮はもちろんジンギスカンなど、さまざまなお店がひしめき合っているので、はしご酒するのにも最適。夜は札幌の流儀にのっとり夜パフェでシメれば完璧です。

2日目:札幌 → 小樽

この日は札幌から日帰りで小樽へ。運河沿いのレトロな街並み散策、ガラス細工やオルゴールなどのお店巡りが楽しめます。昼食には新鮮な寿司がおすすめ。市街地には「ルタオ」や「六花亭」、「北菓楼」など北海道を代表するお菓子メーカーの常設店もあるので、レトロな街並みを眺めながらスイーツに舌鼓…なんて過ごし方も素敵。夜は札幌に戻り再び食い倒れの夜へ!

3日目:札幌 → 函館

3日目は一気に函館へ移動。JRの特急「北斗」で約4時間の電車旅に繰り出しましょう。函館に到着したらまず行きたいのが地元チェーンの「ラッキーピエロ」。ボリューミーで独創的なハンバーガーはここでしか出会えないローカルグルメです。夜は名産の活イカ刺を楽しんで!

4日目:函館 → 函館空港

最終日は海鮮丼やカニ、ホタテなど新鮮な海の幸を求めて「函館朝市」へ。グルメだけでなく買い物やイカの釣り堀といった魅力的な体験をすることもできますよ。ほか金森赤レンガ倉庫・函館内のレストランや、創業明治12年の歴史を誇る「五島軒」は注目のグルメスポット。函館空港は市内から車で約20分と抜群のアクセスなので、ギリギリまでグルメを満喫しちゃいましょう。

3.冬景色&ウインタースポーツを楽しむ!登別・洞爺湖・ニセコ

北海道の冬ならではの絶景と温泉、スキー・スノーボードを存分に楽しめるプラン。登別・洞爺湖・ニセコを巡る欲張りコースで、温泉とアクティブ体験の両方が叶います。車移動が便利ですが、冬季運転には十分注意を。

移動方法

車◎:登別→洞爺湖→ニセコは車移動が効率的

公共交通△:全区間バス・JR可だが時間がかかる

1日目:新千歳空港 → 登別温泉

2日目:登別 → 洞爺湖

3日目:洞爺湖 → ニセコ

4日目:ニセコ → 札幌 → 新千歳空港

1日目:新千歳空港 → 登別温泉郷

新千歳空港到着後、車で約1時間半、北海道屈指の名湯「登別温泉郷」へ。到着後は「地獄谷」の噴気孔見学や温泉街散策、「登別クマ牧場」で可愛いヒグマの赤ちゃんと記念写真をパシャリ! 温泉のデパートとも呼ばれる豊富な湯量と9つの泉質が楽しめる登別温泉につかれば、旅の疲れも癒されていくはず。夜は旅館で北海道の豊富な名産を使った料理と地酒で翌日以降のエネルギーをチャージ。

2日目:登別 → 洞爺湖orニセコ

2日目は車で約1時間半、洞爺湖へ。透明度の高いカルデラ湖と中島の絶景を一望できる「サイロ展望台」や「有珠山ロープウェイ」でのパノラマ体験が人気。湖畔には温泉宿が並び、湖を眺めながらの露天風呂もおすすめ。春〜秋は遊覧船や湖畔散策、冬は静かな雪景色を楽しめます。ウインタースポーツ漬けの旅行であればこの日からニセコへ行くのもアリ。

3日目:洞爺湖 → ニセコ

3日目は北海道屈指のリゾート地「ニセコ」へ。パウダースノーと呼ばれるさらさらとした上質な雪が有名で、世界中のスキーヤーやスノーボーダーたちにとって聖地として崇められているスポットです。そんなニセコ、実は冬以外も魅力がたくさん。春~秋は豊かな自然の中でラフティングやハイキングといったアクティビティが人気。

勇気があるならアジア最大級のジップライン「マッハ3」にも挑戦したいこところ。カフェや源泉かけ流しの温泉もあり、日中動かした疲れた体を存分にリフレッシュできるのもニセコの魅力です。

4日目:ニセコ → 札幌 → 新千歳空港

最終日はニセコから札幌経由で新千歳空港へ。時間に余裕があれば札幌で軽く市内観光やショッピングも◎ 札幌駅には、スキーやスノーボードに対応したコインロッカーや手荷物預かり所がいくつかあるので上手に使ってフライトまで時間をのびのびと過ごせます。

4.雄大な北海道の絶景に感動!釧路・阿寒湖・知床

北海道の大自然と野生動物、絶景を満喫できる道東エリアを巡る4日間のプラン。釧路湿原、阿寒湖、知床といった世界に誇る自然遺産をたっぷり楽しめる、アウトドア派や癒やし旅にも最適なコースです。

移動方法

車◎(おすすめ):道東エリアは車必須レベル

公共交通△:釧路→阿寒湖はバス可、阿寒湖→知床はバス無し

1日目:釧路空港 → 釧路湿原

2日目:釧路 → 阿寒湖

3日目:阿寒湖 → 知床

4日目:知床 → 女満別空港

1日目:釧路空港 → 釧路湿原

釧路空港到着後、すぐ近くの「釧路湿原」へ。日本最大の湿原で、特別天然記念物「タンチョウヅル」に出会えることも。細岡展望台や釧路市湿原展望台などから広大な湿原を一望できます。時間があれば「釧路和商市場」で新鮮な海鮮丼(勝手丼)を味わうのもおすすめ。

2日目:釧路 → 阿寒湖

釧路から車で約1時間半、アイヌ文化と温泉で有名な「阿寒湖」へ。湖畔に広がる「阿寒アイヌコタン」では伝統工芸品や踊りを見学可能。「マリモ展示観察センター」では国の天然記念物・マリモを観察できます。阿寒湖温泉に泊まって、温泉と湖畔の自然美に癒されましょう。

3日目:阿寒湖 → 知床

3日目は、世界自然遺産「知床」へ。阿寒湖から約3時間のドライブ。途中の「網走」や「オシンコシンの滝」も立ち寄りスポットです。知床では「知床五湖」や「フレペの滝」など絶景トレッキングが楽しめます。クルーズ船でヒグマやオジロワシを観察するアクティビティも人気。知床ウトロ温泉で宿泊。

4日目:知床 → 女満別空港

最終日は女満別空港まで約2時間半の移動。途中に「小清水原生花園」「網走監獄博物館」などの観光も可能です。道東の大自然と文化にたっぷり触れた4日間を締めくくり、空港から帰路へ。

5.最北の地を目指す旅!旭川・稚内・宗谷岬コース

©︎7maru / Shutterstock.com

北海道の最北端エリアを巡る冒険心あふれるコース。旭川からスタートし、稚内・宗谷岬、さらには離島(利尻島・礼文島)まで足を延ばす、北の大自然と絶景に触れる旅が楽しめます。道北エリアならではの非日常体験を求める方におすすめ。

1日目:旭川空港 → 旭川市街

2日目:旭川 → 稚内

3日目:稚内 → 利尻島または礼文島

4日目:稚内 → 旭川空港

移動方法

車◎:旭川→稚内→宗谷岬まで車が便利

公共交通◯:旭川→稚内は特急でOK、宗谷岬は路線バス利用可能

1日目:旭川空港 → 旭川

旭川空港に到着後、道北の最大都市・旭川へ。代表的な観光スポットである「旭山動物園」では、ホッキョクグマの迫力満点の姿や、可愛いペンギンの行進散歩など動物の生態にフォーカスした展示が人気。ほか、ファンも多い「第七師団(北鎮部隊)」の記録が展示されている北鎮記念館で歴史を学んだり、「上野ファーム」や「男山酒造」に足を運んだりして道北の魅力に触れましょう。

2日目:旭川 → 稚内

朝、レンタカーまたはバスで稚内へ(約4時間)。日本最北の町・稚内では「ノシャップ岬」「北防波堤ドーム」など異国情緒ある景色が楽しめます。晴れていれば「利尻富士(利尻山)」が海越しに見えることも。夕方は「宗谷岬」へ。日本最北端の地で記念写真を。

3日目:稚内 → 利尻島 または 礼文島

稚内からフェリーで「利尻島」や「礼文島」へ。北海道らしい無骨で雄大な自然を感じられる島々は日帰り観光もOK。初夏~秋には“花の浮島”とも呼ばれる礼文島へぜひ。固有種のレブンアツモリソウをはじめとした花々が一気に咲き誇っている光景はまるで天国のような景色。北端に浮かぶ島の秘境らしい神秘的な時間を過ごせます。

4日目:稚内 → 旭川空港

最終日は旭川経由で旭川空港へ。稚内から旭川まで戻る道中、無限に広がる湿原にまっすぐ伸びる道が印象的な「サロベツ原野」などの絶景スポットも立ち寄り候補。公共交通機関で移動している場合は、フライトまでの時間をしっかり計算した上でスケジューリングしてくださいね。

記事上で

• 北海道旅行の日数は3泊4日以上がおすすめ!
• 目的の明確に&移動を綿密に計画を
• 1.初めての北海道観光向け!王道コース│札幌・小樽・富良野・美瑛
• 2.北海道グルメを食べ倒す!札幌・小樽・函館
• 3.冬景色&ウインタースポーツを楽しむ!登別・洞爺湖・ニセコ
• 4.雄大な北海道の絶景に感動!釧路・阿寒湖・知床
• 5.最北の地を目指す旅!旭川・稚内・宗谷岬コース
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