マレーシア随一の透明度を誇る「ティオマン島」は、ダイバー憧れのリゾートアイランド。手つかずの自然と熱帯雨林が島全体を包み、野生動物や色鮮やかな魚たちが生き生きと暮らしています。
島内には大小さまざまなビーチが点在し、シュノーケリングなどのマリンアクティビティが人気。特にサンゴ礁の美しさは国内トップクラスです。ダイビングシーズンは3〜10月。
南国らしいのどかな空気と、ローカル感の残る素朴な雰囲気が魅力の島です。
【日本からのアクセス方法】
日本からクアラルンプール(KL)またはシンガポール経由で入国。KL市内にあるTBSバスターミナルから、フェリーが発着するメルシン港またはタンジュンゲモッ港まで長距離バスで約6時間。そこからフェリーでティオマン島へ渡ります。
また、空港から直接長距離タクシーをチャーターして港まで行く方法もあります。国内線と陸路・海路を組み合わせた旅になるため、最低でも2泊3日以上のスケジュールが理想です。
真っ白な砂浜とエメラルドグリーンの海が広がるレダン島は、まさに「秘境」の名にふさわしいビーチリゾート。約500種のサンゴと3,000種以上の魚が生息し、ウミガメの産卵地としても知られています。レダン島のベストシーズンは3〜10月。
シュノーケルやスキューバダイビングはもちろん、環境保護が徹底されているため、海の透明度は常に高く保たれています。ただし、11〜2月の雨季は海が荒れるため、多くのフェリーやリゾートが閉鎖されるので、旅行時期には注意が必要です。
【日本からのアクセス方法】
成田や関空からクアラルンプール(KL)へ。KLからクアラトレンガヌ空港まで国内線で約1時間。空港からメラン港へタクシーで約40分、そこからフェリーで約1時間半の船旅となります。
フェリーはホテルや旅行会社経由で予約できることが多く、事前予約が安心です。
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マレーシアの「モルディブ」とも称されるペルヘンティアン島は、大人の隠れ家のような、大きなブサール島と、小さなケシル島の2つの島から成ります。どちらも海の透明度が高く、シュノーケルでウミガメやサンゴ礁が見られるほどです。
ボートでのアイランドホッピングや、ビーチ沿いのシーフードレストランも旅の楽しみです。バックパッカーからハネムーンまで幅広い層に人気があります。ペルヘンティアン島のベストシーズンは3〜10月。
【日本からのアクセス方法】
日本からクアラルンプールへ飛び、そこから国内線でコタバル空港へ(約1時間半)。空港からは、フェリーが出ているクアラブス港までバスか車で約1時間半〜2時間。クアラブス港からスピードボートでペルヘンティアン島へ向かいます(所要約30〜45分)。
アクセスはやや複雑ですが、現地ツアーや送迎付き宿泊プランを利用するとスムーズです。
ユネスコ世界ジオパークに登録されているランカウイ島は、自然とリゾートのバランスが絶妙なヒーリングスポット。テンガービーチやチェナンビーチなど透明度の高いビーチはもちろん、マングローブクルーズやロープウェイでの絶景体験など、アクティビティも充実しています。
島全体が免税となっている免税島のため、ショッピングやスパもリーズナブルに楽しめるのも魅力。カップルや女子旅にもぴったりの一島多彩型リゾートです。
【日本からのアクセス方法】
日本からの直行便はなし。成田や関空からクアラルンプール経由でランカウイ国際空港へ。KL〜ランカウイ間は国内線で約1時間。ランカウイ空港からチェナンビーチなどの主要リゾートエリアまでは車で約20分ほど。
シンガポール経由便も利用可能で、フライトスケジュールによっては便利な選択肢です。
クアラルンプールからアクセス至便なポートディクソン
クアラルンプールから最もアクセスしやすいビーチといえば、ポート・ディクソン。車でわずか2時間ほどの距離にあり、週末になると多くのマレーシア人が訪れる人気リゾートです。
全長18kmにもおよぶ白砂ビーチが続き、ビーチリゾートホテルも豊富。のんびりと過ごしたいカップルや、子ども連れのファミリーにもおすすめです。夕暮れの海辺散歩や、夕陽の絶景も見逃せません。
【日本からのアクセス方法】
成田・関空からクアラルンプールへ直行便(約7時間)。クアラルンプール国際空港(KLIA)または市内から車で約1.5〜2時間。空港からは配車アプリ「Grab」やホテル送迎、長距離バスでもアクセス可能。
アクセスの良さから、1泊2日のショートステイにもおすすめです。
マレー半島東海岸に位置するクアンタンは、穏やかで人が少ないローカルビーチを楽しめる穴場。美しい白砂と透明度の高いエメラルドグリーンの海が広がり、混雑とは無縁の癒し時間が過ごせます。
アニメ『呪術廻戦』で登場キャラクターの七海が「行ってみたかった」と語ったことでも話題に。観光では、中心地にある白とブルーのコントラストが美しいパハン州立モスクや、ビーチ沿いの屋台グルメも外せません。
【日本からのアクセス方法】
日本からクアラルンプールへ。KLからクアンタン空港までは国内線で約1時間。空港から市内やビーチエリアまでは車で20〜30分。
バスでの陸路移動(約4〜5時間)も可能ですが、飛行機移動の方が快適かつ時短にも。
宿泊者のみしか上陸できない1島1リゾートとして知られる「パンコールラウ島」は、完全なプライベート空間を楽しめる高級リゾート地。水上ヴィラやスパ付きヴィラが立ち並び、波音と鳥の声だけが聞こえる非日常の世界が広がります。
人混みを避けて静かにビーチリゾートを堪能したい方、記念日やハネムーンなど特別な旅にぴったり。島内ではトレッキングやスパ、ビーチディナーなども満喫できます。
【日本からのアクセス方法】
日本からクアラルンプールへ飛び、KLからは国内線でイポー空港まで約1時間。そこから車でパンコール ラウト ジェッティへ移動(約1時間半)、専用フェリーでパンコールラウ島へ(約15分)。
パンコール ラウト・リゾート宿泊者限定でフェリーが運航されているので安心です。
「シパダン島」は、世界中のダイバーが一度は潜ってみたいと憧れるリゾートアイランド。海底から垂直に600mも落ち込むドロップオフを持ち、その急激な地形ゆえに大物回遊魚やウミガメが集まるダイナミックな海中世界が広がっています。
自然保護のため島内の宿泊は禁止されており、現在は1日120人の入島制限が設けられています。訪れる際は、マブール島やカパライ島などの周辺リゾートに滞在し、ダイビングショップ経由で日帰りツアーに参加するのが一般的です。
【日本からのアクセス方法】
日本から成田・関空発でクアラルンプールまたはコタキナバル経由でタワウ空港へ(国内線約1時間)。空港からセムポルナ港まで車で約1時間半、そこからボートでマブール島やカパライ島に滞在し、日帰りでシパダン島へダイブツアーで訪問するのが一般的です。
入島許可の取得には早めの予約が必須です。予約したダイブショップ経由で準備しましょう。
ボルネオ島・サバ州の州都コタキナバル沖に浮かぶ「ガヤ島」は、海と森に囲まれた隠れ家的リゾート。トゥンクアブドゥルラーマン海洋公園に属しており、島内ではマングローブトレッキングやカヤック、野鳥観察も楽しめます。
海の透明度も高く、リゾートから桟橋を降りるだけで魚が見えるほどでシュノーケリングがおすすめ。ラグジュアリーな水上ヴィラでゆったり過ごすステイも人気です。
【日本からのアクセス方法】
日本からクアラルンプールまたは成田・関空からコタキナバル(KK)へ。コタキナバル国際空港からジェッセルトンポイントまで車で約30分、そこからボートでガヤ島へ約10〜15分。
車の渋滞状況によっては、コタキナバル国際空港からジェッセルトンポイント港まで1時間ほどかかることもあるそう。
シパダン島の近くに位置する「マブール島」と「カパライ島」は、世界的なダイビングスポット。ウミウシやエビ、ハゼなど小さな生き物が豊富で、カメラ派ダイバーにとっては天国のような海です。
マブール島はサンゴ礁と多様な海洋生物で知られるダイバーには夢のような島。一方、カパライ島は水上に浮かぶリゾートのみというユニークな構造です。どちらも海に囲まれた“夢のステイ”が叶う場所です。
【日本からのアクセス方法】
クアラルンプールまたはコタキナバル経由でタワウ空港へ。空港からセンポルナ港まで車で約1時間半。そこから専用ボートで各島へ(マブール島は約30分、カパライ島は約1時間)。
シパダン入島ツアー付きの宿泊プランがセットになっていることが多く、1週間程度のゆったり旅が理想です。
「マンタナニ島」は、サバ州・コタキナバルの沖合に浮かぶ、隠れ家的なビーチリゾート。驚くほどの透明度を誇るターコイズブルーの海と、サラサラの白砂ビーチに囲まれ、手つかずの自然が今も残る島です。
アクティビティも充実しており、浅瀬でのシュノーケリングではウミガメやサンゴ礁、クマノミなどがすぐ近くに。近年はおしゃれなコテージ型のリゾートも登場し、日帰りでも宿泊でも楽しめます。人混みを避けたい自然派女子旅にも。
【日本からのアクセス方法】
成田・関空からクアラルンプール経由でコタキナバル国際空港へ。空港からコタブルッ地区(または専用送迎地点)まで車で約2時間、さらにスピードボートで約30〜45分。
日帰りツアーもありますが、1泊2日でのんびり滞在もおすすめです。
「マヌカン島」は、サバ州の州都コタキナバルから最も近く、日帰りでも気軽にアクセスできるリゾートアイランドです。トゥンクアブドゥルラーマン海洋公園を構成する5つの島の中でも特に設備が整っており、白砂の広いビーチと抜群の透明度を誇る海が魅力。
シュノーケリングでは、波打ち際からすぐにサンゴ礁やカラフルな熱帯魚が観察でき、ダイビングスポットとしても人気。島内にはレストランやリゾートもあり、半日~1日ゆっくり過ごせる快適さがマヌカン島の魅力です。
【日本からのアクセス方法】
日本からクアラルンプール経由でコタキナバル空港へ。市内中心部のジェッセルトンポイントからボートで約15分〜20分とアクセスが非常に良く、市内ホテルに泊まりながらの日帰りビーチも可能。
船は1日数便出ており、非常に気軽に訪問できます。
気になる予算感については、時期・エリア・ホテルのグレードにより幅がありますが、以下が一般的な目安となります。※2025年6月の為替レートで計算
【2泊3日:約12万円〜】
【4泊5日:約15万円〜】
ハネムーン仕様や水上ヴィラ、高級スパ付きリゾートなどを選ぶ場合は、プラス5〜10万円程度の余裕を持って計画するのがおすすめです。
また、LCC(エアアジアなど)や早割を活用すれば、旅費はかなり抑えることも可能です。
マレーシアには、王道のリゾート地から秘境感たっぷりの穴場まで、魅力的なビーチが多数あります。日本からアクセスしやすいスポットも多く、ダイビング・シュノーケル・マングローブ探検・ラグジュアリーステイまで、多彩な楽しみ方ができるのもポイント。
透明度の高いビーチに癒されたい方や、初めての海外ビーチ旅を計画中の方にもぴったり。ぜひ、次の旅先リストに「マレーシアの海」を加えてみてください。目的や日数、予算に合わせて、あなたにぴったりの楽園がきっと見つかるはずです。