シンガポール|安い時期はいつ? 3泊4日旅行にかかる費用&モデルコース

Traveloka Japan
30 Jun 2025 - 読了時間:約 1 分

シンガポールへ安く旅行するには?

シンガポールへの旅をできるだけ安くするためにはどうすればいいのでしょうか? 具体的にその方法を解説します。

観光の需要が落ち着く時期を狙う

まず1つ目は旅行する時期です。狙い目は10〜3月の雨季と被るシーズンで、観光客が減り、航空券やホテルの料金が割安になる傾向に。しかし、雨季であってもクリスマスや年末年始、旧正月(春節)の繁忙期は割高になるので、ご注意ください。

また、日本のゴールデンウィーク後にあたる5月中旬~6月上旬と夏休みが終わる9月頃も、観光の需要が落ち着くため割安に。ただ、シンガポールでは毎年秋にF1レースが開催されているので、その期間は避けた方が無難です。F1開催時期は毎年異なり、2025年のレース期間は10月3日(金)〜5日(日)。

LCCやパッケージ旅行を利用する

航空チケット代を抑えるなら、LCC(格安航空会社)を利用するという方法も。日本-シンガポール間はスクートや、ジップエア、エアージャパンなどのLCCが直行便を運航しています。荷物の制限があるほか機内サービスや設備が簡素化されている分、FSC(フルサービスキャリア)と比べ、運賃が格段に抑えられます。

また、直行便ではなくアジアの他都市の経由便を選択する方法や、航空券とホテルがセットになったパッケージ旅行を利用することでお得になるケースも。

格安ホテルを利用する

観光大国のシンガポールには、リーズナブルなホテルから高級ホテルまで幅広い選択肢があります。滞在費を抑えるには、ホテルのランクを考慮するのも一案です。ただ、安いからという理由だけで決めてしまうのではなく、ホテルの立地環境や設備、クチコミ情報などを参考にしながら、慎重に選んでくださいね。

食費や観光にかかる費用を節約する

滞在中のコストを節約する際は、食費をどのように抑えられるか検討しましょう。シンガポールには「ホーカー」と呼ばれる屋台料理でリーズナブルかつ現地ならではの食体験ができるほか、軽食を楽しめるカフェなども充実しています。

物価の高いシンガポールでは、観光アトラクションの入場料も大きな出費になることも。ビーチや公園、歴史的な建築物が軒を連ねる街並みなど無料で楽しめるスポットもたくさんあります。

3泊4日シンガポール旅行|費用の内訳

ここからは3泊4日の日程を想定した、費用の内訳の一例をご紹介しましょう。航空券代とホテル代、食事代、交通費、観光費、通信費、足ツボマッサージ代、そしてお土産代に分けて詳細を解説します。※現地の金額は2025年6月の為替レートで換算。

航空券代(往復)

LCC:4万円台〜

フルサービスキャリア(航空大手):6万円台〜

航空券代の予約は出発の2カ月くらい前が理想的と一般的にいわれていますが、時期によって変動します。特にLCCの場合は「早割」のほかに、「直前割」を設定している会社も。エアラインによって規定が異なりますので、細かく比較しながら選ぶことをおすすめします。

ホテル代

バジェットホテル:1泊6,000円台〜

ミドルクラス:1泊10,000円台〜

ラグジュアリー:1泊20,000円台〜

現地のホテルはざっくり分けて「バジェットホテル」と「ミドルクラス」、「ラグジュアリー」の3つのカテゴリーに分類できます。それぞれのカテゴリーの中でも立地状況によって、料金がかなり違います。「交通の便があまりよくなくても上のクラスがいい」、「多少ランクは下がっても駅近がいい」など、妥協点と料金をすり合わせながら、自分のスタイルに合った滞在先を見つけましょう。

食事代

ローカルフード(ホーカー):1食500円〜

カフェ・レストラン:1,500円〜

合計目安:3,000〜5,000円/1日

中国料理やマレー料理、インド料理など多彩な食文化が根付いているシンガポールでは、グルメも旅の楽しみのひとつ。シンガポールならではの屋台(ホーカー)やカフェ料理など、比較的リーズナブルに外食できるお店も多くあります。

ちなみに、アルコール類は基本的にビールやワイン、カクテルなど輸入物の値段が高いことから、日本以上高額な印象です。リーズナブルに楽しみたい人は、午後遅くから夕方にかけてのハッピーアワーを実施しているお店をチェックしてみてはいかがでしょう?

交通費(MRT・バス、タクシー、Grab)

MRT・バスの初乗り:1.19SGD(約130円)〜

※距離によって、また支払い方法によっても料金の変動あり

MRT・バス乗り放題パス(3日間):29SGD(約3,300円)

タクシー:初乗り運賃4SGD(約450円)~

Grab(配車アプリ):短距離5SGD(約560円)~

※タクシーやGrabは時間帯や場所による割増や加算あり

滞在中の移動は、地下鉄(MRT)やバスを気軽に利用できます。公共交通機関を多く利用する場合は3日間券を購入しておく方がお得です。頻度が少なそうなら、乗車ごとに払う方法も。

シンガポールでの移動は、タクシーも比較的安くて便利です。地下鉄の駅付近のタクシー乗り場またはホテルのエントランス付近で待ちましょう。また、配車アプリ「Grab」なら、アプリ内で行き先を入力し精算も完結できるので、言葉に自信がなくても便利に使えます。

観光費の一例

・マリーナベイ・サンズ展望台:28SGD(約3,200円)

・ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ:46SGD(約5,200円)

・ユニバーサル・スタジオ・シンガポール:85SGD(約9,600円)

・シンガポール ハリー・ポッター ビジョンズ・オブ・マジック(セントーサ島):59SGD(約6,700円)

・アドベンチャー・コーブ・ウォーターパーク(セントーサ島):40SGD(約4,500円)

旅行中はアトラクションや美術館、植物館など各施設への入場に、なにかと料金がかかります。観光やアクティビティに必要な予算も考慮しておきましょう。

チケットの予約は、公式サイトの他にトラベロカから予約する方法も。返金ができないなどのルールがありますが、割安になったり複数のアトラクションをセットにしてお得になるケースもありますよ。

通信費

SIMカード:1GB/日×3日間=約1,000円〜

Wi-Fiルーター:1日500〜800円程度

行きたい場所をマップで調べるほか、レストランの予約や翻訳アプリの活用、SNSの投稿など、旅行中にスマートフォンは欠かせません。その国の通信サービスを利用できるSIMカードやWi-Fiルーターがあると、いつも通りにスマートフォンが使えて便利です。ポータブルWi-Fiは通信速度が比較的速いのが魅力ですが、少しでも身軽に行動したい人にはSIMをおすすめします。

足ツボマッサージ代

足ツボマッサージ代:15SGD(約1,700円)〜

シンガポールといえば、足ツボマッサージ! スパは日本以上に高額ですが、足ツボなら安価でありながら質が高いと評判です。ローカル感漂うチャイナタウン地区にある施設「People’s Park Complex」には、リーズナブルで良質な足ツボマッサージを提供する店舗が軒を連ねています。全身マッサージもかなりお得ですよ。

お土産代

お茶(TWG)、マーライオングッズなど:合計3,000〜5,000円

旅行中はショッピングも楽しみのひとつ。旅の思い出となるような自分へのお土産に加えて、家族や会社の人、友達にも現地ならではの品を買って帰りたくなりますよね。シンガポールの高級茶葉ブランドTWGの紅茶やマーライオングッズといった、お土産品も要チェックです。

【旅行スタイル別】3泊4日合計費用の目安

旅のスタイルを3つに分けて、それぞれの予算の目安をご紹介します。

節約派:約9万円〜

往復のフライトはLCCを利用し、滞在中は屋台料理(ホーカー)を中心にした食事、シンガポール内での移動は公共交通機関を利用した場合。

中間派:約12万円〜

フライトはLCCで、現地ではミドルクラスのホテルに宿泊。滞在中の食事はリーズナブルに抑えながらも、たまにレストランで楽しみたい場合。

贅沢派:約20万円〜

往復のフライトは直行便、高級ホテルに滞在し、レストランでの食事をメインに。観光も盛りだくさん楽しみたい! という場合。

シンガポールの基本情報

東南アジアに位置し、1965年にマレーシアから独立したシンガポール。近年特に急速な経済発展を遂げる近代都市国家です。

マーライオンやマリーナベイ・サンズ、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイといったシンガポールを象徴するランドマークなどの見どころが盛りだくさん。多文化が共存するシンガポールでは、チャイナタウンやリトルインディアなどのエキゾチックな街並みも魅力です。

アクセス

日本からシンガポールは直行便で約7時間。シンガポール航空と日本航空、全日空が就航しています。LCCや他国のFSCを利用した経由便でも、10時間台〜ほどで到着します。

気候とベストシーズン

通年で高温多湿な気候が続くシンガポールには、雨季(11~2月)と乾季(3~10月)の2つの季節があります。乾季の中でも6〜9月は特に雨が少なく、観光に適していることもあり、繁忙期となっています。この時期は、航空チケットやホテルが割高に。

通貨・言語・チップ事情

公用語は英語・中国語・マレー語・タミル語で、どの場所でもほぼ英語が通じます。一般的にレストランやカフェなどの飲食店はサービス料込みなので、チップは基本的に不要です。

3泊4日モデルプラン|リーズナブルに楽しむシンガポール旅行

実際にシンガポールに3泊4日で滞在した場合にどのような観光ができるのか、モデルプランをご紹介します。

【1日目】到着 & マリーナベイ周辺散策

夕方:シンガポール到着

19:30:シンガポール名物の屋台料理「ホーカー」で食事

21:00:マリーナベイ・サンズで光と水のショー「SPECTRA – 光と水のシンフォニー」を鑑賞

【2日目】定番スポット巡り

09:00:ガーデンズ・バイ・ザ・ベイを見学

11:30:マーライオン見物

12:00:チャイナタウン散策&ランチ

15:00:足つぼマッサージ体験

夜:シンガポール名物「チリクラブ」のディナー

【3日目】セントーサ島で1日遊ぶ

終日:ユニバーサル・スタジオ or ビーチ

18:00:クラークキー散策&ディナー

【4日目】お土産 & 帰国

10:00:ブギスストリートやTWGでショッピング&ランチ

夕方:空港へ移動

知っ得|シンガポール旅行でNGなこと

@FruitJuice / Shutterstock.com

治安は良好なシンガポールではありますが、旅行中に気をつけておきたい事項もあります。知らなかったでは済まされない、NG行動の一例をピックアップします。

ガムの持ち込み禁止:入国時にチューインガムの持ち込みは禁止です。所持しているのが見つかった場合は没収、悪質な場合は罰金の対象に。

ゴミのポイ捨て厳禁:シンガポールでは、タバコやゴミを道端で捨てるのは厳禁。道路の脇や公園にはゴミ箱が設置されているので、そこに捨てましょう。

電車内での飲食で罰金:シンガポールの地下鉄MRTは、車内と駅構内ともに飲食禁止です。ペットボトルの飲み物もNGですのでご注意を。

入国時のタバコは申告制:タバコの持ち込みには厳しい制限があり、タバコ1本から課税対象に。申告せずに持ち込もうとした場合、課税以外に罰金が課せられます。

注意にとどまらず実際に罰金を課せられるケースもありますので、その国のルールを守りながら旅を楽しみましょう。

まとめ

多民族国家ならではの文化が交錯し、未来都市のような高層ビル群やスケールの大きいアトラクション、そしてビーチやプールでのアクティビティなど、見どころの多いシンガポール。この記事を参考に、リーズナブルな旅を実現してください!

記事上で

• シンガポールへ安く旅行するには?
• 観光の需要が落ち着く時期を狙う
• LCCやパッケージ旅行を利用する
• 格安ホテルを利用する
• 食費や観光にかかる費用を節約する
• 3泊4日シンガポール旅行|費用の内訳
• 航空券代(往復)
• ホテル代
• 食事代
• 交通費(MRT・バス、タクシー、Grab)
• 観光費の一例
• 通信費
• 足ツボマッサージ代
• お土産代
• 【旅行スタイル別】3泊4日合計費用の目安
• 節約派:約9万円〜
• 中間派:約12万円〜
• 贅沢派:約20万円〜
• シンガポールの基本情報
• アクセス
• 気候とベストシーズン
• 通貨・言語・チップ事情
• 3泊4日モデルプラン|リーズナブルに楽しむシンガポール旅行
• 知っ得|シンガポール旅行でNGなこと
• ガムの持ち込み禁止:入国時にチューインガムの持ち込みは禁止です。所持しているのが見つかった場合は没収、悪質な場合は罰金の対象に。
• ゴミのポイ捨て厳禁:シンガポールでは、タバコやゴミを道端で捨てるのは厳禁。道路の脇や公園にはゴミ箱が設置されているので、そこに捨てましょう。
• 電車内での飲食で罰金:シンガポールの地下鉄MRTは、車内と駅構内ともに飲食禁止です。ペットボトルの飲み物もNGですのでご注意を。
• 入国時のタバコは申告制:タバコの持ち込みには厳しい制限があり、タバコ1本から課税対象に。申告せずに持ち込もうとした場合、課税以外に罰金が課せられます。
• まとめ
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