20代最後の記念にひとり旅をすることになり、最後の街に子供の頃から憧れていたウィーンを選びました。誕生月だったこともあり、せっかくなので口コミがいいこちらのホテルを選びました。
古いと言うよりも歴史があるホテルです。アジア人は少なく、年配の方々が多く静かで落ち着いた印象のホテルで、ゆったり過ごせました。建物は古いですが、リノベーションが行われているようで水回りも清潔で過ごしやすかったです。シャワーの水圧もよかったです。窓からの景色もイメージするヨーロッパの景色で、ずっと眺めていられました。
トラムの停留所から歩いて3分もかからないほどで便利でした。駅からも歩いて10分ですがきれいな街並みや川を見ていたらすぐ着きます。
朝食はパン、ハム、チーズと言葉にすればシンプルですが、それぞれにこだわりがある印象で本当においしかったです。朝食会場も騒がしくなく、ちょうどいい過ごしやすさでした。ウェイターのみなさんも優しく礼儀正しく印象がよかったです。鼻歌を歌いながらお仕事されていて、こちらも楽しい気分になりました。
フロントやクロークの方はテーマパークかと思うほどの笑顔でした。作り笑顔だろうなと感じることもありましたが。笑
1つだけ残念なのは夜のフロント担当の年配の男性です。ほとんど作り笑顔で対応して下さいましたが、英語もろくに話せない、アジア人の小娘なんてばかになさってるんだろうな、と感じる対応を度々なさる方でした。頼みごとが私の英語力では伝わらず、対応してくれていた女性ではなく隣にいたおじさんがいらいらした態度をなさったり。最後の夜にフロントでティーポットを頼んだところ自分で運ぶよう言われ、驚きながら自分で運びました。エレベーターに乗り込む際、後ろからばかにしたような笑い声が聞こえとても嫌な気分になったり。拙い語学力でひとり旅をした私も悪いかもしれませんが…ヨーロッパにもかかわらず他のスタッフの方や街の方は困っている様子があれば向こうから声をかけてくださるほど優しい方ばかりだったので、歴史あるすてきなホテルのフロントマン、しかも歳を重ねた男性がこのようなサービスとは。となおさら印象に残ってしまいました。
彼以外は完璧なホテルです。
ウィーンもすてきな街でした。