景観や接客には魅力を感じました。特に和歌浦を一望できるロケーションは素晴らしく、スタッフの対応も丁寧でした。
一方で、館内はコストを抑えたリノベーションの印象が強く、ホームページから受ける上質なイメージとのギャップを感じました。露天風呂は温泉ではなく、また夜間は廊下の照明が消灯されるなど、随所にコスト管理を重視した運営姿勢が見受けられます。
あと、元の建物が相当ボロいので、新耐震基準ではないと思います。地震が来たら、高台にあるので津波は大丈夫ですが、多分圧死します。
ところどころでおばあちゃんちのにおいがします。
現在の社長が厳しい経営状況から宿を再建されたことは大変素晴らしいことだと思います。しかし、その経営手法が強く表れている一方で、宿泊料金とのバランスには疑問を感じました。今回は1泊6万円弱の部屋付き露天のプランを利用しましたが、その価格帯に期待する体験価値には届いていない印象です。
また、和歌浦という立地を考えると、食事面でも地元らしさをさらに打ち出せる余地があるように思いました。地魚や地域性をより感じられる内容であれば、宿の個性がさらに際立つのではないでしょうか。
なお、朝食はとても良かったです。ご飯のお供の種類が豊富で、派手さはないものの満足度が高く、今回の滞在で最も印象に残った食事でした。
あと、タバコ吸える場所が異常に多いので、喫煙者にはおすすめの宿です。