日本の国技である相撲は、その競技者である力士はただの太った人ではありません。脂肪の下には鍛え抜かれた素晴らしい筋肉。そしてこの大きな体格ながら素晴らしい柔軟性を持ち、脚は木の幹のようなたくましさ。その身体能力はまさにアクロバティックで、力士は戦うための身体を持つ究極のアスリートなのです。真剣勝負のその瞬間は、力士と力士のぶつかり合ったその音が、会場に鳴り響きます。そのぶつかり合いをぜひ、みなさんの目で確かめてください!
【観戦ポイント】
日本の国技でもある相撲の起源は神話の時代まで遡り、力くらべがはじまりの形と言われています。その年の農作物の収穫を占う祭りの儀式として毎年行われるなど、宮中行事として300年ほど続いたのち、戦国時代には武士の訓練としての相撲が行われました。その後、江戸時代に入ると勧進相撲が行われるようになるなど、相撲が興行化され、現在の大相撲の基礎ができていきました。現在、スポーツとしての形が整えられ、多くの人から愛される大相撲。会場では、そんな相撲の長い歴史や伝統文化としての一面を間近で体感することができます。
力士たちが土俵にあがり、顔見せの役割もある土俵入り。十両や幕内の土俵入りとは別に実施される「横綱土俵入り」では、一味違った神聖な儀式を目にすることができます。「露払い」と「太刀持ち」という2人の力士を従えて、花道を抜けながら土俵に上がり、柏手を打った後に横綱は足を高くあげて四股を踏んでいきます。この四股を踏む際に、観客席からの「ヨイショー!」という掛け声が会場内に大きく響き渡ります。また、横綱の化粧まわしと白い綱も見どころのうちの一つです。
よくある質問:
Q&A
Q:大相撲観戦中に飲食をすることはできますか?
A:座席での飲食は可能です。外から瓶や缶、食べ物の持ち込みは出来ませんが、会場内の売店ではお茶やジュースなどのソフトドリンク、ビールやチューハイ等のアルコール販売が予定されています。
Q:大相撲観戦に行ったら買ったほうがよいお土産や食べ物は?
A:力士の名前がプリントされた「応援タオル」が人気です。
Q:大相撲観戦の時のマナーは?
A:相撲の取り組みは数秒で終わってしまうことも少なくないので、取組中には席を移動しないようにしてください。後ろの人が勝敗の瞬間を見逃してしまう場合があります。椅子席は写真撮影が可能ですが、強いフラッシュは使わないようにしてください。
Q:大相撲観戦時の服装の規定はありますか?
A:服装は自由となっており特に規定はありませんが、他の観客の視界を遮るような大きな帽子などは避けてください。
【千秋楽打上パーティー】
押尾川部屋(力士が所属しているチーム)主催のパーティーに参加します。パーティーの流れは、親方の挨拶からはじまり、力士の成績の紹介や表彰、力士が各テーブルをまわって参加者の皆様といっしょに食事とお話を楽しみます。もちろん写真撮影もOKです。力士のカラオケもお楽しみ。アットホームなパーティです。ドレスコードはありません。参加者の方全員に押尾川部屋オリジナルグッズのお土産付きです。取り組みを終えた本物の力士と触れ合う機会はなかなかありません。思い出に残る貴重な体験になるでしょう。
大相撲・取組み
幕内土俵入り・十両土俵入り もっとも盛り上がる場面です
会場の外には力士や部屋名を書いた旗が立ち並び、雰囲気を盛り上げます