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－ 太平雲梯 －

太平雲梯は、台湾で最も標高が高く、最長と称される景観吊橋で、太平風景区の入口に位置し、嘉義の太平山と亀山をまたいで架けられています。雲嘉南平原から台湾海峡までを一望できる、絶好のビュースポットの1つです。雲梯に登ると、山あいを吹き抜ける心地よい風に包まれ、開放感あふれる視界が広がります。天気の良い日には嘉南平原を見下ろすことができ、霧が立ち込めると、まるで雲の上を歩いているかのような幻想的な雰囲気を味わえます。遠くには緑豊かな茶畑が広がり、連なる山々の稜線とともに、そよ風に乗ってほのかな茶の香りが漂ってきます。橋面は歩きやすい木製デッキ仕様で、頑丈な構造と素材により、歩行中に揺れをほとんど感じることはありません。中央部には透かし状の鉄骨構造が施されており、足元の緑の大地を見下ろすことができます。スリルを楽しみたい方には、ぜひ訪れていただきたいスポットです。

－ 観音滝風景区（觀音瀑布風景區） －

嘉義県竹崎郷にある観音滝は、朴子渓上流の牛稠渓水系の支流に位置し、渓流が断崖の頂上から豪快に流れ落ちる様子が見られます。その姿が遠目には、観音菩薩が側面を向いて立ち、手に浄瓶を持って水をまいているように見えることから、この名が付けられました。

観音滝風景区は、921大地震および八八水害の被害により、長らく崖の崩落や出入口道路の寸断が続き、約22年間閉鎖されていましたが、阿里山国家風景区管理処と嘉義県政府による整備を経て、再び一般公開されました。園内には大小合わせて8つの滝があり、高山の頂上から流れ落ちる水が森の谷間を縫って落下し、それぞれが独自の景観をつくり出しています。観音滝では登山の必要がなく、滝や峡谷の美しい風景を手軽に楽しむことができ、森林浴にぴったりのスポットです。

太平雲梯は太平山と亀山をまたぐ、国内最長の単一スパン歩行者用吊橋で、天気の良い日には雲嘉平原の壮大な景色を一望できます。

太平雲梯の検札口

深い山中にひっそりと佇む「観音滝」

観音滝受付所