バンコクの治安を徹底解説!観光客が知っておくべき危険スポットやルールをご紹介!

Traveloka Japan
01 Jun 2025 - 読了時間:1分未満

常夏の微笑みの国タイの首都、バンコク。
煌びやかな寺院、活気あふれるマーケット、そして世界中の美食が集まるこの街は、多くの旅行者を魅了してやみません。
しかし、海外旅行で気になるのが現地の治安ではないでしょうか。
「バンコクって安全なの?」
「どんなことに気を付ければいい?」
そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

このガイドでは、バンコクの最新の治安情報から、旅行者が特に注意すべき危険スポットや時間帯、そして万が一のトラブルに巻き込まれないための具体的な対策まで、徹底的に解説していきます。
安全に、そして心ゆくまでバンコクの魅力を堪能していただくために、ぜひ最後までお読みください。

バンコクの治安は外務省の危険情報がレベル0で概ね安全!【最新統計】

まず結論からお伝えしますと、2025年現在、バンコクの治安は外務省の危険情報で「レベル0:注意喚起のみ」となっており、概ね安全な都市であると言えます。
これは、テロや大規模な暴動など、生命に危険を及ぼすような状況ではないことを示しています。

もちろん、どの海外旅行先でもそうであるように、軽犯罪のリスクはゼロではありません。
タイ警察が発表した統計によると、2024年に外国人旅行者が被害に遭った届け出は合計2,131件でした。
その内訳は、窃盗が59%、詐欺が19%、暴行が8%を占めており、窃盗や詐欺といった比較的軽度な犯罪が中心となっています。

過去の推移を見てみると、2019年から2024年にかけて外国人被害届出件数は約34%減少しています。
新型コロナウイルス感染症の影響で一時的に観光客が激減した期間もありましたが、その後回復しても犯罪件数の大幅な増加は見られていません。
これは、観光警察の体制強化や街頭監視カメラ(CCTV)の拡充などが功を奏しているものと考えられます。

特に注目すべきは、バンコクが女性の一人旅における世界安全度ランキングで8位にランクインしている点です。
これは、観光警察が英語対応を強化していることや、CCTVが市内に6万台も設置されていることが大きく、街のいたるところに監視の目があることで、犯罪抑止効果が高まっていると言えるでしょう。

政治的なデモに関しても、2024年から2025年にかけては、週末に小規模な集会が行われる程度で、旅行者の行動に大きな影響を与えるような状況はほとんど見られません。
ただし、念のため渡航の48時間前にはSNSなどで最新の情報を確認し、デモが行われる可能性のある場所を避けるようにしましょう。

エリア別の治安を見てみると、スクンビットやサイアムといった主要な観光エリアは総じて治安が良いとされています。
一方、カオサンロード周辺や郊外のローカルエリアでは、観光客を狙ったトラブルが比較的発生しやすい傾向にありますので、注意が必要です。

ここは避けたい!危険エリア&時間帯早見表

【画像】

バンコク全体としては安全ですが、残念ながら特定のエリアや時間帯にはリスクが潜んでいます。
ここでは、旅行者が特に注意すべき「危険3大ゾーン」と、時間帯別のリスクについてご紹介します。
危険3大ゾーンと呼ばれる以下のエリアは特に夜間は近づかないよう、細心の注意を払うようにしてください。

①ナナプラザ/ソイカーボーイ周辺
スクンビット通りにあるナナプラザとソイカーボーイは、ネオンきらめくナイトスポットとして有名ですが、その華やかさの裏には注意すべきリスクが潜んでいます。
このエリアでは、特に夜が深まり、観光客が泥酔し始める深夜1時から3時頃にトラブルが集中する傾向があります。
手口として多いのが、知らない間に飲み物に薬物を混入させられたり、気づかないうちに飲食したことにして高額な料金を強要されたりする被害です。
2023年には、このエリアで薬物関連の検挙が67件、ATMのスキミング被害が22件発生しており、これらの犯罪の温床となりやすい場所といえます。
このような事態を避けるためには、見知らぬ人からの誘いに安易に乗らないこと、そして自分の飲み物から決して目を離さないことが非常に重要です。
また、このエリアでは料金体系が不透明なバーも存在するため、入店前に料金を確認し、少しでも不審に感じたらすぐに店を出る勇気を持ちましょう。

②パッポン通り周辺
パッポン通りは、観光客向けにショーバーや露店が立ち並ぶ活気のある通りです。
しかし、一部の悪質な店では、法外な料金を請求する手口が横行しています。
入り口で無料や格安を謳いながら、いざ会計になると、メニューに載っていない高額なチャージ料やサービス料を請求されるケースが後を絶ちません。
被害額は平均で3,000バーツ(約12,000円)を超えることも珍しくなく、トラブルに発展することもあります。

こうした被害に遭わないためには、客引きに誘われて入店するのではなく、あらかじめ評判の良い店を調べてから訪れることが大切です。
また、入店前にメニューの提示を求め、料金体系がはっきりしない場合は絶対に入店しないようにしてください。
もし店に入ってしまった場合でも、高額請求などのトラブルに巻き込まれそうになったら、毅然とした態度で警察を呼ぶと伝え、すぐに退店するようにしましょう。

③カオサンロード裏路地
バックパッカーの聖地として世界的に知られるカオサンロードは、昼夜を問わず多くの旅行者で賑わっています。
しかし、メインストリートから一本入った裏路地では、近年、軽犯罪が増加傾向にあります。
特にバイクを使ったスマートフォン強奪やひったくりの被害が目立っており、2024年1月から5月にかけての被害件数は56件と、前年同期比で18%も増加しています。
このエリアで安全に過ごすためには、人通りの少ない裏道は避け、夜間の一人歩きは控えることが賢明です。
また、歩道を歩く際には、スマートフォンを手に持って操作したり、車道側にバッグをぶら下げたりしないよう注意してください。
常に周囲に気を配り、不審なバイクが近づいてきたらすぐに立ち止まって警戒するなどの対策をとりましょう。

また、チャトチャック・ウィークエンドマーケットのような週末に人混みが最高潮になるマーケットでは、スリの被害に遭う可能性が高まります。
貴重品は体の前で抱えるなど、常に意識して管理することが重要です。

バンコクの街は時間帯によって表情を変え、それに伴いリスクの度合いも変化します。
時間帯別の特徴、安全度を表にまとめましたので、参考にしてください。


時間帯別リスク早見表

時間帯

特徴

安全度

推奨される行動

早朝・昼間

観光客が多く、賑やか。 人通りも多いため、比較的安全な時間帯。

◎高

安心して観光やショッピングを楽しめます。

夕方

日没後も人通りは多いですが、夜が深まるにつれて注意が必要です。

⚪︎中

主要な通りや商業施設周辺は問題ありませんが、人通りの少ない場所は避けてください。

深夜

特にナイトスポット周辺で、危険性が高まる時間帯です。

△低

不要不急の外出は控えましょう。
移動には配車アプリ(Grabなど)の利用を強く推奨します。

客引きは無視&口コミ4以上のバーを選べば夜遊びは安全!

バンコクの夜遊びは魅力的ですが、安全に楽しむためにはいくつかのポイントがあります。
まず、事前に評判の良いお店を調べてから行くようにしましょう。
具体的には、口コミが4.0以上のバーを選ぶことをおすすめします。
路上でしつこく声をかけてくる客引きには、絶対についていかず、無視して通り過ぎるのが最も安全な方法です。

バーやクラブでは、自分の飲み物から決して目を離さないでください。
見知らぬ人からの飲み物は絶対に口にせず、グラスを手放さないように注意し、可能であればストローキャップを利用するのも良いでしょう。
夜間に移動する際は、配車アプリのGrab(グラブ)を利用し、必ずホテルのエントランスなど安全な場所でピックアップしてもらいます。
乗車する前に、アプリに表示された車のナンバープレートと車種が一致するか確認し、万が一に備えて写真を撮っておくのも有効です。
そして、緊急時にすぐに連絡できるよう、観光警察の電話番号「1155」をスマートフォンの短縮ダイヤルに登録しておくと安心です。

混雑したマーケットでスリ被害を防ぐ方法

チャトチャック・ウィークエンドマーケットなどの混雑した場所では、以下の対策を徹底しましょう。
リュックサックは背中に背負うと死角になりやすいため、リュックは前抱えにして持ち歩くか、貴重品は薄型ネックポーチを利用して服の中に隠すのも効果的です。
パスポートの原本はホテルのセーフティボックスに預け、パスポートとビザのコピーを携帯してください。
万が一紛失しても、コピーがあれば手続きがスムーズに進みます。
風景や食べ物の写真を撮る際、夢中になって荷物から意識が離れがちです。
同行者がいる場合は、交代で見張り役をすることで、スリの機会を減らせます。
万が一スリや盗難の被害に遭ってしまったら、すぐに最寄りの交番に行って盗難届(Police Report)を発行してもらいましょう。
これは旅行保険を請求する際に必要となります。

旅行者も安心して泊まれる“治安良好エリア”

バンコクには、旅行者が安心して滞在できる治安の良いエリアがいくつかあります。
ホテル選びの参考にしてください。
スクンビット通りは、バンコクの中でも特に国際色豊かなエリアで、観光客や在住外国人が多く暮らしています。
治安維持には特に力が入れられており、観光警察が常駐しているため困ったことがあればすぐに相談できます。
夜間でも大通りやソイ(小道)には明るい街灯が設置されており、安心して歩きやすい環境が整っています。

アソーク駅やプロンポン駅周辺は、大型ショッピングモールやデパート、レストラン、カフェが集中しており、昼夜を問わず多くの人で賑わっています。
日本食レストランや日本語の看板も多く見かけるので、海外に不慣れな方でも安心して過ごしやすいでしょう。
ただし、アソークからナナにかけてはナイトスポットも多いため、夜間は騒がしくなる場所もありますが、大通りを外れなければ基本的には安全です。

バンコクの中心部に位置するサイアムとチットロムは、街のトレンドが集まるショッピングの中心地です。
サイアム・パラゴン、サイアム・センター、セントラル・ワールドといった巨大なショッピングモールが密集しており、各施設には私設警備員が多数配置されています。
これらのモールはBTS(スカイトレイン)の駅と直結しているため、雨の日でも濡れることなく移動できるほか、夜遅くまで多くの人が行き交い、常に活気に満ちています。

このエリアのホテルは、駅に直結しているところが多く、夜間でも人通りが多いので安心して過ごせます。
また、主要な観光スポットへのアクセスも非常に便利で、初めてバンコクを訪れる方には特におすすめです。

サトーンとシーロム南側のエリアは、各国の大使館や高級ホテル、高層オフィスビルが立ち並ぶ、落ち着いた雰囲気のビジネス街です。
この一帯はセキュリティへの意識が高く、頻繁にパトロールが行われているため、非常に治安が良いとされています。

賑やかな観光地とは異なり、静かで洗練された滞在を好む方におすすめです。
洗練されたレストランやバーも多く、大人向けの落ち着いた時間を過ごすのに適しています。

近年、再開発が進んでいるチャオプラヤー川沿いのリバーサイドエリアは、バンコクの新しい顔として注目を集めています。
大型ショッピングモールのICONSIAM(アイコンサイアム)をはじめ、高級コンドミニアムや有名ホテルが次々と建設されており、これらの施設には最新のCCTV(街頭監視カメラ)が密集して設置されています。

リバーサイドのホテルからは、美しいチャオプラヤー川の夜景を一望でき、リバークルーズなどのアクティビティも楽しめます。
交通の便も良く、水上交通と陸上交通を組み合わせることで、スムーズな移動が可能です。モダンで安全な環境で、特別な時間を過ごしたい方にはぴったりのエリアです。

旅行者が遭遇しやすいトラブルトップ7と回避術

【画像】

バンコク滞在中に旅行者が遭遇しやすいトラブルには、いくつかの典型的なパターンがあります。
それぞれの回避策を知っておくことで、より安全な旅を実現できます。

①スリ・置き引き【BTS(スカイトレイン)構内&カフェに注意】

BTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)の車内、人混みの多い場所では、常にバッグを体の前に抱えるようにし、スマートフォンは首掛けストラップを利用するなどして、落下やひったくりを防ぎましょう。
カフェなどで席を確保するために荷物を置いたまま席を離れるのは非常に危険で、わずか30秒ほどの間に盗難に遭う事例も報告されていますので、荷物から目を離さないようにしてください。

②バイクによるひったくり【歩道でも油断禁物】

歩道を歩く際、バッグを車道側に出していると、バイクに乗ったひったくり犯に狙われやすくなります。
荷物は体の中央に寄せるか、肩掛けバッグの場合は斜め掛け(クロスボディ)にすることで、ひったくりを防ぐ効果が高まります。
配車アプリを待っている間、路肩に立っていると狙われやすいので注意が必要です。
建物の中や人通りの多い場所で待つようにしましょう。
万が一被害に遭ってしまった場合は、冷静になり、犯人の乗っていたバイクの色や車種をメモし、すぐに警察に通報しましょう。

③タクシーぼったくり【メーターを拒否されたらすぐ降りる】

バンコクのタクシーはメーター制が基本です。

乗車する前に必ず「メーターOK?」と確認し、メーターを使おうとしないドライバーには乗らないようにしましょう。
深夜帯は特にぼったくりタクシーに遭遇するリスクが高まりますので、配車アプリのGrabやBolt(ボルト)を利用すれば、乗車前に料金が確定し、ドライバーの評価も確認できるため安心です。
もしタクシーで不当な料金を請求されたり、トラブルに巻き込まれたりした場合は、タイ運輸局のホットライン「1584」に英語でSMS通報することができます。

④“日本円見せて”詐欺【財布提示は絶対NG】

街中で「日本円を見せてくれたら良い両替レートを教えてあげる」などと声をかけられ、財布を開かせようとする詐欺には注意が必要です。
財布を開いた隙に現金を抜き取られる手口なので、絶対に応じないでください。
基本的に支払いはクレジットカードを利用し、現金を持ち歩く場合も小額に分散させて、一度に多くの現金を出さないようにしましょう。
しつこくつきまとってくる場合は、毅然とした態度で「Police!(警察!)」と声を出すことで、相手をひるませてその場を離れることができます。

⑤宝石店・仕立て屋の詐欺【“政府公認”を鵜呑みにしない】

観光客に「今日は政府公認の宝石店がセールをしている」などと路上で声をかけ、提携しているタクシーに乗せて店へ連行する詐欺に注意しましょう。
特に「タイ産サファイアが格安」と宣伝されるケースは、偽物や品質の低いものを高値で売りつけられる可能性が高いです。
店選びは慎重に行い、Googleマップの評価で星4.5以上など、高評価で信頼できる店を選びましょう。
また、クレジットカードでの支払いが可能な店を選ぶことで、万が一の際の補償につながることもあります。

⑥ドラッグ勧誘【路上シーシャと笑気は違法】

バーの前などで「フリーパフ?」と声をかけ、シーシャ(水タバコ)や笑気ガスなどを無料で試さないかと誘う手口には警戒が必要です。
一度でも手を出してしまうと、後から高額な料金を請求されたり、警察沙汰になり罰金を請求されたりする可能性があります。
タイでは薬物に対する規制が非常に厳しく、所持しているだけでも最大10年の禁固刑や約300万円の罰金が科せられる可能性がありますので、誘いにはきっぱりと「No, thank you.」と断り、その場からすぐに立ち去りましょう。
もし同行者が興味を示していても、強く引き離すようにしてください。

⑦ATMスキミング【銀行内ATMを利用】

街中のATMには、スキミング装置が取り付けられている可能性があります。
ATMを利用する際は、カード挿入口に不自然なカバーが付いていないか、キーパッドがグラグラしないかなどを確認しましょう。
PINコード(暗証番号)を入力する際は、必ずもう一方の手でキーパッドを隠すようにしてください。
夜間にATMを利用する際は、屋外のATMではなく、ショッピングモールや銀行の建物内にあるATMを利用することをおすすめします。
海外旅行中は、普段利用している銀行のアプリで、口座からの引き出し通知をオンにしておくことで、万が一不正な引き出しがあった場合にすぐに検知して対応できます。

タクシー・配車アプリの危険を避けるテクニック

タイ運輸局の統計によると、2024年10月から2025年4月にかけて、路上タクシーに関する摘発件数は3,960件に上ります。
これは、料金の不当請求や乗車拒否などが含まれており、路上で流しのタクシーを捕まえることには一定のリスクがあることを示しています。

最も安全でおすすめなのは、GrabやBoltなどの配車アプリを利用することです。
これらのアプリは乗車前に料金が確定し、ドライバーの顔写真や評価も確認できます。
評価が星4.7以上のドライバーを選ぶと、より安心して利用できるでしょう。
スワンナプーム国際空港やドンムアン国際空港から市内へ移動する際は、GrabPremium(グラブ・プレミアム)の利用も検討してみてください。
高速料金が含まれており、より質の高い車両とドライバーを提供してくれるので、初めてのバンコクでも安心して利用できます。

交通機関別“安全スコア”と上手な利用方法

バンコクの交通機関は多岐にわたりますが、それぞれに安全面での特徴があります。
高架鉄道BTS/地下鉄MRT(メトロ)は、最も安全な交通機関です。
改札には常駐警備員が配置され、駅構内や車内には監視カメラ網が張り巡らされています。
また、切符を通すゲートが狭いため、スリが入り込む余地が少なく、安心して利用できます。

Grabなどの配車アプリは、乗車前にルートを確認し、スクリーンショットを同行者や友人・家族と共有しておくことで、さらに安全性を高めることができます。

路線バスは料金が安く庶民の足ですが、エアコンがないバスも多く、混雑時はスリの標的になりやすいので注意が必要です。
混雑時には前扉付近で荷物をしっかりと死守しましょう。

チャオプラヤーボートは、チャオプラヤー川を移動するのに便利で、風光明媚な景色も楽しめます。
ただし、船着き場とボートの間には段差がある場所もあるため、転落防止のためにも足元に注意し、夜間はライトで照らすなどして確認しましょう。

モトサイ(バイクタクシー)は、渋滞の多いバンコクで移動には便利ですが、運転が荒いドライバーも多く、事故のリスクがあります。
必ずヘルメットを着用し、長距離の移動には利用せず、最長でも2km程度の近距離移動に留めるのが賢明です。

旅行タイプ別の安全対策と注意点

旅行者によって、特に注意すべき点や対策は異なります。

女性向け:夜間も安心して過ごすためのコツ

女性の一人歩きは、どの国でもリスクを伴います。
特に夜間は、人通りの少ない場所や裏道は避けるようにしましょう。
バーやレストランで遅くなった場合は、店内でGrabを呼び、ホテルの前まで直接送ってもらうのが最も安全です。
タイは比較的開放的な国ですが、寺院を訪れる際は肌の露出を控える必要があります。
また、夜のバーやクラブに行く際も過度な肌見せは避ける方が不要なトラブルに巻き込まれるリスクを減らせます。
薄手のカーディガンやストールなどを持ち歩くと、様々な場面に対応可能です。
急に生理になってしまった場合でも、バンコク市内の主要なドラッグストア「Boots(ブーツ)」は24時間営業している店舗も多く、安心して生理用品を購入できます。

子連れ向け:移動・授乳・熱中症対策をラクにする方法

バンコクの大型ショッピングモールには、快適な授乳室が完備されている場所が多くあります。
ICONSIAM(アイコンサイアム)やTerminal21(ターミナル21)など、主要なモールには授乳室が設置されており、ママや赤ちゃんに優しい環境が整っています。
ベビーカーでの移動は、BTSの階段がネックになることがありますので、BTSのウェブサイトやアプリでエレベーターの位置図を確認しておくとスムーズな移動が可能です。
タイの気候は年間を通して高温多湿です。
子どもは特に熱中症になりやすいので、こまめな水分補給が欠かせません。
キッズ用の経口補水液(OS-1など)を常備し、SPF50+以上の強力な日焼け止めで紫外線対策を徹底しましょう。

シニア向け:つまずき防止と医療サポートのポイント

バンコクの歩道は整備が行き届いていない場所も多く、突然の段差や穴、障害物などでつまずきやすいです。
特に夜間や人混みの中では注意が必要です。
事前に歩道の写真などで段差のイメージを把握し、足元に十分注意して歩きましょう。
BTSの車内には優先席が設けられています。
また、困ったことがあれば、駅のスタッフに声をかけたり、駅構内や車両にある緊急連絡用のボタンを利用しましょう。
持病をお持ちの方は、万が一の際に備え、英文の診断書と服用している薬のリストを携帯することをおすすめします。
これにより、現地で医療機関を受診する際にスムーズな対応ができます。

夜景・屋台を120%満喫するための安全対策

バンコクの夜を彩るルーフトップバーや活気あふれる屋台街は旅の醍醐味ですが、ここでもいくつかの安全対策が必要です。
多くのルーフトップバーにはドレスコードがありますので、事前に確認してください。
また、高所からのスマートフォンの落下防止のため、ストラップを装着するなど対策をとりましょう。
BTSの終電は23時30分頃、MRTは23時40分頃です。
乗り換えを考慮し、早めに移動を開始することをおすすめします。
特に週末は混雑することもあるので、時間に余裕を持ちましょう。

ICONSIAM(アイコンサイアム)からの帰路はシャトルボートが便利ですが、閉館間際は非常に混雑するので、21時30分以前にシャトルボートを利用すると、比較的スムーズかつ安全に移動できます。
バンコクの屋台グルメは魅力的ですが、衛生面には注意が必要です。
注文を受けてからその場で加熱調理してくれる屋台を選ぶと、より安心して食事ができます。

健康・衛生リスクと対策【PM2.5・熱中症】

【画像】

バンコク滞在中に健康面で注意すべきは、PM2.5と熱中症です。
バンコクでは、特に1月から2月にかけてPM2.5の濃度が高くなる傾向があります。
大気質指標(AQI)が150を超える場合は健康への影響が懸念されますので、顔にしっかりと密着しウイルスやPM2.5などの微粒子が体内に入るのを防ぐことができるN95マスクなどを携帯し、必要に応じて着用することをおすすめします。
タイは一年中暑く、体感温度が40℃を超えることも珍しくありません。
こまめな水分補給はもちろんのこと、汗で失われた電解質を補給できるスポーツドリンクや経口補水液を常に持ち歩き、意識的に摂取しましょう。
ただし、水道水は飲まず、必ずペットボトルのミネラルウォーターを購入してください。
屋台などで提供される氷は、衛生状態が不明な場合があるので、避けるのが賢明です。
製氷業者のロゴが入った透明な氷は比較的安全とされていますが、万が一、体調を崩してしまった場合でも、バンコクには日本語が通じる病院がいくつかあります。
サミティヴェート病院、バムルンラード病院、BNH病院などは24時間救急対応しており、安心して受診できます。

トラブル時の連絡先&日本語対応窓口

万が一のトラブルに備え、以下の連絡先を控えておきましょう。

観光警察(Tourist Police)の電話番号は1155で、24時間英語で対応してくれます。
トラブルに巻き込まれたら、まずここに連絡しましょう。
パスポートの紛失や盗難など、より重大なトラブルに遭った場合は、在タイ日本大使館(電話:02-207-8500)に連絡してください。
緊急時には、同日に臨時旅券を発行してくれる場合もあります。

クレジットカードを紛失したり盗難に遭ったりした場合は、すぐに利用停止手続きを行う必要がありますので、各カード会社の国際ホットラインに連絡しましょう。
海外旅行保険に加入している場合は、契約している保険会社の24時間対応連絡先に電話し、指示を仰ぎましょう。

まとめ:安全にバンコクを楽しもう

バンコクは、魅力あふれる素晴らしい都市です。
ご紹介したように、外務省の危険情報もレベル0であり、基本的な注意を払えばほとんどの場所で安全に観光を楽しむことができます。

しかし、海外である以上、日本と同じような感覚で行動していると思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性もゼロではありません。
この記事でご紹介した危険なエリアや時間帯、そして遭遇しやすいトラブルとその回避策をしっかりと頭に入れ、常に警戒心を持って行動することが大切です。

配車アプリの活用や人混みでの貴重品管理、そして体調管理など、ちょっとした心がけでバンコクでの滞在をより安全で快適なものにすることができます。このガイドが、あなたのバンコク旅行をより楽しく、そして忘れられない思い出にするための一助となれば幸いです。
安全対策を万全にして、微笑みの国タイの首都バンコクを心ゆくまで満喫してください。

記事上で

• バンコクの治安は外務省の危険情報がレベル0で概ね安全!【最新統計】
• ここは避けたい!危険エリア&時間帯早見表
• 客引きは無視&口コミ4以上のバーを選べば夜遊びは安全!
• 混雑したマーケットでスリ被害を防ぐ方法
• 旅行者も安心して泊まれる“治安良好エリア”
• 旅行者が遭遇しやすいトラブルトップ7と回避術
• ①スリ・置き引き【BTS(スカイトレイン)構内&カフェに注意】
• ②バイクによるひったくり【歩道でも油断禁物】
• ③タクシーぼったくり【メーターを拒否されたらすぐ降りる】
• ④“日本円見せて”詐欺【財布提示は絶対NG】
• ⑤宝石店・仕立て屋の詐欺【“政府公認”を鵜呑みにしない】
• ⑥ドラッグ勧誘【路上シーシャと笑気は違法】
• ⑦ATMスキミング【銀行内ATMを利用】
• タクシー・配車アプリの危険を避けるテクニック
• 交通機関別“安全スコア”と上手な利用方法
• 旅行タイプ別の安全対策と注意点
• 女性向け:夜間も安心して過ごすためのコツ
• 子連れ向け:移動・授乳・熱中症対策をラクにする方法
• シニア向け:つまずき防止と医療サポートのポイント
• 夜景・屋台を120%満喫するための安全対策
• 健康・衛生リスクと対策【PM2.5・熱中症】
• トラブル時の連絡先&日本語対応窓口
• まとめ:安全にバンコクを楽しもう
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