北村韓屋村(読み方:プクチョンハノクマウル/Bukchon Hanok Village)は、「韓屋」と言われる伝統家屋が現存するエリア。石畳の路地や曲線の美しい瓦屋根、昔ながらの町並みは、まるでタイムスリップしたかのような風景を演出することで人気の観光スポットです。
景福宮、昌徳宮、仁寺洞という三大世界遺産に囲まれた立地にあり、歴史と文化が息づく場所。
特にフォトスポットとして知られる「北村八景」や、韓国の伝統衣装「韓服」をレンタルをしての街歩き、韓屋を使ったカフェでのひと休み、伝統工芸のワークショップなどが魅力です。
ただし、北村では住民の生活環境保護のため、17:00~翌10:00の時間帯に一部エリア(特別管理地域)への観光客の立ち入りが禁止されています。違反すると10万ウォンの過料が科されるため、訪問時間には十分注意しましょう。
そのほか、団体での訪問時は必ずガイドを同伴することや、断りなく敷地内に入る(敷地は個人の住宅です)、無断撮影、ゴミのポイ捨て、騒音などの迷惑行為の禁止など、訪問時の注意事項があるので、訪問前に必ずチェックしておきましょう。
訪問制限時間
訪問制限時間(特別管理地域(レッドゾーン)訪問禁止):17:00~翌日10:00
制限内容:制限時間内に制限区域の観光客訪問禁止(過料10万ウォン)
制限区域:北村路11ギル一帯約34,000㎡
公式サイト:https://hanok.seoul.go.kr/
※訪問禁止の時間や地域、注意事項は公式サイトで最新情報をご確認ください。
※北村韓屋村訪問時は次のことにご注意ください※
・決められた訪問可能時間帯厳守しましょう
・団体での訪問時は必ずガイドを同伴が必要です
・断りなく住宅などの敷地内に入る、許可のない無断撮影、ごみのポイ捨て、騒音などの迷惑行為禁止です
・観光バスの違法駐車禁止です
北村韓屋村の見どころといえば、エリア内に点在する「北村八景(プクチョンパルギョン)」。これは、韓屋とソウルの現代的な景色が融合する8つの絶景ポイントを指します。それぞれ異なる角度から伝統家屋、山々、そして都市の街並みを楽しむことができ、フォトスポットとしても大人気です。
『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』や『Eye Love You』など、ドラマや映画のロケ地としても知られ、特に「五景」「六景」は、北村を象徴する風景として多くの観光客が訪れる場所になっています。
<北村八景一覧>
北村韓屋村では、歴史や文化を体感できるユニークな体験が充実しています。韓服(チマチョゴリ)を着て町歩きを楽しむもよし、韓屋を改装したカフェでひと休みするもよし。ここでしかできない“北村らしい”体験を通して、旅の思い出がぐっと深まるはずです。
色とりどりの「韓服(チマチョゴリ)」を身にまとって、石畳の小道を歩けば、まるで時代劇の登場人物のよう。レンタルショップは安国駅や北村エリアに点在しており、ヘアセットや撮影プラン付きのプランもあります。
北村には、韓屋をリノベーションしたカフェやギャラリーが点在。伝統建築の中にモダンなアートが融合した空間は、感性を刺激する非日常体験に。静かにコーヒーを楽しむ時間も特別なひとときに。
街中には昔の韓国に想いを馳せながら過ごせる伝統茶屋もたくさんあります。五味子茶や柚子茶など、韓国ならではのお茶を韓屋の空間で楽しめるのが醍醐味。落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりとした時間を過ごせます。
韓紙工芸や書道、韓国の組み紐「メドゥプ」、キムチ作りなどの文化体験ができる施設もあります。短時間で体験できるものも多く、旅の思い出作りにおすすめ。親子旅行や女子旅にもぴったりです。
よりディープに北村を味わいたい方には、韓屋ゲストハウスやホテルへの宿泊がおすすめ。夜の静けさの中で、韓屋の温かみを感じながら眠るひとときは格別の時間となるはずです。
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北村エリアでは、韓屋の趣を活かしたユニークなカフェや、美味しいランチが楽しめるレストランが豊富。街歩きの合間に立ち寄ることで、風情ある空間とともに美食体験も満喫できますよ。
韓屋を改装した静かな伝統茶カフェ。四季折々の庭園を眺めながら、五味子茶や韓国伝統菓子を味わえます。落ち着いた空間で地元の雰囲気を感じられると、女性客に大人気。
北村韓屋村へは、地下鉄3号線「安国(アングク)駅」で下車し、2番出口を出て徒歩約10分。周囲には観光案内所もあり、日本語パンフレットや散策マップが手に入ります。
また、観光バスでの違法駐車は禁止されており、アクセスには公共交通機関が推奨されています。近隣の仁寺洞や景福宮とも近いため、併せての観光もおすすめです。
北村韓屋村は、ソウルの中心にありながら韓国の伝統を肌で感じられる、唯一無二のエリア。韓服レンタルやカフェ巡り、文化体験など、一日では足りないほどの魅力が詰まっています。
マナーを守って静かに楽しむことで、現地の人々との調和を保ちつつ、素敵な思い出が作れるはず。韓国初心者にもリピーターにも、自信を持っておすすめできる観光地です。
北村韓屋村(プクチョンハノクマウル)
住所:ソウル特別市チョンノ区キェドンギル37
入場料:無料
観覧許可時間:10:00 ~17:00
訪問制限時間(特別管理地域(レッドゾーン)訪問禁止):17:00~翌日10:00
制限内容:制限時間内に制限区域の観光客訪問禁止(過料10万ウォン)
制限区域:北村路11ギル一帯約34,000㎡
公式サイト:https://hanok.seoul.go.kr/
※訪問禁止の時間や地域、注意事項は公式サイトで最新情報をご確認ください。