シンガポール都市部の南側に位置するこの島は、「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」をはじめ、グルメスポットも豊富な「リゾート・ワールド・セントーサ(RWS)」など、子供から大人まで楽しめるアトラクションやアクティビティ施設が充実した人気のリゾートアイランドです。
シロソビーチ:
MRTのハーバーフロント駅からセントーサエクスプレス(モノレール)に乗り換え、最寄りのビーチ駅まで10分程度という好アクセスなビーチ。
ビーチ駅の西側に位置し、水上バイクやパラセーリングなどのアクティビティに加え、高台からビーチまでをロープで滑り降りるジップラインも大人気の活気あふれたスポットです。
パラワンビーチ:
ビーチ駅の東側に位置するこのビーチは、子ども用のプールなどもあり、家族連れに人気のある落ち着いた雰囲気が特徴的。
ビーチ正面の小さな島へ吊り橋で渡ると、そこにたたずむ展望台は赤道に最も近いアジア大陸最南端の絶景ポイントとして有名です。
タンジョンビーチ:
パラワンビーチの東隣に位置するこのビーチは、ビーチ駅からも少し離れているせいか、落ち着いた雰囲気で、カップルや時間を気にせずリラックスしたい人に向いています。
セントーサ島にある3つのビーチに共通して言えることは、砂浜やその周辺の清掃も行き届いてとてもクリーンなこと。沖縄・那覇のビーチのような海の透明度は期待できませんが、マリンアクティビティ、家族連れ、リラックスしたいなど、目的に合わせて利用すれば満足度も高いでしょう。
ダウンタウンとチャンギ国際空港の中間に位置する海岸沿いに伸びる全長約15km、面積は180ヘクタールにわたるこの公園は、サイクリング、バーベキュー、キャンプ、ウォータースポーツ、グルメなど、多彩な楽しみ方ができる魅力的なスポット。
マリーナ・ベイ駅からは、タクシー利用で約25分前後、MRTとバスの併用で40分前後が目安となります。
地元民にも愛されるこの公園は、都会の喧騒から解放され、穏やかな時間を満喫することができる自然に満ちあふれたエリアです。
他のビーチ同様に、海岸線は整備されていてとてもきれいですが、海水の透明度はそれほど高くありません。
シンガポール本島のマリーナ・サウス・ピアからフェリーでセントジョンズ島まで約30分の船旅を楽しみ、橋を渡ってアクセスできる無人島です。そのため、ビーチやその周辺は草木が自然生育している野生味さえ感じる貴重な体験が人気を呼んでいます。
商業施設がほとんどない静かで落ち着いた雰囲気の中で、都会の喧騒をエスケープしてみてはいかがでしょうか。
ビーチの砂浜自体は比較的白く、湾曲した遠浅の海水は透明度も高いです。シンガポールで美しい海を求めるなら、こちらがおすすめ。
ロッジやコテージ、国立の海洋研究所などがあるこの島は、前述のラザルス島に隣接する島で、マリーナ・サウス・ピアからフェリーで約30分程度。ビーチの規模は小さめですが、公共トイレなどの施設やレンタル自転車の利用が可能です。
島内には多くの猫が生息していて、訪れる人の癒やしにもなっているので、猫好きな人にはたまらないスポットです。
ビーチは、砂浜と大小の岩で覆われているので、歩行には少し注意が必要です。島を覆う木々の間を散策するのもよいでしょう。
マリーナ・サウス・ピアからフェリーを利用して約30分でダイレクトにアクセスが可能な、中国とマレーの両宗教の文化が共存しているラザルス島のすぐ東側にある小さな島。
「クス」は福建語で「亀」を意味し、伝説によれば、海で遭難した2人(中国人とマレー人)を巨大な亀が島に変身して救ったという神話に由来しているそうです。
宗教的な聖地という意味合いが強いこの島には、多くの信仰者がさまざまな祈願を目的として訪れています。
神々への祈願を終え、心満たされた気持ちで満喫する木々に覆われたビーチは、極上の癒やしを与えてくれるでしょう。
シンガポールのビーチは整備された都市型ビーチが多く、海水の透明度や自然の美しさは、沖縄・那覇のほうがきれいと言えます。シンガポールで最も美しいビーチを求めるなら、ラザルス島がおすすめです。
カヤック(シーカヤック)、ジェットスキー、パラセーリング、スキューバダイビングなどが有名で、セントーサ島でのSUP(スタンドアップパドルボード)や、周辺の島々で体験できるシュノーケリングも人気です。
アジア経済の中心地という印象が強いシンガポールですが、周囲の海やビーチでは、さまざまなマリンスポーツやアクティビティがとても充実していて、多くの観光客でにぎわっています。
主要なビーチは、清掃や整備が行き届いていて、気持ちの良い利用ができます。その楽しみ方は多様で、海水浴や日光浴はもちろんのこと、ビーチバレー、フットサルなどのスポーツ、ピクニック、BBQ(許可されたエリアで)も楽しめるのが特徴。
ただ、シンガポールの日差しは日本より格段に強いので、日焼け対策は必須です。十分な日焼け止めやサングラスなどの携行は忘れずに。また、ビーチがきれいな分、ゴミなどの管理もしっかり行うようにしましょう(係員や清掃スタッフのチェックは厳しいです)。
ヴィクトリア調の豪華な帆船「ロイヤル・アルバトロス」でセントーサ島沖を約2.5時間かけてクルーズする帆船体験がおすすめ。
美しい夕日を眺めながら、シンガポールの夜景も楽しめるクルーズは、ディナー付きで約260シンガポールドル(大人1名)で利用できます。
もっとリーズナブルにクルーズするには、シンガポール川を伝統的なバンボートでゆったり巡る「シンガポールリバークルーズ」がおすすめ。所要時間は約40分で、30シンガポールドル前後(大人1名)というリーズナブルさです。
ベストシーズン:シンガポールは赤道直下に位置しており、一年中高温多湿な熱帯気候ですが、一般的に乾季(3月〜9月頃)がおすすめ。この時期は、比較的晴れの日が多く、気持ちの良いマリンレジャーが満喫できます。
水温:年間を通して温暖(27〜30℃前後)で、海水浴には最適です。
注意点:遊泳禁止エリアの確認・日焼け対策(日焼け止め、帽子、サングラスなど)・熱中症対策(水分補給)・持ち物の管理など。ただ、ショッピングモールやMRTの車内などは冷房が強めなので、上着の用意があれば安心です。
セントーサ島では高級レストランからカジュアルな屋外ダイニングまで幅広く楽しめます。中でも、水族館『S.E.A.アクアリウム』内にある海中レストランでは、巨大水槽を眺めながらのフレンチや地中海料理は絶品。
その他にも、シロソビーチ沿いやリゾート・ワールド・セントーサ内にあるハンバーガーショップから東南アジアの屋台料理など、グルメな観光客の期待を裏切らないバラエティーに富んだお店の利用が可能です。
宿泊施設は、ファミリー向けからカップル向けまでさまざまなタイプがあり、宿泊者の用途や予算に合わせたチョイスが可能です。なかでも、『カペラ・シンガポール』(5つ星)や、『ビレッジホテルセントーサ』(4つ星)が人気。
また、外せない施設として、2011年にグランドオープンした『ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)』があります。2025年には新エリア『ミニオン・ランド』も加わり、多くの観光客が訪れています。
シーフードの名店が集まるエリアとしても有名で、地元の人々にも愛される海辺の公園には、老舗のシーフード店『ロング・ビーチ・シーフードレストラン』や、『ノー・サインボード・シーフード』が軒を連ねます。予算は、約30シンガポールドル〜とリーズナブルなので、観光客にも人気です。
比較的リーズナブルな価格帯で宿泊できるホテルとして『Hotel 81 Changi』や、『Venue Hotel』が人気で、清潔感漂う室内や、ローカルレストラン併設など、価格以上のホスピタリティが特徴。価格も約70シンガポールドル〜と、お財布にもやさしいホテルです。
また、シンガポールの映えスポット『マリーナベイ・サンズ』までは、タクシーで10〜20分程度、MRTを利用して30分程度(乗り換えを含む)と、アクセスも申し分ありません。
シンガポールは都市国家ながら、美しい海辺が豊富なことも魅力です。特に、セントーサ島はビーチやマリンアクティビティが楽しめる人気スポットで、家族連れやカップルに最適です。また、サンセットクルーズや、シーフード料理も楽しみの一つで、一度の旅行でさまざまな体験が可能な楽園をぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?