©︎Ramvespa/shutterstock
オーストラリアで最大規模の中華街といわれる、シドニーのチャイナタウン。市街地の中心にある「セントラル(Central)」駅から徒歩約5分、ライトレールと呼ばれる路面電車のL2・L3線の「チャイナタウン(China Town)」やL1線の「パディズ・マーケット(Paddy's Markets)」といった駅からもアクセスできる便利な立地にあり、旅行客から地元の人まで多くの人が訪れる人気エリアです。
観光で訪れる際の所要時間の目安は、1.5~3時間ほど。日中は飲茶やアジアンフードのランチが楽しめるほか、金曜日の夜にはナイトマーケットがオープンし、昼と夜で異なる雰囲気を味わえます。
人が賑わうエリアなので日中でもスリなどには要注意。ハンドバッグや財布、スマートフォンなど貴重品の管理には充分に気をつけてくださいね。また、チャイナタウン周辺は夜になると治安があまり良くないといわれていて、酔っぱらいも多くなるので、女性の1人行動は避け、なるべくグループで行動しましょう。
©︎Chris Ng/shutterstock
新鮮なシーフードが自慢の広東料理の老舗「Golden Century(ゴールデン・センチュリー)」が一度閉店し、新たに同じ経営陣が復活させた人気レストラン。
市内に何店舗か展開していますが、チャイナタウンにある「XOPP by ゴールデン・センチュリー」は、Darling Square(ダーリング・スクエア)という広場に建つ「The Exchange(ザ・エクスチェンジ)」ビル内にあります。
水槽の中のロブスターやカニ、あわび、牡蠣、魚といった魚介類を選び、XO醤炒めやガーリックバター、塩胡椒などの好みの調理法で用意してくれるスタイルが人気。飲茶のほか、炒飯や麺類のメニューも豊富です。
XOPP by Golden Century(ゴールデン・センチュリー)
住所:Level M, Shop 311, Darling Square Exchange, 1 Little Pier St, Haymarket NSW 2000
公式サイト:https://goldencentury.com.au/
©︎designium/shutterstock
「セントラル」駅にほど近いKensington Street(ケンジントン・ストリート)という細い路地にある屋台村、「スパイス・アリー(Spice Alley)」。
中国料理だけでなく、シンガポールやタイ、マレーシア、日本などのさまざまなアジア料理の屋台が軒を連ね、カジュアルに食事が楽しめます。フードコートのようなスタイルなので、同行者と好みが分かれたとしても、それぞれが好きなものを買って一緒に食べられるのも嬉しいポイント。食べ歩き感覚で、アジアのいろいろな料理を味わうのもいいですね。
スパイス・アリー(Spice Alley)
住所:18-20 Kensington Street, Chippendale NSW 2008
公式サイト:https://spicealley.com.au/
©︎Maryam Thasneem/shutterstock
オーストラリア内の主要都市シドニーやメルボルン、ブリスベンに支店を持つ、人気のマレーシア料理レストラン「ママック(Mamak)」。店名はインド系マレー料理の路上屋台に因んで名付けられており、伝統的な味をリーズナブルな価格帯で食べられるお店です。
特にロティと呼ばれる薄焼きパンは絶品と評判! 店頭でロティを作っている様子を見ることができるので、食欲がさらにそそられます。
ママック(Mamak)
住所:15 Goulburn Street, Haymarket NSW 2000
公式サイト:https://mamak.com.au/
©︎Mayura Pojanaporn/shutterstock
本格的なタイ料理をカジュアルに楽しめる人気レストラン「チャッタイ(Chat Thai)」。シドニー市内に数店舗展開されており、行列が絶えないと評判のチェーン店です。
チャイナタウンには、「セントラル」駅の北側にあるCambell Street(キャンベル・ストリート)に店舗を構えています。本場さながらの香辛料たっぷりのスパイシーな味付けから、辛いのが苦手な人にもぴったりなパッタイやカオマンガイなどのワンプレートまで幅広いメニューのラインナップが魅力です。
チャッタイ(Chat Thai)
住所:20 Campbell Street, Haymarket NSW 2000
公式サイト:https://www.chatthai.com.au
©︎Jina Ihm/shutterstock
広東料理の技法を継承しながら、伝統的な中国料理の8つの流派を融合させた料理を提供する「ザ・エイト・モダン・チャイニーズ・レストラン(The Eight Modern Chinese Restaurant)」。
シェアしながら食べられるアラカルト料理もありますが、特に人気なのが飲茶メニュー。焼売や蒸し餃子、春巻きなどの定番のものから、野菜炒めや肉料理、お粥やスイーツなど、バラエティ豊かな点心が楽しめます。
ザ・エイト・モダン・チャイニーズ・レストラン(The Eight Modern Chinese Restaurant)
住所:Level 3, Market City, 9-13 Hay Street, Haymarket NSW 2000
公式サイト:https://www.theeightrestaurant.com.au/
©︎ChameleonsEye/shutterstock
チャイナタウン地区でのお土産探しなら、レンガ造りの倉庫風なデザインが目を引く商業施設「マーケットシティ(Market City)」へ!
ここの1階にある「パディズ・マーケット(Paddy's Market)」は水曜日から日曜日までの10:00〜18:00に営業しており、生鮮食品が並ぶ市場のようなスーパーや手軽にテイクアウトができる飲食店の他、ファッション用品から土産品まで幅広いジャンルの屋台が100軒以上も展開されています。
特に雑貨やコスメはリーズナブルな価格と評判。チャイナタウンならではの漢方・中国茶の店では、日頃の疲れや体調を相談しながら購入するのも楽しそうです。中華アイテムだけでなく、アボリジニーの工芸品や、コアラやカンガルーのアクセサリーなどオーストラリアならではのお土産もたくさん揃います。
パディズ・マーケット(Paddy's Market)
住所:Level 1, Market City, 9-13 Hay Street, Haymarket NSW 2000
公式サイト:https://www.paddysmarkets.com.au
©︎Elias Bitar/shutterstock
チャイナタウンのメインストリートにあたるディクソン・ストリート(Dixon Street)周辺では、毎週金曜日16:00〜22:00にナイトマーケットを開催。通りの両端にアジア料理全般の多様なお店の屋台が並び、美味しそうな香りを漂わせます。
日本のたこ焼きの屋台も見つけられるかもしれません。屋台飯なのでいろいろな料理を少しずつ試しながら、食べ歩きできるのが嬉しいですね。
グルメだけでなくアクセサリーや雑貨、バッグなどのファッション小物を扱う屋台も。ちょっとしたお土産を探すスポットとしてもチェックしておいてください。
©︎BkBook/shutterstock
夜のチャイナタウンでは、インスタ映えスポットも必見です! ディクソン・ストリートを少し逸れたキンバー・レーン(Kimber Lane)という細い路地では、ジェイソン・ウィングJason Wingというアーティストが2013年に完成させたインスタレーション「In Between Two Worlds」を見つけることができます。
頭上に設置された雲と妖精のような人形が夜になると青い光で路地を照らし、幻想的な雰囲気に。チャイナタウンの雑多なムードとは、また違う趣が漂います。
©︎Tooykrub/shutterstock
チャイナタウンで購入したい、お土産にぴったりなアイテムを整理しておきましょう。月餅やドライフルーツなどのスイーツは、みんなに配れるお土産として重宝しそう。ウーロン茶や紹興酒など、本格的な中国製品もチェックしておきたいところです。
おしゃれな中華茶器や幸運を招いてくれそうな風水グッズは、自分へのお土産にもぴったり。スーパーマーケットでは、日本ではあまり見かけないようなエスニックな調味料も見つかるはずですよ。
シドニー・チャイナタウンは“夜市×食×ローカル文化”が魅力!
©︎ArliftAtoz2205/shutterstock
アジア料理のグルメはもちろん、地元の生活が垣間見えるようなローカルな雰囲気が魅力的な、シドニーのチャイナタウン。1人旅でも気軽に立ち寄れる飲食店も多く、家族旅行やカップル、友達同士など全ての層が楽しめるスポットです。
シドニーにいながらにして、少し懐かしいムードが漂うチャイナタウンで、“地元の日常”を感じてみてください!