オーストラリアのスキーシーズンは、6月から10月。「日本の夏にスキーが楽しめる」となれば、一年中ウィンタースポーツを楽しみたい人が、この国に押し寄せるのも無理はありません。
日本のようなサラサラのパウダースノーと違い、湿り気のある雪質が特徴。特に午後はシャーベット状に変わるため、滑走時間は午前中がベストです。降雪量は少なめですが、広大なゲレンデと独特の自然環境が魅力。
ユーカリの木々に囲まれた白銀の世界は、まさに非日常的! 初心者から上級者まで楽しめるスキーリゾートも多く、北半球とは一味違ったスキー体験ができますよ。
メインのスキーエリアは、ニューサウスウェールズ州とビクトリア州の山岳地帯に集中。シドニーやメルボルンからのアクセスが抜群です。
スレドボは、ニューサウスウェールズ州スノーウィー・マウンテンズに位置する人気のスキーリゾート。シドニーやメルボルンから車で約5時間半とアクセスしやすく、「オーストラリアで最も長いゲレンデ」を誇ります。
標高2,037メートルの最高地点からは、空を滑るような爽快感が味わえること間違いなし!上級者向けのスリリングなコースから、初心者向けのエリアまで幅広く整備され、誰でも楽しめる環境が整っています。
特に「サンライズ・セッション」では、早朝の静かなゲレンデを満喫できるのでおすすめ。滑走後はカフェやレストランでホッと一息、夜は「アルパイン・バー」で余韻に浸るのも良いですね。また「アダプティブ・スノースポーツ・ガイド」を利用すれば、支援が必要な方でも安心してスノースポーツを楽しむことができます。スレドボなら、誰もが自分に合った楽しみ方で特別なスノー体験ができるはずです。
【Snow Tips】
スレドボ公式サイト:https://www.thredbo.com.au/
ペリッシャーは、スノーウィー・マウンテンズにある「南半球最大のスキーリゾート」。スレドボと同様、シドニーから車で約5時間半。4つのメインエリア(ペリッシャー・ブルー、スノーウィー・グース、ポーラーズ、マウカ)が連結されており、広大なゲレンデを一日中楽しめます。
多様なコースと設備が魅力で、初心者からプロまで対応可能。ナイター設備も充実しているので、夜のスキーも楽しめちゃいます。
宿泊施設は、山上に位置する「マリッツ・ホテル」や「ザ・マン・フロム・スノーウィー・リバー・ホテル」などがあり、混雑を避けた滞在が可能。また近隣の街「ジンダバイン」に泊まり、昔ながらのカントリー・パブでローカル気分を味わうのも乙ですね。
【Snow Tips】
ペリッシャー公式サイト:https://www.perisher.com.au/
マウント・ブラー(Mount Buller)は、ビクトリア州に位置し、メルボルンから車で約3時間半。アクセスの良さが魅力で、「週末スキーにぴったりのリゾート」です。80kmのコースとビクトリア州最大のリフト網を誇り、初心者から上級者まで満喫できます。
ここではオーストラリア代表の、冬季オリンピック選手が多数トレーニングしており、競技イベントでその活躍を観ることも可能です。
ふもとの町には飲食店が並び、スキー後のひとときを楽しむのに最適。家族連れやグループにも人気で、レンタル用品も充実。スキー未経験者も、手ぶらで安心して挑戦できるはず。
【Snow Tips】
マウント・ブラー公式サイト:https://www.mtbuller.com.au/
ビクトリア州のアルパイン国立公園内、メルボルンから車で5時間の距離にあるホーサム山(Mount Hotham)。ここは上級者向けのスキーエリアとして知られ、急な斜面のコースが豊富に揃っています。スリル満点の滑走を楽しめる一方、初心者専用エリアも完備されており、初めての方にも安心です。
宿泊施設はゲレンデ直結でアクセス抜群。夜は近郊のアルパインビレッジ「ディナー・プレーン」まで足をのばし、バー巡りを満喫しても良いですね。 さらに特別な体験として、「ハスキー犬ぞりツアー」に参加するのはいかがでしょう?手付かずの雪山「バックカントリー・トレイル」を滑走することで、整備されたコースとは一味違った冒険を体験できるはずです。
【Snow Tips】
ホーサム山公式サイト:https://www.mthotham.com.au/
ビクトリア州のアルパイン国立公園にあるフォールズ・クリーク(Falls Creek)。メルボルンから車で5時間の距離にある、ビクトリア州最大のスキーリゾートです。家族向けのスキー・スクールや、子供専用のゲレンデも完備しており、大人から子供まで楽しめます。
さらに全長64キロメートルのクロスカントリーコースが整備されており、雪山の美しい景色を楽しみながら、リラックスしたスノーアクティビティを楽しみたい方にも最適。
特徴的なのは「スキーイン・スキーアウト」システム。歩行者専用のスキー村なので、宿泊施設やレストラン、アクティビティがすべてゲレンデのすぐ近くに位置しています。朝起きたらそのままスキーを履いて、ゲレンデへ直行!スキー後は「エルク」や「アストラ・ロッジ」で、美味しいグルメや極上スパを堪能。遊び、食事、リラクゼーション…まさに至れり尽くせりの贅沢な体験が待っています。
さらに、オーストラリアのオリンピック選手スティーブ・リー氏による「白馬バックカントリーツアー」に参加してみてください。新雪と絶景を楽しみながら、普段のスキーでは味わえない特別な体験を堪能できますよ。
【Snow Tips】
フォールズ・クリーク公式サイト:https://www.fallscreek.com.au/
オーストラリアのスキー場は、日本とはちょっと違う注意点がいくつかあります:
オーストラリアのスキー場は、日本とは異なる魅力であふれています。サラサラのパウダースノーではなく、やや湿り気のある雪質ですが、広大なゲレンデやユニークなロケーションの中で南半球ならではの特別なスキー体験が楽しめます。
オーストラリア最長のゲレンデを誇る「スレドボ」や、南半球最大のスキーリゾート「ペリッシャー」。週末スキーに最適な「マウント・ブラー」、上級者向けでスリル満点な「ホーサム山」、そして家族連れに人気の「フォールズ・クリーク」など... 個性的なスキー場が勢揃い。
南半球ならではの冬を満喫しながら、オーストラリアの壮大な自然に囲まれたスキー体験をぜひお楽しみください!