バンコクの中心部に位置する王宮(グランド・パレス)は、タイ王国を象徴する歴史的建造物の一つです。1782年、チャクリー王朝を開いた初代国王ラーマ1世によって、王の居城として建設されました。
その敷地面積はおよそ21万8,000平方メートルと広大で、城壁に囲まれた中には王族の居住空間だけでなく、儀式に用いられる宮殿や博物館、さらにタイ仏教の最高聖地とも称される「ワット・プラケオ(エメラルド寺院)」が併設されています。
現在、グランド・パレスは王族の居住地としては使用されていませんが、王室の重要な儀式や国家的な行事が行われる場として、今もなお格式高い存在として多くの人々に親しまれています。
バンコク王宮を訪れる際は、入場料や営業時間を事前に確認しておくと安心です。外国人観光客の入場料は500バーツ(約2,200円)で、チケットは王宮正面入り口近くのチケット売り場で購入できます。なお、タイ国民は無料で入場可能です。
週末や観光シーズンは混雑するため、オンラインでの事前購入がおすすめ。クレジットカード決済にも対応しており、当日は並ばずにスムーズに入場できます。快適に観光をするためにも、計画的な準備を心がけましょう。
営業時間は毎日8:30〜15:30。ただし、王室関連の行事や国家的な式典が行われる日は、一般の入場が制限される場合があります。そのため、旅行前に公式サイトや現地の旅行会社などで最新情報を確認しておくとよいでしょう。
バンコク王宮は仏教における「聖地」とされているため、露出の多い服装では入場できません。
肩が出るタンクトップ、膝上のズボンやスカート、ダメージジーンズ、体のラインが強調される服もNGです。服装に不安がある場合は、入口付近でシャツやパンツをレンタル(100〜200バーツ/約440〜880円)できるのでご検討ください。
また、王宮内では飲食が禁止されているため、暑い時期は入場前にしっかりと水分補給を。熱中症対策を忘れずに準備しましょう。さらに、混雑時はスリにも注意が必要です。貴重品の管理には十分気を付けてください。
バンコク王宮は、荘厳な建造物が集まっているため、見どころを一通り回るには約1〜2時間を目安にするとよいでしょう。
以下に、代表的なスポットを紹介します。
エメラルド仏寺院は、王宮内で最も神聖な場所とされる仏教寺院で、タイの守護仏「エメラルド仏」が安置されています。
ただし、寺院内には一部撮影禁止エリアがあるため、拝観の際は注意が必要です。
境内には、金色に輝く仏塔(チェディ)や、タイの叙事詩『ラーマキエン』を描いた壁画など、見どころ満載。
壁画は全体で数百メートルに及び、物語の世界を歩きながら体験できるのが魅力です。
チャクリー・マハー・プラサート宮殿は、1882年に完成した宮殿で、タイ伝統の屋根と西洋建築が融合した独特な外観が特徴。外観だけでも十分なインパクトがあります。
バンコク市内から王宮へ行くなら、渋滞を避けられる鉄道やボートの利用が便利です。おすすめの行き方は以下の2つ。
①MRT(地下鉄)を使う方法
バンコク市内から王宮へ向かうには、地下鉄MRTブルーラインの利用が便利です。目的の駅は「サナームチャイ駅」で、駅から王宮までは徒歩で約10〜15分ほど。地下鉄は渋滞の影響を受けないため、スムーズに移動できます。
所要時間:30〜45分/料金:約20〜45バーツ(約50〜150円)
②BTS+ボートを使う方法
BTS(スカイトレイン)で「サパーンタクシン駅」へ。近くのサトーン船着場からチャオプラヤー・エクスプレスボートに乗り、ターティアン船着場で下船後、徒歩約5分で王宮にアクセスできます。
オレンジ色の旗が目印の船は運賃が安く、観光客にも人気です。なお、乗船時は現金(特に小銭)を用意しておくとスムーズに乗り降りできます。
所要時間:30〜45分/料金:約32〜63バーツ(約140〜270円)
一方で、タクシーの利用はあまりおすすめできません。バンコク中心部は交通渋滞が非常に多く、移動にかかる時間が予定より大幅に延びてしまうことがあります。
また、運賃トラブルや英語が通じにくいドライバーにあたることもあるため、鉄道やボートなどの公共交通機関を利用する方が安心かつスムーズです。
タイの歴史と文化を体感できるバンコク王宮は、一度は訪れたいバンコク屈指の観光スポットです。服装やチケット、アクセス方法などを事前に把握しておくことで、現地でのトラブルを避け、より充実した観光が楽しめるでしょう。
特に、公共交通機関を使った移動や、マナーを守った服装選びが快適に観光するコツです。
本記事でご紹介したポイントを参考に、バンコク王宮での楽しい時間を満喫してくださいね。






