アユタヤは、タイの首都バンコクから約80kmに位置する世界遺産の街です。
1350年から1767年にかけての417年間、タイの中心となるアユタヤ王朝の都として栄えた都市。未だにその古代の離宮や涅槃像など、かつての発展した都の名残が遺跡として遺されています。特徴的なのは、ヨーロッパや東アジアとの貿易がさかんに行われていた都市であること。西洋と東洋の文化が融合した仏教寺院や、外国人が居留していた跡などが存在します。
バンコクから日帰り旅行で悠久な遺跡や文化の名残を堪能できるとあって、タイの歴史や文化を肌で感じることができるので、タイでは特に人気の観光地になっています。
早速、バンコクからアユタヤまでの主な行き方をチェックしていきましょう。大きく、電車、ミニバス(ロットゥー)、タクシー、ツアー利用4つの方法がありますよ! それぞれの詳しい利用方法からメリットとデメリットについてご紹介していきます。
まずは電車でのアクセスから。
出発駅:クルンテープ・アピワット中央駅(旧バンスー駅)
所要時間:約50分~2時間(列車によって変動)
料金:20バーツ(約88円)~204バーツ(約893円)
時刻表:始発6時台~最終23時台まで運行
クルンテープ・アピワット中央駅は、東南アジア最大級のターミナル駅と称される駅で、バンコクの交通の要といっても過言ではありません。地下鉄のMRTバンスー駅に直結しており、何かと便利。そんなクルンテープ・アピワット中央駅からアユタヤ駅に行くために乗る路線は、北線と東北線の2種類があります。
所要時間と料金は、電車の種類によって変わってきます。超特急は最短約50分で204バーツ(約893円)、快速では最短約1時間20分で、20バーツ(約88円)、特急では約1時間で20バーツ(約88円)です。
メリット:運賃が安く、所要時間も1~2時間と早く、本数も多いのがメリット。始発は6時台から、最終は23時台まであるので一日中、観光を楽しんで、夜にバンコクのホテルに返ってくるといったことも可能ですよ。
デメリット:電車は遅延が生じる場合がある点はデメリットといえそうです。また最寄りのアユタヤ駅から観光地までは距離があるため、トゥクトゥク(三輪タクシー)やレンタサイクルを利用する必要があるのが難点かもしれません。もちろん、景色や乗り物自体を楽しむのも観光の一種ととらえれば楽しい時間になりますよ。
続いては、ロットゥーと呼ばれるタイのミニバスでのアクセス方法です。
乗車場所:モーチット・ニューバン・ターミナル、チャトゥチャック ミニバスステーションなど
所要時間:約1時間~1時間30分
料金:約60バーツ(約180円)
ロットゥーは、いわゆるミニバンの乗り合いサービス。タイの都市と都市を移動する手段として親しまれています。バンコクでの乗車場所は、アユタヤ行きのロットゥーが出ているモーチット・ニューバン・ターミナル、チャトゥチャック ミニバスステーションなどのバスターミナルです。バスターミナルのカウンターでチケットを購入して乗り込みます。
所要時間は約1時間~1時間30分で、電車と同程度。料金は約60バーツ(約180円)なので、電車の最低価格と比べると少し高くなります。8~12人ほど乗車したら出発する形です。
メリット:ロットゥーは1時間おきなど運行頻度が高く、待ち時間が少ないのが魅力です。タイのロットゥーを体験できるほか、乗り合いのちょっとしたドキドキ・ワクワク感も味わえますよ。
デメリット:乗り合いなので荷物スペースが限られていることもあり、大きな荷物を持っている場合は要注意。また定刻を守るというよりも、定員が埋まったら出発する場合が多いため、乗り遅れないために早めに行動するのもおすすめです。車酔いしやすい人は、酔い止めなど対策を用意しておくのもおすすめです。
続いてはタクシーでのアクセスです。
所要時間:約1時間~1時間30分(交通状況による)
料金:約1,000バーツ(約4,380円)~1,500バーツ(約6,570円)
タイでは街中を走っているタクシーを利用する方法とチャータータクシーを利用する方法があります。所要時間は、交通状況によりますが、約1時間~1時間30分程度。また値段の相場は約1,000バーツ(約4,380円)です。
メリット:駅やホテルなどへアクセスしなくてよく、ドア・ツー・ドアで快適に利用できます。バンコクのホテルの目の前でタクシーをつかまえて、アユタヤまで直行なんてこともできます。また、バンコク-アユタヤの往復だけでなく、合わせてタクシーでアユタヤの観光地巡りをすることもできますよ。
デメリット:デメリットは、他のアクセス方法と比べて料金が高い点。長距離のためメーター利用を断られる場合もあり、到着したら驚くほどの高額を提示されることもあるので、要注意。事前に必ず値段の確認や交渉をしておき、トラブルを予防しましょう。
またアユタヤ周辺はタクシーが少ないため、復路は他の方法を利用する必要があるかもしれません。その点は念頭に置いておきたいですね。
4つ目は、ツアーを利用する方法です。
所要時間:半日~1日(ツアー内容による)
料金:約1,700バーツ(約7,444円)~
現地のバンコク発のアユタヤ観光ツアーに参加します。移動だけでなく観光もセットになっているのが特徴です。ツアーによって半日や、1日など時間を選べますよ。料金はツアーによって異なりますが、約1,700バーツ(約7,444円)からと考えると良いでしょう。
メリット:ツアーは、移動・観光がセットになっているので効率的! また盗難やトラブル、値段交渉といったリスクや手間を省けます。また有名観光地を網羅して巡ることも多いので、初めてタイ旅行に訪れた方や、効率よく観光したい方に最適です。
デメリット:ツアーは内容によっては行動の自由度が少なく、行程外の行きたいスポットなどを巡ることができないので、その点は押さえておきましょう。
バンコクからアユタヤまでアクセスしたなら、ぜひ観光をたっぷり楽しみましょう。そこでアユタヤ観光のポイントをご紹介します。
アユタヤといえば、世界遺産とあって、構成遺産が各所にあるので、一つ一つ巡りたいものです。しかし遺産間は徒歩でめぐるには厳しいほど離れているので、ツアーやタクシーで観光地巡りをしない場合は、レンタサイクル(約50バーツ)やトゥクトゥクを利用して移動するのがおすすめです。
アユタヤ周辺は自転車移動の人が多く、あちこちにレンタサイクルショップがあるんですよ。手軽にレンタルできるのでぜひ活用してみましょう。また、三輪タクシーのトゥクトゥクは、アユタヤ観光巡りの定番乗り物。どちらもスムーズに移動できるとともに、現地の空気を肌で感じながら観光ができるのがおすすめポイントです!
アユタヤは年間を通じて気温が高く、12月~2月にも最高気温は32~35度、最低気温は22~23度程度。日差しも強いので、暑さ対策として帽子や日傘、サングラス、水分・塩分補給を忘れずに!
またタイでは蚊が媒介して発症する感染症などの疾患があり、特に蚊が多い雨季(6月から10月)に流行します。感染を防ぐには、長袖シャツや長ズボンなどで肌を露出させないことや、虫よけスプレーを利用することがおすすめです。
そして観光地では、観光中の外国人をねらったスリやひったくりも多く発生するので、防犯対策も意識しましょう。例えば、リュックサックや背中の位置に袋部分が回るボディバッグなどは、静かにチャックを開けられたら簡単にすられてしまいます。ボディバッグは胸元に寄せる、服の下に隠して持ち歩く、セキュリティポーチに現金を入れて持ち歩くなどの方法で徹底的に対策しましょう。
タイの首都バンコクから壮大な遺跡が残る古都、アユタヤへのアクセス方法をご紹介しました。
電車・ミニバス・タクシー・ツアーどれもメリットとデメリットがあるので、ぜひご自身にとって最適なものを選んで、楽しく充実したアユタヤの旅を楽しみましょう。






