ブックホテルとは、宿泊施設内に豊富な書籍を取り揃え、宿泊者が自由に読書を楽しめるホテルのことです。
館内には図書館のような本棚やラウンジが設けられ、客室にも選書された本が用意されています。文学作品や作家をモチーフにした部屋、カフェやバーと本の融合など、ライフスタイル提案型の施設も多く、読書好きにはたまらない空間です。
一人旅やワーケーション、長期滞在にも適しており、自分だけの時間を静かに過ごしたい方におすすめです。また、読書を通じて新たな発見や出会いがあるのも魅力の一つです。
東京・池袋にある「Book and Bed Tokyo 新宿」は、"泊まれる本屋"をコンセプトににオープンしたブックホテル。館内の宿泊スペースは本棚の中にベッドが組み込まれたユニークな構造で、寝転びながら本を楽しむという読書好きの夢を叶えてくれます。
価格帯は一泊4,000円台〜とリーズナブルで、カジュアルな滞在にぴったり。英語の本や写真集も多く、外国人旅行者にも人気のスポットです。日常から少し離れて、本の世界にどっぷり浸れる宿です。
東京・渋谷の中心部にある「BookTeaBed 渋谷」は、本とカフェをテーマにしたブックホテル。館内には、ラオスのコーヒー豆を使用したこだわりのスペシャルティコーヒーなどを提供する「チムニーコーヒー」併設しており、ミニマルで落ち着いたインテリアにコーヒーの香りが心地よい空間を演出します。
価格帯は一泊5,500円台〜と、渋谷エリアとしては比較的リーズナブル。観光やショッピングの合間に、静かに読書時間を楽しみたい人にぴったりの隠れ家的ホテルです。
“本の街”として知られる東京・神保町に位置する「BOOK HOTEL 神保町」は、「『わたしの本』を見つけるホテル」をコンセプトに本が楽しめるブックホテル。文学作品やビジネス書、漫画など幅広いジャンルがそろい、好みに応じて本との出会いが楽しめます。
客室ごとにテーマが異なり、静かで落ち着いたインテリアが魅力。宿泊料金は一泊1万円台〜で、駅から徒歩3分というアクセスの良さもポイントです。まさに“大人の読書時間”を満喫できるスポットです。
大阪・心斎橋にある「Book and Bed Tokyo 心斎橋」は、「Book and Bed Tokyo」が関西初出店したブックホテル。無機質なモノトーンでまとめられたスタイリッシュな内装と、本棚に囲まれた落ち着いた空間が特徴です。
館内にはバラエティ豊かな書籍が揃い、ベッドスペースはカプセル型でまるで秘密基地のよう。宿泊料金は一泊4,000円台〜。夜通し読書したり、おしゃれな空間でリラックスするひとときを楽しめます。
福岡・中洲川端エリアにある「LAMP LIGHT BOOKS HOTEL Fukuoka」は、“本の世界を旅するホテル”がコンセプト。24時間利用可能なブックカフェには、「旅」と「ミステリー」をテーマにした本を中心に揃います。
客室は本に没頭できるようシンプルで落ち着いたデザインでまとめてあり、宿泊料金は1万3,000円台〜。カフェも併設しており、本を片手にゆったりと過ごせる贅沢な時間を提供してくれる、読書好きにはたまらない空間です。
名古屋駅から徒歩圏内にある「LAMP LIGHT BOOKS HOTEL Nagoya」は、読書と眠りをテーマにしたブックホテル。館内には書店が併設されており、選書された本を自由に読むことができます。
館内にはカフェもオープンしており、コーヒーなどのドリンクを飲みながら読書ができる空間が好評。料金は一泊8,000円台〜と手軽ながらも、本好きのための理想的な滞在が叶う、落ち着いた雰囲気のホテルです。
山形・庄内の水田に浮かぶように建てられた「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE」は、建築家・坂茂氏が手がけた唯一無二のブックホテル。自然と調和した美しい建築の中で、ライブラリーやラウンジスペースを自由に利用しながら、ゆったりと読書に浸れます。
価格帯は一泊13,000円台〜で、朝食付きプランや天然温泉やサウナも魅力のひとつ。庄内の食や文化に触れるブックステイは、心も体も癒されること間違いなしです。
ホーチミンにある「The Alcove Library Hotel」は、クラシカルで落ち着いた雰囲気が魅力のブティックホテル。エレガントな館内には、本棚に囲まれた読書ラウンジがあり、旅行者が自由に本を楽しむことができます。
英語書籍を中心に幅広いジャンルが揃い、宿泊料金は一泊6,000円台〜。ベトナム旅行の合間に、静けさとともに、読書も楽しめる滞在をしたい方におすすめの上質なブックホテルです。
タイ・サムイ島の「The Library」は、その名の通り“図書館”をテーマにしたラグジュアリーホテル。ビーチ沿いに佇む白を基調としたデザインと、真紅のプールが印象的です。
図書室にはセンスの良いインテリアとともに様々な書籍が並び、読書とリゾートが融合した極上の時間が楽しめます。価格は一泊3万円台〜と高めですが、その価値は十分に感じられる非日常体験が待っています。
アムステルダムの「Hotel Not Hotel」は、ホテル全体がアート作品のようなユニークなブティックホテル。部屋の一部が隠し書斎のような造りになっており、読書のための特別な空間が点在しています。
宿泊料金は、一泊1万円〜とリーズナブルで、非日常感と本との出会いを同時に味わえる施設です。館内はインスタ映えも抜群のフォトスポットも多数あり、アート好きな読書家には特におすすめです。
本を愛する人にとって、ブックホテルはまさに理想の宿泊施設。国内外問わず、読書に没頭できる空間が旅の新しい目的地となりつつあります。価格帯や本のセレクション、デザインも多彩で、旅のスタイルに合わせて選べるのも魅力。
この記事で紹介した10のホテルは、どれも本と共に過ごす特別な時間を提供してくれる場所ばかり。次の旅先には、ぜひ“ブックホテル”を候補に入れてみてください。