グアムは、日本から約3時間半のフライトでアクセスできる子連れ旅行にぴったりの南国リゾートです。
美しいビーチや豊かな自然、充実したアクティビティがそろい、赤ちゃんから小学生まで幅広い年齢の子どもが楽しめる観光地として人気を集めています。
この記事では、グアムで子連れ旅行を計画している方に向けて、年齢別のモデルコースやおすすめのアクティビティ、レストラン情報をご紹介します。
さらに、旅行準備に役立つ費用の目安や最新の入国情報、持っておきたいアイテムも解説しています。
家族みんなが笑顔になれるグアム旅行のヒントが詰まった内容満載です。
ぜひ最後までご覧いただき、楽しい旅の計画にお役立てください。
グアムでの子連れ旅行を楽しむには、家族みんなで満喫できるアクティビティ選びが鍵になります。
この記事では、多くの家族連れから好評を得ている、グアムの人気アクティビティを厳選してご紹介します。
グアム最大級のウォーターパーク「Tarza Waterpark」は、スリル満点のスライダーからキッズプールまで、年齢に応じて楽しめる施設がそろっています。
一部のアトラクションには身長制限がありますが、小さなお子様向けの浅いプールや遊具も充実しており、幅広い年齢層の子どもたちが一日中飽きず遊べます。
料金は大人50ドル~、子どもが30ドル~で、半日または一日のプランを選べます。
午前中の開園直後は比較的空いており、人気のスライダーも待ち時間が少なくおすすめです。
更衣室やロッカーが完備されているほか、子ども用ライフジャケットの無料貸し出しもあり、安心して利用できます。
青い海に浮かぶ巨大なアスレチック施設では、家族みんなでスリル満点の海上アドベンチャーが楽しめます。
対象は6歳以上かつ身長110cm以上で、泳げる子どもであればチャレンジ可能です。
約60~90分の入れ替え制で、宿泊者の利用料金は大人25ドル~、子ども15ドル~となっています。
海上にあるため日陰がなく、体力の消耗を考えると、比較的日差しが穏やかな午前中の利用がおすすめです。
参加時は体に合った救命胴衣を必ず着用し、日焼け止めやラッシュガードなどで紫外線対策をしっかり行いましょう。
全長100メートルの海底トンネルが名物の「Aquarium of Guam」では、服を着たまま海中を散歩しているような気分が味わえる、ユニークな体験が楽しめます。
年齢制限はなく、1時間半~2時間ほどかけてゆっくりと見学できるため、小さなお子様連れにもぴったりです。
開館直後の10時頃は比較的空いており、360度の窓からカラフルな熱帯魚を間近で観察できます。
ベビーカーでの入館も可能で、エレベーターも完備されているため、移動もスムーズです。
料金は大人23ドル~、子ども12ドル~となっています。
美しい白い砂浜とエメラルドグリーンの海が広がるイパオビーチ公園では、無料のBBQコンロを使ってローカル気分を楽しめます。
年齢制限はなく、準備から食事、片付けまで含めて、3~4時間ほどの時間を見込んでおくと安心です。
週末は場所取りが激しくなるため、午前中の早い時間に到着するのがおすすめです。
食材や炭、網などは持参が必要ですが、近くのKマートやペイレススーパーマーケットで手に入ります。
公園内には滑り台などの遊具もあり、BBQの合間に子どもたちが遊べる環境が整っています。
グアム最北端の秘境「リティディアン岬」では、手つかずの自然が残る絶景ビーチや野生の鳥の観察が楽しめます。
年齢制限はありませんが、遊泳は自己責任となるため、特に子どもから目を離さないよう注意が必要です。
移動時間を含めて、半日ほどの時間を確保して訪れるのがおすすめです。
ゲートの開閉時間は通常7時30分~16時で、悪天候時は閉鎖されることがあります。
未舗装の道が続くため、レンタカーでのアクセスが推奨されます。SUV車であればより安心です。
売店や自動販売機は設置されていないため、飲み物や食べ物は必ず持参してください。
タロフォフォ川をクルーズしながら、古代チャモロ文化とグアムの自然を体感できるツアーです。
年齢制限はなく、送迎を含めて所要時間は約3~4時間となっています。
料金は大人が75ドル~、子どもが40ドル~で、ツアー形式のため指定された時間に集合する必要があります。
ココナッツ割りや火おこしの実演など、子どもたちも楽しめる文化体験プログラムが充実しています。
歩きやすい靴、帽子、虫よけスプレーの持参がおすすめです。
水牛に乗れる体験が用意されている場合もあり、グアムの自然と文化を同時に学べる貴重な機会となります。
毎週水曜日の夜に開催される「チャモロビレッジ ナイトマーケット」では、ローカルフードやお土産、ダンスショーを通して、グアムの夜を満喫できます。
年齢制限はなく、入場無料で2~3時間ほど楽しめます。
18~19時頃から店がオープンし始め、19〜20時30分頃にはダンスショーが行われ、もっとも賑わう時間帯となります。
非常に混雑するため、子どもから目を離さないよう注意が必要です。万が一に備え、あらかじめ集合場所を決めておくと安心です。
現金のみ対応の店舗も多いため、事前に現金を準備しておきましょう。
「Fish Eye Marine Park」の海中展望塔では、360度の窓からカラフルな熱帯魚を間近で観察できます。
年齢制限はなく、見学時間はおよそ1~1時間半ほどです。
料金は大人が16ドル~、子どもが8ドル~となっています。
太陽光が海中に差し込む午前9~11時頃は、魚がよく見える最適な時間帯です。
展望塔へは長い桟橋を渡り、螺旋階段を下りる必要があるため、ベビーカーは桟橋の入口で預けることになります。
抱っこ紐があると移動がスムーズです。
グアム随一の絶景スポット「恋人岬」では、タモン湾を一望できる展望台からの眺めを楽しめます。
年齢制限はなく、見学にはおよそ1時間ほど見ておけば十分です。
入場料は大人3ドル~と、手頃な価格で気軽に立ち寄れます。
タモン湾の青い海と空が順光できれいに撮れる午前中の時間帯がおすすめです。
展望台にはしっかりとした柵がありますが、子どもが身を乗り出さないよう注意し、スマートフォンやカメラの落下にも気をつけましょう。
グアムならではの体験として、安全に実弾射撃を楽しめる射撃レンジがあります。
店舗によって年齢制限が異なりますが、一般的に10歳以上または12歳以上で、保護者同伴が必須です。
所要時間は30分~1時間ほどで、料金は30ドル~となっています。
年齢確認のため、パスポートの持参が必要です。
未成年者は保護者の同伴に加え、同意書の提出も求められます。
インストラクターによる安全説明をしっかり聞き、子どもには軽量タイプの銃を選んでもらいましょう。
射撃音は非常に大きいため、イヤーマフの着用は必須です。
グアムでの子連れ旅行を快適に楽しむためには、キッズメニューや設備が整ったレストラン選びが重要です。
この記事では、実際に多くの家族連れから高い評価を得ているレストランを厳選してご紹介します。
チャモロ料理をモダンにアレンジした「PROA」は、タモン中心部とハガニアに店舗を構える人気レストランです。
ハイチェアの用意があり、子ども用食器についても店舗に確認できます。
代表メニューのBBQトリオ(ショートリブ、スペアリブ、チキン)は25ドル~、タロチーズケーキは8ドル~となっています。
ディナーは予約必須で、特にタモン店は数週間前の予約がおすすめです。
落ち着いた照明の店内は雰囲気がよく、バーベキューの盛り合わせが特に評判です。
Google評価は★4.1。日本語メニューはありませんが、スタッフは丁寧に対応してくれます。
ジャークスパイスの効いた本格ジャマイカ料理を楽しめる「Jamaican Grill」は、タモン、ハガニア、デデドの3カ所に店舗があります。
ハイチェアの用意があり、辛くないメニューも選べるため、子連れでも安心です。
ジャークチキンプレートは15ドル~、ジャークポークリブプレートは18ドル~、キッズミール(チキンナゲットなど)は7ドル~と、リーズナブルな価格設定も魅力です。
Google評価★4.1を獲得しており、店内は広く、家族連れにもおすすめです。
テイクアウトも人気があり、事前に電話予約しておくとスムーズに受け取れます。
アメリカを代表するパンケーキチェーン「IHOP」は、ハイチェアや子ども用食器、塗り絵セットがそろったファミリーレストランです。
タモン中心部に複数店舗があり、アクセスも良好です。
各種パンケーキは10ドル~、オムレツ各種は12ドル~、キッズパンケーキ(スマイルフェイスなど)は6ドル~となっています。
Google評価は★4.5の高評価で、アメリカらしいボリュームと甘さが楽しめます。
週末の朝食やブランチは時間帯は混雑することがあるため、少し時間をずらして訪れるのがおすすめです。
プレジャーアイランド内にある「Hard Rock Cafe Guam」は、ハイチェアや子ども用食器がそろい、賑やかな雰囲気の中で子どもも過ごしやすいレストランです。
レジェンダリーバーガーは20ドル~、リブやステーキ各種は30ドル~、キッズメニューは10ドル~となっています。
ディナータイムや週末は混雑しやすいため予約がおすすめです。
Google評価は★3.8で、店内の雰囲気がおしゃれなほか、肉を細かく刻んで提供するなどの気配りも好評です。
DFSギャラリアからも近く、ショッピングの合間に立ち寄りやすい立地です。
種類豊富なサラダバーが人気の「Ruby Tuesday」は、ハイチェアや子ども用食器を完備したカジュアルアメリカンレストランです。
GPO内やタモンに店舗があり、買い物の合間に立ち寄りやすいロケーションです。
ハンバーガー各種は15ドル~、ステーキやリブは25ドル~、サラダバーは15ドル~利用でき、キッズメニューは8ドル~となっています。
Google評価は★4.3で、サラダバーの新鮮さや、肉厚ジューシーなハンバーガー、なめらかなマッシュポテトの美味しさが高く評価されています。
地元で人気のグルメバーガー店「メスクラ・ドス」では、チャモロ料理の要素を取り入れた個性的なハンバーガーが楽しめます。
タモンとハガニアに店舗があり、ハイチェアも用意されています。
ウハングシュリンプバーガーは15ドル~、ランチェルバーガー(チャモロ風)は14ドル~となっています。
Google評価は★4.2で、肉の旨味がしっかり感じられるパテが美味しいと評判です。日本語表記のメニューもあり、子連れでも安心して利用できます。
ランチタイムは特に混雑するため、開店直後や14時以降の訪問がおすすめです。
ビーチフロントの絶景ロケーションでBBQやグリル料理を楽しめる「Seaside Grill」は、ホテル内レストランならではの充実したキッズ設備が魅力です。
BBQセットメニューは40ドル~で、ビーフ、チキン、シーフードなどから選べますが。
サンセットタイムのディナーは特に人気が高く、数日前から、遅くとも当日の早めの時間までに予約を入れるのがおすすめです。
美しい景色の中で楽しむサンセットBBQは評判もよく、フィレ肉はやわらかくロブスターもプリプリで絶品と評判です。
24時間営業の店舗もある「King's Restaurant」は、地元の人々に愛されているファミリーレストランです。
チャモロロコモコは12ドル~、パンケーキやフレンチトーストは10ドル~、キッズメニューは7ドル~と、リーズナブルな価格設定も魅力です。
深夜や早朝でも利用できるのが大きな特徴で、メニューの種類が豊富なため、子ども向けの料理も選びやすくなっています。
Google評価は★4.1で、お酒の提供はありませんが、地元の人が通う安心感のあるファミリーレストランとして親しまれています。
プレジャーアイランド内にある「TGI Friday's」は、ハイチェアや子ども用食器がそろっており、バースデーソングでのお祝いサービスも提供しています。
ジャックダニエルズグリルは25ドル~、ハンバーガー各種は18ドル~、キッズメニューは9ドル~となっています。
ディナータイム、特に週末は混雑することがあるため事前の予約がおすすめです。
Google評価は★3.8で、店内の雰囲気が良く落ち着いて食事ができるほか、キッズメニューにはカタカナ表記があり、安心して注文できます。
グアムでの子連れ旅行を快適に楽しむには、キッズクラブや託児サービスが充実したホテル選びが大切です。
この記事では、実際に多くの家族連れから高く評価されているホテルを5つ厳選してご紹介します。
タモン湾の南端、イパオビーチに隣接する「ヒルトン グアム Resort & Spa」は、キッズパラダイスでの多彩なアクティビティやウォータースライダー付きプールが魅力の大型リゾートホテルです。
タモンの中心部からは車で約5~10分、空港からは約15分とアクセスの良い立地です。
17~22時の時間帯で託児サービスを提供しており、日本人スタッフや日本語対応スタッフが比較的多く在籍しています。
コネクティングルームにも対応しており、「タシクラブ」など一部の客室には簡易キッチンが付いている場合もあります。
添い寝の無料対象年齢はプランや時期により異なるため、事前の確認がおすすめです。
朝食付きプランやファミリー向けパッケージも充実しています。
なお、メインのタモンビーチ中心部まではやや距離があり、ホテル敷地が広いため、棟によってはフロントやレストランまでの移動に時間がかかる点にはご注意ください。
タモン中心部のプレジャーアイランドに位置する「デュシタニ グアム」は、12歳以下の添い寝無料やベビーベッドの無償提供が魅力のラグジュアリーなホテルです。
DFSギャラリアも徒歩圏内にあり、ショッピングや食事に便利な立地です。
デバラナ キッズクラブでは充実したプログラムが用意されており、屋外プールには子ども向けエリアも設けられています。
日本語対応可能なスタッフが在籍し、コネクティングルームにも対応しています。
モダンで洗練された客室も人気で、朝食付きプランも選べます。
人気のインフィニティプールは時間帯によって混雑することがあるため、利用時間を調整すると快適です。
比較的新しいホテルですが、最新の施設情報は公式サイトで確認するのがおすすめです。
アガニア湾沿いに位置する「星野リゾート リゾナーレ グアム」は、グアム最大級のウォーターパークを無料で利用できる点が大きな魅力です。
宿泊者は、マンタスライダーや波のプール、キッズプールなどを無料で楽しめるほか、子ども向けプログラムやイベントも充実しています。
日系ホテルならではの手厚い日本語サポートがあり、多くの日本人スタッフが常駐しているため安心です。
全室オーシャンビューで、タワー館とウィング館の2棟があり、ウィング館には和洋室タイプや簡易キッチン付きの部屋も用意されています。
ウォーターパークの利用が含まれた、お得なファミリープランもそろっています。
タモン中心部のビーチフロントに位置する「ハイアット リージェンシー グアム」は、「キャンプハイアット」での日替わりアクティビティプログラムが魅力のホテルです。
広大な敷地と美しいガーデンを備え、DFSギャラリアや主要レストランも徒歩圏内という便利な立地です。
グアムの文化体験や工作などのプログラムを日替わりで提供しており、複数のプールやスライダーも楽しめます。
全室オーシャンビューで、コネクティングルームにも対応しています。
日本人スタッフまたは日本語対応可能なスタッフが配置され、リージェンシークラブフロアの利用も検討価値があります。
敷地が広いため、プールやレストランへの移動に少し時間がかかる場合があります。
時期によってはファミリー向け特典が付いたプランもあるため、予約時に確認しておくと安心です。
タモン中心部の抜群のロケーションに建つ「デュシット ビーチ」は、ザ・プラザショッピングセンターに直結し、アクアリウムの無料入場パス付きプランが人気のホテルです。
買い物や食事に便利な立地で、空港からも車で約15分とアクセス良好です。
「ココキッズクラブ」では様々なアクティビティが用意されており、スライダー付きのプールも子どもたちに好評です。
公式サイトから直接予約した宿泊者には、隣接するアクアリウムの無料入場パスが付くため、観光もお得に楽しめます。
ホテル前はタモンビーチに面しており人気が高いため、プールやレストランが混雑する時間帯もあります。
コネクティングルームにも対応しており、なかでもオーシャンフロントの部屋は眺めの良さで特に人気です。
グアムでの子連れ旅行を快適に楽しむには、適切な予算計画としっかりとした準備が欠かせません。
この記事では、実際の費用の目安から最新の入国手続き、持っておきたい必需品まで、旅行前に知っておきたい大切な情報を詳しく解説します。
グアム旅行の費用は、時期やスタイルによって大きく変動します。
特に航空券は価格差が大きく、オフシーズンには往復23,000円程度から見つかることもありますが、ゴールデンウィークなどの繁忙期には98,000円程度まで高騰します。
一般的な相場としては、往復約70,000円/人程度を目安にしておくと良いでしょう。
ホテル代は、子連れファミリーに人気のホテルで1泊1室あたり120~300ドル程度(朝食付き)が目安です。
例えば、ヒルトン・グアムは約250ドル~、星野リゾートリゾナーレグアムは約180ドル~が相場です。
現地での食事は、カジュアルなレストランなら1人あたり平均15ドル程度。
また、島内の移動には「赤いシャトルバス」が便利で、3日券は25ドルです。
大人2名、小学生1名、未就学児1名の4人家族が3泊4日でグアム旅行をする場合、総額の目安は約56万円となります。
内訳は、航空券約28万円、ホテル代約11万円、食費約7万円、現地交通費約8千円、アクティビティ費用約3万円、ETA申請料約1万3千円、海外旅行保険約2万円、その他雑費約3万円です。
費用を抑える工夫としては、航空券の早期予約やLCCの利用、「Kids Eat Free」プランを提供しているホテルの活用、キッチン付きコンドミニアムでの自炊、さらに無料で楽しめるビーチや公園の利用が効果的です。
2024年11月29日より、グアムへの渡航には電子渡航認証「ETA」の取得が新たに義務化されました。
米国本土のESTAとは異なるグアム独自の制度で、申請手数料は一人あたり21ドルとなっています。
有効期間は承認日から2年間ですが、パスポート有効期限までとなります。
申請は、以下の4ステップで完了します。
まず公式サイトでアカウントを作成し、パスポート情報や渡航日程、滞在先情報を入力します。
次に、クレジットカードで申請料を支払います。
申請後、通常は数時間~72時間以内に承認メールが届きます。
よくあるミスとして、家族分をまとめて申請しようとしてしまう点や、ESTAとの混同が挙げられます。
ETAは年齢を問わず個別申請が必要で、代表者が家族分を申請する場合も、それぞれの情報入力と手数料の支払いが必要です。
申請は、渡航の72時間以上前までに行うことが推奨されています。
また、パスポートにはグアム出国予定日から6か月以上の残存有効期間が必要です。
乳幼児を含む全ての渡航者が個人のパスポートを所持する必要があります。
グアムの医療費はアメリカ本土と同様に非常に高額なため、治療費が無制限の海外旅行保険には必ず加入しておきましょう。
機内や現地で快適かつ安全に過ごすためには、年齢に応じた持ち物の準備が大切です。
ベビーカーは、グアムの歩道状況を考慮して、軽量でコンパクトなB型や機内持ち込み可能サイズのものがおすすめです。
ネックピローは長時間フライトや現地での車移動時に役立ちます。
液体ミルクや使い捨て哺乳瓶、キューブ型粉ミルクがあると、授乳がぐっと楽になります。
医薬品では、子ども用解熱剤や体温計、虫除けスプレーが特に重宝します。
グアムには蚊やサンドフライがいるため、ディート濃度10%以下の虫除けや、刺されたとき用のかゆみ止めも忘れずに用意しましょう。
日焼け対策には、SPF50+・PA++++といった高い効果の日焼け止めに加え、紫外線やクラゲ対策にもなる長袖のラッシュガードがあると安心です。
つばの広い帽子やUVカット機能付きのサングラスも、顔や目を守るのに役立ちます。
電化製品については、スマートフォンやカメラの充電器で「INPUT: 100-240V」と記載があれば、グアムの120Vに対応しているため変圧器は不要です。
ただし、日本の100V専用製品(ドライヤーなど)は変圧器が必要になります。
ベビーカーは空港レンタル(1日約1,100円)より持参したほうが経済的で便利です。
4日間レンタルすると約4,400円かかりますが、多くの航空会社では無料で預け入れや機内持ち込みが可能です。
使い慣れたベビーカーの方が、子どもも安心して過ごせるでしょう。
グアムでの子連れ旅行をより楽しむためには、子どもの年齢に合わせた無理のないスケジュールを立てることが大切です。
この記事では、0歳から12歳までの年齢別に最適化されたモデルコースをご紹介します。
0歳~2歳の赤ちゃん連れの旅行では、授乳やお昼寝など生活リズムを最優先した、ゆったりとしたスケジュールが基本です。
到着後の1日目は、午後2時頃のチェックインを済ませたあと、お部屋で離乳食をあげてひと息。その後、ホテルのプールサイドで浅瀬の水遊びを楽しみます。
2日目の午前中は、比較的涼しい時間帯にイパオビーチで砂遊びを。満潮時刻を事前に調べて、安全に水遊びできるよう配慮します。
午後は赤ちゃんのお昼寝タイムを確保し、大人は交代で休憩を取りながら、お昼寝後にマイクロネシアモールで授乳室を利用しつつ、ショッピングを楽しみます。
3日目は、空調の効いたフィッシュアイマリンパークの海中展望塔へ。
ベビーカーのまま移動できるので、海中散歩気分が味わえます。午後はパパとママが交代でホテルスパを利用してリフレッシュします。
帰国日の朝は、ホテルでゆっくり朝食を取り、フライトの2時間前には空港に到着できるよう、余裕のあるスケジュールで出発します。
3歳~6歳の子どもには、好奇心と体を動かす欲求を満たせるアクティブなプランがおすすめです。
到着日には、荷物を置いたらすぐにターザウォーターパークの半日券で、スライダーや流れるプールを満喫。夕食はプールサイドのレストランで、リゾート気分を味わいながら楽しみます。
2日目午前は、ホテルのキッズクラブで工作や英語ゲームを通じて、他国の子どもたちと交流。
その間、親は自由時間を過ごせます。
夕方からはチャモロビレッジのナイトマーケットへ。
バーベキュー串やトロピカルジュース、甘いデザートなどローカルフードを堪能します。
3日目は「バレー・オブ・ザ・ラッテ・アドベンチャーパーク」でカヌー探検や水牛への餌やり体験を楽しみ、帰国日朝はホテル前のビーチで貝殻拾いや砂遊びをして、午後の便で帰国します。
7歳~12歳のジュニア世代には、学びとチャレンジを組み合わせた冒険的なプランがぴったりです。
到着日は、アウトリガー・グアム周辺でSUP体験に挑戦しましょう。
インストラクターの指導のがあるため、初めてでも安全に楽しめます。
夕食はサンセットビーチBBQで、グアム初日の思い出を彩ります。
2日目午前中は、太平洋戦争国立歴史公園を訪れ、事前にダウンロードした日本語解説シートを活用しながらグアムの歴史を学びます。
午後は射撃レンジでエアライフル体験に挑戦。安全講習を受けたうえで、ルールを守ってスリリングな体験を楽しみます。
3日目は、リティディアン岬での本格的なトレッキングへ。
手つかずの自然を満喫し、亜熱帯の植物や野生の鳥を観察しながら自然への理解を深めます。
帰国日の朝は、グアム・プレミア・アウトレットで買い物を楽しみましょう。
ゆったりとお土産選びを楽しんだあと、午前の便で帰国します。
グアムでの移動手段は、旅の快適さを大きく左右します。
特に子連れ旅行では、安全かつ便利な交通手段を選ぶことが重要です。
この記事では、主要な移動手段とチャイルドシートに関する詳しい情報をご紹介します。
グアムの主要観光スポットやショッピングセンターを結ぶ「赤いシャトルバス」は、旅行者にとって最も便利で経済的な移動手段のひとつです。
Tギャラリア by DFSを起点に、グアム・プレミア・アウトレットやKマートなどの人気スポットを巡る路線が充実しています。
乗車券は利用頻度に応じて選べ、1回4ドル、1日乗り放題12ドル、3日間乗り放題25ドルとなっています。
複数回利用する場合は、乗り放題券の方が断然お得です。
ベビーカーの持ち込みも可能ですが、乗車時には必ず折りたたむ必要があり、運転手による補助はないため、保護者の対応が求められます。
島内を自由に巡りたい場合や、小さな子ども連れで荷物が多い場合には、レンタカーの利用が最適です。
日本語対応のレンタカー会社も複数あり、コンパクトカーから家族向けのSUVまで、様々な車種を選べます。
子どもの安全に欠かせないチャイルドシートは、レンタカー会社で新生児用・幼児用・学童用ブースターシートなど、年齢や体重に応じたタイプをレンタル可能です。
旅行シーズンには在庫が限られることもあるため、レンタカーの予約時に必ずチャイルドシートも必ず一緒に申し込みましょう。
グアムでの運転は右側通行で、速度制限標識はマイル表示(1マイル約1.6キロメートル)となっています。
慣れないうちは特に注意して、慎重な運転を心がけましょう。
短距離の移動やバス運行時間外には、タクシーや配車アプリ「Grab」の利用が便利です。
Grabを使うには、事前にアプリをダウンロードし、アカウントを登録しておく必要があります。
空港からホテルへの移動でも、指定されたピックアップ場所からスムーズに乗車できます。
重要な注意点として、グアムでは8歳以下の子どもに対して、ブースターシートを含むチャイルドシートの使用が法律で義務付けられています。
違反した場合は、100ドルの罰金が科されます。
タクシーによってはチャイルドシートを備えていないこともあるため、事前に確認するか持参できる簡易ブースターシートを準備しておくと安心です。
チップの目安は、タクシーの場合はメーター料金の10%程度となっています。
また、Grabでは、アプリ内でチップを追加することが可能です。
グアムの美しい景色を写真に収め、旅の思い出をより鮮やかに残すためのコツをご紹介します。
おすすめのSNS映えスポットと、プロのような撮影テクニックを押さえて、素敵な家族写真を残しましょう。
タモン湾では、朝6時~6時30分頃のゴールデンタイムに、空のグラデーションを美しく捉えられます。
一部のビーチでは早朝に三脚の使用が制限されているため、手持ち撮影の場合でブレないようしっかりと構えることが大切です。
ガンビーチの海上ブランコは、午前10時~11時頃の順光の時間帯がベストです。
ブランコに乗る人物と背景の海とのバランスを意識した構図がポイントです。
ラッテ・オブ・フリーダム展望台では、広角レンズを使い、ラッテストーンの柱と広大な空を一緒に収めるダイナミックな構図がおすすめです。
下から見上げるアングルや、人物を小さく入れてスケール感を演出するテクニックも効果的です。
リゾナーレグアムの波のプールでは、夕方の逆光を活かし、水面の反射を取り入れると印象的な一枚になります。
シャッター速度を一定以上に設定して、水しぶきの一瞬を止めて写すことで、躍動感のある写真が撮影できます。
子連れでのグアム旅行でよく寄せられる質問と、万が一の際に役立つ情報をまとめました。
事前に知っておくことで、安心して旅行を楽しめます。
水道水については、多くのホテルでRO(逆浸透膜)フィルターによる浄水が行われていますが、念のため飲料用は避けましょう。湯沸かしポットで一度沸騰させるか、ミネラルウォーターを購入するのがおすすめです。
外食時や外出時も、必ずボトルウォーターを利用しましょう。
医療機関としては、タムニン地区にある24時間対応の総合病院であるグアムメモリアルホスピタルがおすすめです。
日本語の医療通訳は、一部のクリニックや海外旅行保険のサービスで手配可能です。
また、有料の通訳サービスは1時間あたり30ドル程度が目安です。
雨季(6〜11月)のスコール対策としては、1日に数回発生する15分前後の短時間の強い雨に備えて、折りたたみ傘、速乾性タオル、濡れても平気なサンダルを準備しておきましょう。
雨宿りできる場所を事前に把握しておくことも大切です。
台風シーズン(7~11月)には、ホテルの指示に従い、指定された避難階への移動が必要になる場合があります。
ホテルによっては非常用ライトの貸し出しもあるため、滞在中は最新の台風情報を確認し、安全第一で行動してください。
チップの習慣については、以下が目安です。
グアムは日本からのアクセスが良く、豊かな自然と多彩な魅力にあふれた、子連れ旅行に最適な目的地です。
この記事でご紹介した年齢別モデルコースやアクティビティ、レストラン、ホテルの情報を参考に、お子さまの年齢や興味に合わせて、ぴったりのプランを立ててみてください。
この記事の情報を活用して、お子さまにとっても親御さまにも、一生の思い出に残る素晴らしいグアム家族旅行をお楽しみいただければ幸いです。