台湾旅行で人気の都市といえば、台北や台南、台中が定番です。
でも実は、新竹こそまだあまり知られていない穴場の観光地とも言えます。
“風城(フウチェン)”の愛称を持つ新竹は、高速鉄道でわずか30分とアクセスは抜群です。
歴史ある街並みと現代アートが融合したスポット、SNS映えする風景、B級グルメの宝庫として、今注目を集めています。
本記事では、新竹で訪れるべき観光スポット10選、おすすめグルメや宿泊スポット、アクセス方法など、実際に役立つ情報を詳しくお伝えします。
これを読めば、充実した旅を満喫できるでしょう。
【画像】
台湾北西部に位置する新竹は人口約45万人の都市で、台北から高速鉄道で最速30分というアクセスの良さが魅力です。
季節風が強く吹く地形的特徴が「風城」と呼ばれる由来で、11〜12月には平均風速23㎞/hを超える強風(台湾気象局統計)が観測されます。
ベストシーズンは春と秋で、冬季は特に防風対策が必須、気温が上がる5〜6月の梅雨期は天候対策も必要です。
18世紀に築かれた城門「迎曦門(げいぎもん)」などの歴史遺産と、アジアでも屈指のハイテク企業が集まる「新竹サイエンスパーク」が共存する新竹は、歴史と最先端技術を一度に体感できるユニークな街です。
また、海辺の南寮(ナンリャオ)漁港では毎年『国際カイトフェスティバル』が開催され、2024年には巨大な恐竜カイトが話題となりました。
【画像】
台北から新竹までは、目的や予算に応じて複数のアクセス方法があります。
主な交通手段の比較と便利な情報をご紹介します。
交通手段 | 所要時間 | 料金 | 特徴 |
高鐵(台湾高速鉄道) | 約30~32分 | 片道約TWD410 | ・快適、時間に正確 |
台鉄(在来線) | 自強号(じきょうごう)で約70分(特急相当) | TWD170前後(時刻や等級による) | ・悠遊カード使用可 |
バス(国光客運・統聯(とうれん)客運) | 80~90分 | TWD150前後 | ・台北市内各地から出発可能で安価 |
タクシー・チャーター | 交通状況により60~90分 | 片道 約TWD1,600 | ・ドアツードアで楽な分割高 |
|
|
|
|
旅のスタイルに応じて、費用・快適性・所要時間のバランスを考慮して選ぶと充実した旅になります。
予約はオンラインでも可能です。
高鐵駅内にはコインロッカーや荷物預かり所があるので、荷物が多い場合は活用しましょう。
【画像】
新竹は風城の名にふさわしく、海岸沿いの絶景、歴史的建築、グルメ、アートがSNS映えする魅力あふれる街です。
この章では、厳選した10スポットの見どころや滞在目安、チケット情報や営業時間、アクセス方法から周辺グルメまでご紹介します。
1748年に建立された新竹都城隍廟は、台湾で唯一の省級城隍廟です。
精巧な龍柱や石獅子が並ぶ荘厳な本殿を抜けると、周囲には活気あふれる夜市が広がり、新竹ならではの米粉、貢丸湯、芋泥球、ピーナッツアイスなどのB級グルメを堪能できます。
滞在時間の目安は60〜90分ほど。
夜市が最も賑わう18〜22時は、ライトアップされた廟と屋台の彩りが相まって、SNS映えする写真が撮りやすい時間帯です。
通路には屋根があるため小雨程度なら雨宿りしながらめぐることができます。
寺院は4:30〜22:30まで、夜市は店舗により異なりますが17:00~23:00まで楽しめます。
アクセスは台鉄「新竹駅」から徒歩約10分、またはバスで「北門」停留所下車が便利です。
新竹のシンボルともいえる東門城は、1826年に築かれた歴史ある城門で、日本統治時代に修復され、今もなお街の中心で新竹の時の流れを静かに見守っています。
日中は石造りの風格ある姿が印象的ですが、日が落ちると柔らかな光が城門を照らし出し、まるで映画のワンシーンのような幻想的な風景に変わります。
近くを流れる護城河(フゥーチョンホー)の水面に映る光もきれいで、思わず写真を撮りたくなるスポットです。
一番の見どころは日没後から23時頃まで楽しめるライトアップされた姿で、19〜21時頃が特に写真映えする時間帯です。
見学は無料で雨天時も実施されますが、足元は滑りやすくなるので注意してください。
アクセスは新竹駅から徒歩10分、滞在時間の目安は30分ほどで、観光の合間に立ち寄るにはぴったりです。
周辺には、夜景を眺めながら食事できるカフェや地元で愛されるレストランもあり、散策の後にゆっくりディナーを楽しめます。
1913年に着工し日本統治時代に完成した旧駅舎は、どこか懐かしさを感じさせるレトロなアーチ構造が魅力です。
石造りのファサードと木製の窓枠が醸し出す雰囲気は、まるで明治・大正時代の駅舎を思わせ、訪れた人の足を自然と止めてしまいます。
滞在時間の目安は30分ほど。
撮影には自然光が良く当たる午前から昼頃がおすすめです。
駅構内にはカフェやベーカリーもあり、電車を待ちながら一息つくのにぴったりです。
完全に屋内にあるため、雨天時でもゆっくりと見学できます。
入場料は不要で、駅構内は公共交通機関としての役割があるため基本的には24時間出入りが可能ですが、始発前や終電後は改札内エリアや店舗などは閉まっている可能性が高いので、深夜に訪れることは控えることをおすすめします。
アクセスは台鉄「新竹駅」下車すぐで、市街観光のスタート地点として最適です。
城壁跡に沿って流れる護城河は東門城から徒歩すぐの距離にあり、現在では市民の憩いの場として整備され、美しい遊歩道として親しまれています。
雨天時は滑りやすくなるため注意が必要ですが、春には桜並木が満開になり、5月頃にはホタル観賞イベントも開催されるなど、季節ごとの表情が楽しめるスポットです。
滞在時間の目安は45〜60分程度で、写真撮影には桜の時期なら昼間の自然光がきれいな午前から午後、ホタルなら夕暮れ時から日没後が狙い目です。
24時間入場無料で開放されており、周辺にはカフェやレストランもあるので、天気の良い日にのんびり歩くだけでも新竹らしい風景に出会えます。
1936年に開園し、2019年に大幅リニューアルされた新竹動物園は、台湾で最も歴史ある動物園の一つです。
44種・300頭以上の動物たちがのびのびと、檻を使わず植栽や堀を活用した自然な展示スタイルで暮らす園内は、子ども連れにもカップルにも人気です。
滞在時間の目安は90〜120分程度で、午前中は動物たちの動きが活発なため写真にも収めやすいでしょう。
入園料は大人TWD50、開園時間は9:00〜17:00で、月曜は休園日となっています。
屋外中心のため雨天時は避け、隣接する昆虫館やガラス博物館で観光するのがおすすめです。
アクセスは新竹駅からバスで約10分で、園内には飲食施設もあるので1日中ゆっくり楽しむことができます。
新竹の自然を感じられる市街地からほど近い絶景スポットで、青草湖ではボート遊びや散策を、十八尖山ではゆるやかな登山道からの眺望を楽しむことができます。
特に人気なのは夕焼けの景色で、空と湖、新竹の街並みがオレンジ色に染まる17〜18時頃は、まるで絵葉書のような風景になります。
滞在時間の目安は90〜120分程度で、終日無料で開放されているものの、雨天時は滑りやすくなるので注意が必要です。
市バスと徒歩で湖へ行き、その後登山道へとアクセスしますが、周辺に飲食店はないため、食事は市街地で済ませておくことをおすすめします。
「ガラスの町」とも呼ばれる新竹の文化を象徴するスポットが、入館無料のガラス工芸博物館です。
館内では新竹のガラス産業の歴史を学んだり、美しい工芸品の数々を鑑賞したりできるほか、事前予約し別途料金を支払えば吹きガラス体験にも挑戦できます。
滞在時間の目安は60〜90分程度、開館時間は9:00〜17:00で、月曜日が休館日となっています。
展示物をじっくり見たい方や写真撮影を楽しみたい方は、比較的来館者が少ない午前中の訪問がおすすめです。
館内に併設のカフェでは、展示を見た後にゆっくり休憩することもできます。
新竹駅からバスで約10分とアクセスが良好で、雨の日でも快適に見学可能な屋内施設である点も大きな魅力です。
南寮漁港にあるFish-Scale Stepsは海に面した波模様の階段アートで、まるで魚のウロコのようなデザインが特徴的です。
晴れた日の夕暮れ時から日没直後は、空の色と海の光が溶け合う幻想的な写真の撮影に最適です。
入場無料で終日開放されており、滞在時間の目安は30〜60分程度なので、好きなタイミングで立ち寄れますが、雨天時は視界が悪くなるため避けることをおすすめします。
新竹駅からバスで約30分でアクセスできる漁港内は、新鮮な海の幸を味わえる名店や屋台で賑わっています。
南寮〜香山まで続く全長17kmの海岸サイクリングロードでは、新竹の爽快な海風を全身で感じられます。
朝の涼しい時間帯か夕方の涼風が吹く時間がおすすめで、滞在時間の目安は1〜2時間程度です。
事前登録し距離と時間に応じて加算されるレンタル料を支払えば、台湾で普及しているYouBike 2.0(ユーバイク ニーマル)を利用して、観光客でも気軽にサイクリングを体験できます。
潮風に含まれる砂塵で喉が荒れるのをマスクで防ぎ、滑りやすく危険な雨の日は避け、安全に配慮して楽しんでください。
沿道には軽食店が少ないため、スタート地点の南寮漁港で食事や水分補給を済ませておくと良いでしょう。
新竹郊外の北埔老街は、客家文化を五感で楽しめる歴史地区です。
約200mの通りには金廣福公館や姜阿新洋樓など7つの古蹟があり、歩くだけで古き良き台湾にタイムスリップしたような気分を味わえます。
特に人気な擂茶のDIY体験では、炒ったごまやナッツ、緑茶などを石臼で擂り、お茶で溶かして飲む伝統的な健康茶を楽しめます。
英語での解説に対応した店舗もあるので、事前に調べておくと良いでしょう。
体験は1人TWD250からで、滞在時間の目安は90〜120分程度、撮影には柔らかい光が街並みに差し込む昼前から15時頃が適しています。
通路には屋根がないですが、商店には屋根があるので小雨程度なら雨宿りしながら散策を楽しむことができます。
アクセスは新竹駅からローカルバスで約40〜50分、タクシーやチャーターを使うとさらにスムーズです。
周辺には客家野菜粥や擂茶スイーツなどグルメスポットも充実しており、地元の味も一緒に楽しめます。
【画像】
新竹のご当地グルメは、”風城”の味覚を支えるローカルフードの宝庫です。
名物が豊富な城隍廟の夜市周辺で、味・コスパ・SNS映えのすべてを満たす6品を厳選してご紹介します。
細くコシのある米粉を鶏ガラベースの出汁で炒めた香ばしい一品です。
新竹特産の風乾ビーフンは、歯ごたえと風味が魅力です。
価格 | 1杯TWD40〜60(約200円前後) |
注文フレーズ例 | 米粉一碗(ミーフェン イーワン)=ビーフンを1杯ください |
おすすめ時間帯 | 18~20時(焼きたてが多い) |
名店 | 阿忠米粉(アージョン ミーフェン) |
営業時間 | 16:30~23:00 |
|
|
「阿忠」は店主の名前、「米粉」はビーフンを指します。
新竹駅近くにある地元民も通う人気店で、混雑を回避するためには開店直後がおすすめです。
新竹特産の豚100%ミートボール(貢丸)が主役です。
弾力と旨味が強く、澄んだスープと合わさってやさしい味です。
価格 | TWD40〜50/セットでTWD80ほど |
注文フレーズ例 | 貢丸湯一碗(ゴンワンタン イーワン)=豚団子スープを1杯ください |
おすすめ時間帯 | 17~19時(スープが熱々) |
名店 | 阿城鵝肉(アーチェン アーロウ) |
営業時間 | 11:00~22:00 |
|
|
ガチョウ料理が看板メニューで、貢丸湯とセットで注文できる店です。
ランチタイムを外した14:00〜16:00が穴場です。
もちもちとしたクレープにピーナツ飴を削った粉とアイスと香菜を巻いたローカルスイーツで、甘さ×塩気×清涼感のバランスが絶妙です。
価格 | TWD40〜50 |
注文フレーズ例 | ・花生冰淇淋捲(ファーシェン ビンチーリン ジュエン)=ピーナツアイスロールください |
おすすめ時間帯 | 19~21時(夜市が盛り上がる) |
名店 | 賴阿婆芋圓(ライアーボーユィユェン) |
営業時間 | 17:00~22:30 |
|
|
甘く香ばしいピーナツとひんやりアイス、もちもちクレープの絶妙なバランスが楽しめる城隍廟前の屋台です。
パクチーなどの香菜の有無を聞かれることが多いので、「不要香菜」を覚えておくと便利です。
表面はカリカリ、中はねっとりとした、紫芋と白タロイモの二層団子で、自然な甘さと食感がクセになる一品です。
価格 | 1皿(5〜6個)TWD50〜70 |
注文フレーズ例 | 芋泥球一份(ユーニーチョウ イーフェン)=芋泥球を1皿ください |
おすすめ時間帯 | 日没直後~19時(揚げたてが狙える) |
名店 | 林家芋泥球(ラム・ガー・ウーナイ・カウ) |
営業時間 | 16:00~22:00 |
|
|
城隍廟の入口付近のお店で、店名は「林さんのタロイモ団子」を意味しています。
最も混雑するのは18時台のため、17時台に訪問することをおすすめします。
鴨の脂と醤油で炊いたコクの深い炊き込みご飯の上に、ほぐした鴨肉と香菜が乗っており、非常にボリューミーです。
価格 | TWD55〜65 |
注文フレーズ例 | 鴨香飯一碗(ヤーシャンファン イーワン)=鴨の炊き込みご飯1杯ください |
おすすめ時間帯 | 20時以降(お昼に炊いたご飯がなじんで旨味が倍増) |
名店 | 廟口鴨香飯(ミャオコウ・ヤーシャン・ファン) |
営業時間 | 10:30~22:00 |
|
|
廟の前にある鴨の香ばしい炊き込みご飯のお店で、昼過ぎの14〜16時なら混雑を避けられます。
炒ったナッツ類・ごま・茶葉を石臼で擂り、お湯を注ぎます。
ほんのりとした甘みと香ばしさがあり、滋養たっぷりです。
価格 | ・体験型:TWD250前後 |
注文フレーズ例 | 一份擂茶(イーフェン レイチャー)=擂って作る健康茶を一人前ください |
おすすめ時間帯 | 午前中~昼は混雑が少なめ |
名店 | 擂茶傳統工坊(レイチャー・チュアントン・ゴンファン) |
営業時間 | 10:00~17:00 |
|
|
DIY体験ができる北埔老街の人気店のため、土日は予約をすることをおすすめします。
ゆったり体験したい場合は平日に訪問しましょう。
【画像】
新竹郊外に広がる北埔・内湾は、台湾でも有数の客家文化の宝庫です。
古い建物めぐりから伝統茶のDIY体験、レトロなローカル鉄道の旅まで、1日で台湾の文化を五感で楽しめるおすすめプランをご紹介します。
①時を刻む客家の暮らしをたどる古蹟巡り
北埔老街は200mの通り沿いに7つの歴史建築が集中しており、各施設への入場を含めると、所要時間は90〜120分ほどです。
金廣福公館(ジンコウフク)は、1840年の清朝時代に建てられた客家移民の商業拠点で、かつての政商が暮らした土楼風の建築を見学できます。
広東様式の伝統建築が特徴的な天水堂は祖先を祀る祠堂で、扁額や門構えの重厚さから歴史の深さを感じられます。
姜阿新洋樓(ジャンアーシンヤンロウ)は、1901年生まれの実業家・姜阿新が建てた中洋折衷のレンガ洋館です。
現在は資料館として開放されており、近代客家の生活ぶりを垣間見ることができます。
②擂茶DIY体験は五感で味わう客家の知恵
炒ったナッツ類、ごま、緑茶などを石臼で擂り、お湯で割って飲む客家伝統の健康茶、擂茶作りが体験できるおすすめの施設が『擂茶傳統工坊』です。
スタッフに教わりながら本格的な擂茶作りが楽しめ、茶菓子もついてくる人気施設のため、事前の予約をおすすめします。
所要時間は約45分、料金は1人あたりTWD250前後です。
③ローカル線「内湾線」でレトロ列車の旅
台湾鉄道の支線である「内湾線」は、竹中駅から内湾駅までの全長27km、約45分のローカル路線で、レトロな車体と木製の内装が特徴的です。
春から初夏にかけて、沿線の桐(トン)花が満開になり、車窓から白い花が舞う幻想的な景色を楽しめます。
新竹駅から竹中駅(台鉄)を経由して内湾駅(内湾線)へ向かうのが一般的で、片道の切符料金はTWD41です。
混雑を避けるなら、平日の午前中の利用がおすすめです。
④素朴だけど滋味深い客家グルメを味わう
北埔・内湾エリアでは、素朴ながらクセになる客家料理を老街の食堂や屋台で手軽に楽しむことができます。
小炒(シャオチャオ)は豚肉、セロリ、イカなどを強火で炒めた定番料理で、香りがよくご飯が進む一品です。
油飯(ヨウファン)はもち米を鴨油で炒めた炊き込みご飯で、シンプルながらコクが深く、地元の人々に愛されています。
酸味と甘みのバランスが絶妙な野菜梅干菜(イエツァイ メイガンツァイ)は干し野菜と梅干し菜の炒め物で、一度食べるとクセになる味わいが特徴です。
【画像】
魅力的な新竹の魅力を最大限味わえる3つのモデルプラン、「王道日帰り観光」「1泊2日のインスタ映え旅」「ファミリー向けの学びと癒し旅」を、台北出発・帰着を前提にご紹介します。
台北から日帰りで新竹の魅力を満喫できる王道コースで、合計費用は約TWD1,350(約6,500円)です。
歴史、グルメ、自然、アートをバランスよく楽しめるので、カップルや一人旅の方にもぴったりです。
時間 | 内容 | 交通手段 | 食事 | 費用目安(TWD) |
7:30 | 台北駅出発→高鐵新竹駅着→市内へ移動 | ・高鐵 | ━ | ・高鐵410 |
8:30 | 城隍廟散策&朝食 | 徒歩 | 朝食(米粉、貢丸湯など) | ・約80 |
10:00 | 東門城・護城河を散策、撮影 | 徒歩 | カフェ | ・約150 |
12:00 | 動物園見学(五大ゾーン・昼食) | バス | 昼食 | ・入園料50 |
14:30 | 南寮漁港から続く全長17kmの海岸サイクリングロードの一部を体験 | YouBike 2.0 | ドリンク・スイーツ | ・YouBike 2.0レンタル代約30〜50 |
17:00 | 市内→高鐵新竹駅→台北駅に帰着 | ・無料市内バス | ━ | ・高鐵410 |
|
|
|
|
|
効率的な移動計画が鍵となるコースで、新竹駅からは市内への無料バスを利用すると便利です。
市内移動は徒歩やバスが中心となるため、事前に悠遊卡(ヨウヨウカー)などの交通系ICカードを準備し、現金払いが主流の城隍廟散策に備えて、小銭を用意しておくと良いでしょう。
「風城」と呼ばれるほど風が強い新竹の海岸沿いに位置する南寮漁港では特に潮風の影響を受けやすいため、薄手の羽織りがあると体温調節に役立ちます。
城隍廟の散策や南寮漁港でのサイクリングなど、長時間歩いたり体を動かしたりするため、歩きやすい靴が必須です。
カメラ好きや、SNS映え重視、カルチャー好きの方にぴったりのプランで、合計費用は約TWD4,500(約21,000円)です。
日程 | 時間 | 内容 | 交通手段 | 食事 | 費用目安(TWD) |
1日目 | 9:00 | 台北駅出発→高鐵新竹駅着 | 高鐵 | ━ | ・410 |
10:00 | ガラス工芸博物館(吹きガラス体験) | バスor徒歩 | カフェ | ・バス往復約30 |
|
12:00 | 城隍廟付近のB級グルメでランチ | 徒歩 | 昼食 | ・約150 |
|
14:00 | 駅舎・護城河・東門城で撮影 | 徒歩 | スイーツ | ・約100 |
|
17:00 | 南寮漁港で夕景撮影&夕食 | バス | 夕食(シーフード) | ・バス往復約30〜40 |
|
20:00 | 市内ホテルに宿泊 | 徒歩 | ━ | ・1泊1部屋あたり約2,000 |
|
2日目 | 9:00 | 北埔老街へ移動し擂茶体験 | バスorタクシー | 朝食軽食 | ・朝食・軽食約50〜80 |
12:00 | 客家料理でランチ | 徒歩 | 昼食(小炒など) | ・約200 |
|
14:00 | 内湾の老街散策→内湾線乗車 | 内湾線 | ━ | ・41 |
|
16:00 | 高鐵新竹駅→台北駅に帰着 | 高鐵 | ━ | ・410 |
|
|
|
|
|
|
|
新竹市街地から郊外まで広範囲を巡るため、効率的な交通手段の組み合わせが重要です。
1日目の市街地観光に便利なのは徒歩や路線バスで、悠遊卡などの交通系ICカードを用意すると乗降がスムーズになります。
2日目の郊外観光は、安価な路線バスや時間を節約できるタクシーの利用がおすすめで、旅の目的や予算に応じて使い分けると良いでしょう。
また、写真映えするスポットが満載のため、自然光や夕焼けを活用すると幻想的な写真が狙えます。
海岸沿いの風対策には薄手の羽織りがあると便利で、日差し対策には帽子やサングラスが役立つでしょう。
学びと遊びを兼ね備えた、子ども連れ家族にぴったりのプランで、まだ小さい子どもでも楽しめます。
合計費用は、約TWD3,200〜3,800(約15,000〜18,000円)です。
日程 | 時間 | 内容 | 交通手段 | 食事 | 費用目安(TWD) |
1日目 | 9:00 | 台北駅出発→高鐵新竹駅着 | 高鐵 | ━ | ・410 |
10:00 | 新竹動物園(檻無し展示) | バス | 軽食 | ・入園料50 |
|
12:00 | 科学工業園区探索館(インタラクティブ展示) | 徒歩 | 昼食セット | ・約150 |
|
14:00 | 青草湖ピクニックorレンタサイクル体験 | バス | スナック・飲料 | ・バス往復約40~50 |
|
16:00 | ホテルでプールタイム・休憩 | 徒歩orタクシー | ━ | ・1泊1部屋あたり2,000~ |
|
2日目 | 9:00 | 朝食後にチェックアウト | 徒歩 | 宿泊プラン内の朝食ビュッフェ | ━ |
10:00 | 高鐵新竹駅→台北駅に帰着 | 高鐵 | ━ | ・410 |
|
|
|
|
|
|
|
お子さんのペースに合わせて無理のないスケジュールを組むことを重視しているこのプランでは、2日目は観光の予定はありません。
新竹市内の移動はバスも便利ですが、小さな子どもがいる場合はタクシーも良い選択肢です。
ピクニックを計画する場合は、事前に軽食や飲み物を準備しておくと良いでしょう。
ホテルの予約時には子どもの年齢を伝え、プール利用の可否や安全対策を確認しておくと安心です。
【画像】
新竹の宿泊施設は、「新竹駅前」と「東門市場周辺」の2つのエリアに集中しています。
移動のしやすさやコスパ重視の人なら「新竹駅前」、観光を楽しみたい人やローカル体験重視の人なら「東門市場周辺」のホテルを選ぶと良いでしょう。
新竹駅前エリアは、費用対効果の良さと優れた公共交通アクセスが魅力的な宿泊スポットです。
台鉄や高鐵、市バスへの乗り換えがスムーズな立地で、駅周辺にはコンビニエンスストアやスーパーマーケット、フードコートも点在しています。
徒歩5分圏内には餃子チェーン店「八方雲集」など、夜10時以降も営業している飲食店もあり、気軽な食事や日用品の購入にも困ることはありません。
おすすめの3つのホテルを下表にまとめました。
ホテル名 | 特徴 | 1泊1部屋あたりの目安(TWD) |
Fleur Lis Hotel Hsinchu(フリューリスホテルシンチュー) | ・景色が良く、全室バスタブ付き | 約3,090 |
The Cloud Hotel(ザクラウドホテル) | ・新しく清潔感のある内装 | 約3,435 |
Shin Yuan Park Hotel(シンユアンパークホテル) | ・新竹駅から徒歩3分と好立地 | 約2,256 |
|
|
|
家族連れやビジネス利用に適したホテルが多い新竹駅前エリアは、初めて新竹を訪れる旅行者や小さなお子さん連れに最適です。
東門市場周辺エリアは、新竹の主要観光スポットである東門城や城隍廟、護城河まで徒歩で行ける便利な立地にあります。
城隍廟の夜市は23時頃まで営業しており、夕食後にも屋台めぐりを楽しめるため、夜遅くの食事も心配はいりません。
また、歩いて行ける距離には地元のバーや軽食を提供する店もあるので、現地の雰囲気を味わいながら夜遅くまで過ごせます。
おすすめの3つのホテルを下表にまとめました。
ホテル名 | 特徴 | 1泊1部屋あたりの目安(TWD) |
Persimmon Hotel(パーシモン・ホテル) | ・主要観光地へのアクセスが抜群 | 約1,450 |
Hsinchu 101 Hotel(シンチュー101ホテル) | ・シンプルな造り | 約1,200 |
Hotel MU(ホテルエムユー) | ・無印良品のようなシンプルなデザイン | 約2,000 |
|
|
|
夜市や歴史ある食堂が数多い東門市場周辺エリアは、観光だけでなく地元の雰囲気も肌で感じたい旅行者に理想的な場所です。
【画像】
よくある質問や注意点に関するQ&Aをまとめました。
Q. 強風対策は必要ですか?
A.必要です。
別名「風城」とも呼ばれる新竹は季節風が強く、11〜2月は風速20km/hを超える日もあります。
風で物が飛ばされないように、かばんやカメラの固定にも意識が必要です。
帽子が飛ばないようにクリップをつけ、三脚の使用時は滑り止めの石突カバーの装着をおすすめします。
Q.雨の日でも楽しめる観光地は?
A.屋内型の「新竹市立動物園展示館」や吹きガラス体験も可能な「ガラス工芸博物館」がおすすめです。
ショッピングモール「Big City」や駅ビル内でのんびり過ごすのも良いでしょう。
Q.電子マネーは使えますか?
A.主要な公共交通機関・コンビニ・一部レストランで、悠遊卡やicash(アイキャッシュ)2.0が使えます。
台鉄・バス・YouBike・夜市の一部店舗で使用可能ですが、個人商店では現金のみのケースもあるため、少し多めに現金を用意しておくと安心です。
Q. 治安は大丈夫?
A.新竹は台湾の中でも比較的安全な都市です。
市内は落ち着いた雰囲気で夜市周辺も観光客で賑やかですが、スリやスマホの置き引きには注意し、人通りが減る深夜の駅周辺の一人歩きは控えましょう。
Q. トイレ事情は?
A.駅・バスターミナル・観光地・博物館などには無料の公衆トイレが整備されています。
比較的清潔ですが、紙がない場所もあるためポケットティッシュを持参しましょう。
基本的に、日本のようなウォシュレットはありません。
Q. SIMやWi-Fiはどうするべき?
A.無料Wi-Fiは一部の博物館や駅にありますが、通信は不安定です。
台湾桃園空港で購入できる中華電信・台湾大哥大などのプリペイドSIM(5日間でTWD300前後)がおすすめで、通信キャリアの店舗は市内にもあります。
eSIM対応の旅行プランも増えており、事前に日本からオンラインで購入することも可能です。
台北からわずか30分、高鐵ですぐに辿り着ける新竹は、台湾では穴場の観光地です。
観光の中心となる城隍廟エリアは夜遅くまで賑わう屋台グルメが立ち並び、台湾らしい熱気と人情を肌で感じられ、すぐ近くの東門城は、昼は歴史的な城門としての風格、夜は幻想的な美しさを見せてくれます。
1つ1つ足を止められる大きすぎないスケールも魅力で、駅舎や動物園、南寮漁港のアートスポット、海岸線のサイクリングロードなど、護城河沿いの遊歩道と一緒に楽しむとローカルな日常も味わえます。
観光地の喧騒から一歩引いた静かで濃い台湾・風の吹く街「新竹」は、「どこかに行きたいけど、ありきたりは避けたい」旅人にこそ訪れてほしいスポットです。