インドネシアのリゾートは、バリ島、ロンボク島、ジャワ島、コモド島など多彩な魅力を持つ島々で知られています。それぞれの地域には美しいビーチ、壮大な山々、のどかな田園風景、歴史的な遺跡、サンセットスポットなど多様性に富む風景が広がり、訪れる人を魅了しています。宿泊施設も充実しており、予算に合わせたリーズナブルなホテルから、贅沢な時間を過ごせるラグジュアリーなリゾートまで、旅のスタイルにあわせて幅広く選択できます。
インドネシアのリゾート地の中でも特に有名で、「神々の島」として知られるバリ島。ウブドの田園風景、クタやヌサドゥアのビーチ、ウルワツ寺院のサンセットなど、エリアによって多彩な魅力があります。日本からバリ島のデンパサール国際空港へは成田空港・関西空港からの直行便があります。所要時間は約7時間です。
バリ島のおすすめスポット
●ヌサドゥア:高級リゾートエリア。バリ島のなかでも特に洗練された雰囲気をもち、ゲートコミュニティとなっているのでセキュリティ面でも安心。白い砂浜のプライベートビーチでのんびり過ごせます。
●ウブド:緑豊かな内陸部に位置する、文化と芸術の中心地。棚田、ジャングル、渓谷など熱帯の自然に囲まれています。ウブド王宮や絵画工房で文化に触れたり、自然と調和したヴィラやリトリートスパで心身をリフレッシュしたりと楽しみ方はたくさん。
●ジンバラン:夕日の美しさとシーフードディナーで有名なエリア。白砂のビーチが4kmほど続いていて、波が穏やかなので泳ぐのにも最適。夕方からは砂浜に直接テーブルを並べたシーフードレストランで、サンセットを眺めながら新鮮なシーフードを楽しむのが定番の楽しみ方です。
●ウルワツ寺院:約70mの断崖絶壁の上に建つヒンドゥー教寺院で、インド洋を一望できる壮大な景色が魅力。夕方からは、美しいサンセットを背景にバリ島ならではの迫力ある舞踊「ケチャックダンス」が楽しめます。
バリ島の東隣に位置する島。「隠れた楽園」とも呼ばれていて、観光客の少ない静かなリゾートを求める人におすすめです。ギリ諸島へのアクセスもよく、透明度の高い海が広がっています。
日本からロンボク島へは、直行便がないためバリ島で国内線へ乗り継ぐか、クアラルンプールやシンガポール、ジャカルタを経由して行く方法があります。バリ島からフェリーで移動することも可能で、所要時間は約2~4時間です。
ロンボク島のおすすめスポット
●ギリ・トラワンガン:ロンボク島の北西に位置する小さな島。美しいサンゴ礁と白い砂浜が広がる人気の島。シュノーケリングやダイビングに最適です。
●センギギビーチ:ロンボク島北西部の、夕日が美しい絶景スポット。白い砂浜と透明度の高い海が魅力のビーチリゾートエリアになっていて、静かでリラックスした雰囲気が特徴。
●リンジャニ山:標高3726mの活火山で、インドネシア第二の高さを誇ります。登山好きにおすすめのトレッキングスポットで、カルデラ内にある緑青色の美しい火口湖が見どころ。
インドネシアの人口の半分以上が居住する、世界一人口の多い島。インドネシアの文化と歴史を色濃く残す島であり、美しいビーチや高級リゾートも点在しています。特に、ボロブドゥールなどの遺跡めぐりや、避暑地でのステイが 人気です。
首都ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港へは成田空港・関西空港から直行便があり、所要時間は約7時間。ジャカルタから鉄道や国内線で、バンドンやジョグジャカルタへアクセスできます。
ジャワ島のおすすめスポット
●ボロブドゥール遺跡:世界遺産に登録されている仏教寺院。ジョグジャカルタ市内から約40kmの場所に位置していて、日の出を鑑賞するサンライズツアーが人気です。
●バンドン:ジャカルタ、スラバヤに続くインドネシア第3の都市。高原に位置していて一年中涼しいため、昔から避暑地としても高い人気を誇ります。バンドゥン郊外には温泉リゾートがあり、浴室に温泉が引かれているホテルもあります。
インドネシアのバリ島より更に東にある、小スンダ列島に位置する島。世界的に有名なコモドドラゴン(コモドオオトカゲ)の生息地として知られています。また、ピンクビーチの絶景や、ダイビングスポットも人気です。
コモド島へは日本からの直行便はありません。バリ島またはジャカルタから国内線でフローレス島(ラブアンバジョ空港)へ移動し、そこから船に1〜2時間乗ってコモド島へ行くのが一般的な行き方です。
コモド島のおすすめスポット
●コモド国立公園:コモド島、リンチャ島、パダール島にまたがる広大な国立公園。世界遺産に登録されていて、世界最大のトカゲであるコモドドラゴンを間近で観測できることで知られています。コモドオオトカゲに会うためには、ガイドの同行が必須です。
●ピンクビーチ: ピンク色の砂浜がロマンティックなビーチ。この珍しい色彩は、赤い珊瑚の破片が波に砕かれ、白い砂と混ざり合うことで生み出されるのだそう。青い空とのコントラストはまさに絶景です。
シンガポールからフェリーで1時間でアクセスできる、人気の高級リゾート。白砂のビーチやマングローブの森など多様な自然環境が魅力で、ゴルフやマリンスポーツなどのアクティビティも楽しめます。
日本からの直行便はありませんが、シンガポール経由でアクセスできます。シンガポールからフェリーに乗って約1時間で、ビンタン島に到着します。
ビンタン島のおすすめスポット
●ラグーナ・ゴルフ・ビンタン :シンガポールからのフェリーが到着するバンダル・ベンタン・テラニターミナルからすぐの複合施設「ビンタンリゾーツ」内のゴルフ場。森林地帯やビーチフロントなど、様々な地形のコースを楽しめます。
●トリコラビーチ:島の東海岸に位置する白砂のビーチ。比較的人が少なく、のんびりとした雰囲気で、リラックスして過ごせます。
●ビンタンラグーンリゾート:島の北海岸にある、ホテルとリゾートの大型複合施設。豪華な宿泊施設とレジャー施設が充実していて、ビーチ、屋内プール、高級レストラン、スパ、サウナ、ゴルフコースなどがそろっており、日常の喧噪を忘れてステイを満喫できます。
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インドネシアのリゾートは、豊かな自然環境と独自の文化が織りなす魅力を存分に楽しめる場所です。思い出に残る特別なステイを実現するためのポイントを紹介します。
ラグジュアリーなヴィラに宿泊
インドネシアにはプライベートプール付きのヴィラが多く、カップルやファミリーでの旅行に最適。特にバリ島の「アヤナリゾート」や「ザ・レギャン」は人気があります。
現地のグルメを味わう
ナシゴレンやミーゴレンなどのインドネシア料理のほか、新鮮なシーフードを楽しむことができます。特にジンバランのビーチ沿いのレストランはサンセットを眺めながら砂浜の上で食事ができ、雰囲気もよいのでおすすめ。
アクティビティを満喫
インドネシアのリゾートは、多彩なアクティビティも魅力の一つ。ダイビングやシュノーケリング、ヨガリトリート、サーフィンなどが楽しめます。バリ島では特にヨガやスパの人気が高く、心身ともにリラックスできます。
インドネシアのリゾートを楽しむのにベストな時期は、乾季である5月~10月。この時期は雨が少なく過ごしやすい気温のため、ビーチで過ごすにも山間部でトレッキングをするにも最適です。
各リゾート地のおすすめシーズン
おすすめシーズンは以下の通りです。
●バリ島・ロンボク島:5月~9月がベスト。特に7月~8月は快適な気候で、観光にも最適です。
●ジャワ島:乾季の6月~9月が快適で、ボロブドゥール遺跡の観光にもおすすめです。
●コモド島:4月~11月がベストシーズン。特に5月~7月は透明度の高い海でのダイビングに最適です。
●ビンタン島:乾季にかかる3月~10月がベスト。特に4月~9月は天候が安定しているので、ビーチアクティビティやゴルフを楽しむのに最適です。
●日焼け対策:紫外線が強いため、日焼け止めや帽子、サングラスを持参し、日焼け止めはこまめに塗り直しましょう。
●蚊対策:蚊が媒介する感染症のリスクがあるため、虫除けスプレーや長袖の衣服を持参するとよいでしょう。
●飲料水に注意:生水は避け、ペットボトルの水を飲むようにしましょう。
●交通手段の確認:リゾート地ではタクシーやバイクでの移動が主流です。事前に交通手段を調べておくと安心でしょう。
持参した方がいいもの
インドネシアのリゾートで快適に過ごすために、以下のものを用意しておくといいでしょう。
●日焼け止め・サングラス・帽子
●防水バッグ
●虫除けスプレー
●快適なサンダル・ウォーターシューズ
●常備薬
インドネシアのリゾートはそれぞれ個性豊か。エメラルドグリーンの海、息を呑むようなサンセット、神秘的な世界遺産……。豊かな自然と文化を満喫できるこの楽園で、特別な休暇を過ごしてみませんか?