日本からサムイ島への行き方、そしてバンコクからのサムイ島への行き方を詳しく解説します。
日本からサムイ島までは、2025年5月時点で直行便は存在しないため、乗継便を使うことになります。おすすめの乗継ルートは、2つあります。
1.東京/大阪 → バンコク → サムイ島
2.東京/大阪 → シンガポール or クアラルンプール → サムイ島
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
東京の成田空港もしくは大阪の関西空港からタイのバンコクまで行き、その後、サムイ島へ向かいます。
例:バンコク エアウェイズ利用
東京 羽田空港―バンコク スワンナプーム国際空港―サムイ島 サムイ空港
所要時間:17時間15分(うち、トランジット9時間40分)
費用:片道約90,000円/1名(※2025年6月上旬の片道価格)
例1:シンガポール航空利用
東京 羽田空港―シンガポール チャンギ国際空港―サムイ島 サムイ空港
所要時間:22時間40分(うち、トランジット13時間40分)
費用:片道約90,000円/1名(※2025年6月上旬の片道価格)
1:エアアジアX利用
東京 羽田空港―クアラルンプール クアラルンプール国際空港
所要時間:7時間20分
費用:片道約29,000円/1名(※2025年6月上旬の片道価格)
2:エアアジア ベルハッドとバンコク エアウェイズ利用
クアラルンプール クアラルンプール国際空港―プーケット プーケット国際空港―サムイ島 サムイ空港
所要時間:6時間30分(うち、トランジット4時間5分)
費用:片道約21,000円/1名(※2025年6月上旬の片道価格)
1+2の合計:片道約50,000円/1名(※2025年6月上旬の価格)
LCCを利用する際には、預けられる荷物の重量の無料の範囲が少なかったり、乗継回数が多かったりと、料金が低い分、負担が大きくなることがあります。その点もよく踏まえて計画しましょう。
続いては、バンコクからサムイ島へのアクセス方法をご紹介します。飛行機利用と、バス・フェリー利用の2種類があります。
バンコクからサムイ島まで飛行機の直行便が出ているので、便利に利用できます。
例:バンコク スワンナプーム国際空港―サムイ島 サムイ空港(バンコクエアウェイズ利用)
所要時間:約1時間5分
費用:片道19,000円/1名(※2025年6月上旬の片道価格)
このフライトプランでは、預入荷物は20kgまで無料、機内食あり、2-2座席レイアウトです。2-2座席レイアウトは隣の座席との距離が近いため、広々と感じにくい点が気になります。しかし、直行便かつ所要時間は1.5時間なので比較的快適といえるでしょう。ただし、バスとフェリー利用と比べて費用が高額になります。
バンコクの空港からバスで港まで行き、港からフェリーでサムイ島まで渡る方法です。
例:バンコク スラートターニー空港からバスでドンサック港―ドンサック港からフェリーでサムイ島へ。
所要時間:3時間30分
費用:片道約2,200~3,500円/1名
口コミによれば、バスは荷物の預入れがあり、快適な運行との声があります。またバスとフェリーの連携がうまくいっており、スムーズに乗車・乗船できたとの声もあります。
移動費を安く抑えたい人、船酔いしにくい人、多少時間がかかっても、車窓や海の景色を移動しながら楽しみたい人におすすめです。
ここで、サムイ島の基本情報を確認しておきましょう。
サムイ島はタイ湾に位置し、マリンスポーツやリゾートなどさまざまな楽しみ方ができる観光地です。気候はタイの熱帯モンスーン気候で、年間の平均気温は約29度、高温多湿で蒸し暑いのが特徴です。ベストシーズンは、晴天が続く2〜6月。
サムイ島は、ダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツや景観を楽しめるビーチリゾート、マッサージやプールなどのリゾート施設のスパなどを楽しめます。また日が暮れた後に開催されるにぎやかなナイトマーケットは、地元のグルメや文化を堪能できるスポットとして観光客に人気。
サムイ島で宿泊するなら、このようなホテルはいかがでしょうか。エリアごとにおすすめホテルをご紹介します。
落ち着いた雰囲気のラマイビーチ南端の丘陵地に位置する、全室プライベートプール付きヴィラです。お手頃価格でありながら、リゾート感たっぷり。スパトリートメントも贅沢に楽しみましょう。
口コミでは、スタッフのホスピタリティのレベルの高さやレストランでの食事のおいしさにも評判が高いのが特徴です。
サムイ島西部のタリンガムの高台に建つ絶景リゾートです。サンセットビューと高級感あふれるインテリアで、ロマンチックな滞在に最適です。
フィットネスセンターでひと汗かいたり、プールでリラックスしたりと、思い思いの過ごし方が可能です。シェフと一緒に地元のマーケットで買い物後にレストラン内のキッチンでタイ料理を習えるといったサービス、タイが誇る伝統文化フルーツカービングのレッスンなどのサービスにも注目。
静かなボプットビーチ沿いにあり、家族連れに人気のリゾートホテル。キッズ向けの屋外遊び場やプール、キッズクラブ、ベビーシッターサービスも充実し、ファミリーフレンドリーな滞在が可能です。
フィットネスセンターやリゾート気分へと誘うカフェなども備わり、大人も子どもも楽しめます。
サムイ島北東部のチャウエンノーイ地区に位置するスタイリッシュなラグジュアリーリゾート。緑豊かな敷地と海を望むインフィニティプールが魅力です。
客室のプライベートバルコニーにはテラスがあり、ソファに座って景観を楽しむことができます。フィットネスセンターやキッズクラブの利用も可能です。
チャウエン・ビーチ北部の中心エリアにあり、観光やショッピングにも便利。リゾート感と利便性を兼ね備えたブティックホテルです。
客室から眺めるビーチ、館内スパのマッサージ、レストランのタイ料理、ビュッフェスタイルの朝食など、高級リゾートを存分に堪能できます。
北東部プライベート湾沿いの高台に広がるラグジュアリーリゾート。タイの美しい建築を取り入れたスイート&プールヴィラは、サムイ島ならではの贅沢な滞在を楽しめます。
スパイシーな南部タイ料理を楽しめるレストランで地元料理を五感で感じましょう。スパ、ダイニング、シュノーケルラグーンなど施設が充実しているのも魅力のひとつ。
サムイ島で観光巡りをするなら、外せないスポットを5つご紹介します。
サムイ島北部にある、高さ12メートルもの巨大な金色の仏像。優しい微笑みをたたえる仏像の表情が特徴です。
階段を上ったところに展望テラスがあるので、海と空を見渡せる絶景が拝めるスポットとしても人気です。風通しの良い爽やかなひとときを楽しめます。
名称|ビッグ・ブッダ(Big Buddha)
営業時間|6:00~18:00
アクセス方法|ボプッド・ビーチからビーチ沿いの道を車で約10分、チャウエン・ビーチから車で約15分
自然が生んだ奇岩のある観光スポット。それぞれ「ヒンタ=おじいさん岩」「ヒンヤイ=おばあさん岩」を意味します。海で亡くなった老夫婦の生まれ変わりといわれています。
地元では恋愛成就のパワースポットとしても知られているので、縁起がよさそう! もちろん、自然の雄大さも感じてくださいね。
名称|ヒンタ・ヒンヤイ(Hin Ta & Hin Yai)
アクセス方法|サムイ空港から車で30~40分
サムイ島の内陸にある2つの滝。高さ15メートルから流れる滝は圧巻。トレッキングや象乗り体験も楽しめる自然スポットでもあります。滝の入り口から歩いて探索するのも良いですね。滝つぼで水遊びもでき、ファミリーにもおすすめです。
名称|ナムアンの滝(Na Muang Waterfalls)
アクセス方法|チャウエン・ビーチから車で約40分
昔の漁村をリノベーションしたおしゃれなエリアで、毎週金曜に開催されるナイトマーケットで知られています。レストランや雑貨店が立ち並び、散策も楽しいスポット。パッタイ(タイ風焼きそば)やサテ(串焼き料理)、焼き魚など、タイのローカルな屋台グルメを堪能しましょう。
名称|フィッシャーマンズ・ビレッジ(Fisherman’s Village)
営業時間|金曜 17:00頃~23:00頃
アクセス方法と住所|チャウエン・ビーチから車で約10~15分
続いては、サムイ島ならではのおすすめ体験やアクティビティをご紹介します。気になるものは、ぜひオプショナルツアーに組み込んでくださいね。
アントン国立海洋公園でのスリリングなスピードボードなどのカヤック体験は、サムイ島の旅のインパクトのある思い出作りに最適です。荒々しい大自然の海や崖、ビーチなどをめぐる冒険を五感で楽しみましょう。
タイ式キック・ボクシングのムエタイを体験できます。自分の身体能力とスキルに合わせて、ぜひレッスンを受けましょう。初心者クラスなら、誰でも楽しめますよ。
本場のスタンス、パンチ、キック、防御動作を学んで、アクティブに汗を流してから帰りましょう。
サムイ島では、迫力のある本格的なゴーカートも楽しめます。イージーカート(EasyKart)サムイ島店では、初心者や子ども向けから、体感速度70km以上の高速カートまで大人から子どもまで楽しめます。ワクワク・ドキドキの新鮮な体験は、なかなか味わえません!
優雅に夕刻から夜を楽しみたいなら、ディナークルーズがおすすめ。爽やかな海風を感じ、絶景のオーシャンビューを長めながら、タイ料理のビュッフェを堪能してみませんか。
エレファント ジャングル サンクチュアリという施設では象と触れ合う体験ができます。象に触れたり、エサをあげたりできますよ。象と一緒に記念撮影をしてSNSに投稿すれば、注目されるかも!?
その他、シュノーケリングやダイビング、近隣のタオ島やナンユアン島へのツアー、スパ&マッサージ体験、タイ料理のクッキングクラスなどもありますので、お気に入りのものを見つけてみてくださいね。
サムイ島に訪れる前に、ぜひ知っておきたい注意点や快適に過ごすヒントをご紹介します。
サムイ島の観光スポットの寺院に参拝する際には、敬意を払い、男女ともに露出の高い服装は避けましょう。短パンやサンダルがNGのこともありますので注意してください。また、カップルや夫婦で訪れる際には、寺院内で手をつないだりするのも控えるようにしたほうが良いでしょう。
公共の有料トイレや食堂などは、水洗の様式トイレではなく、タイ式トイレの場合があります。タイ式トイレは、日本の和式トイレと異なり、ドア側に向かって座ります。そして水は自動で流れないので、汲み置きの水をひしゃくで汲んで流します。またトイレットペーパーは、水洗トイレであっても流せません。備え付けのゴミ箱がある場合はそこに捨てます。
サムイ島をはじめ、タイの水道水は飲めません。熱中症対策としても水分補給は十分にしたいものですが、ミネラルウォーターを携行して対策しましょう。
多くのホテルやカフェでは、無料Wi-Fiが整備されており、ネット接続が可能です。またスマートフォンなどで通信したい場合、空港やコンビニで購入できるプリペイドSIMカードは手軽に利用できるので便利です。
タクシーは料金が高めに設定されていることも多いので、安く移動したい場合は乗合バス「ソンテウ」やレンタルバイクがおすすめです。ソンテウは、トラックの荷台に屋根がつけられ、ベンチに座る形で地元ならではの体験が可能です。
サムイ島は比較的、治安は良好ですが、夜間の一人歩きや貴重品管理には注意を。スリや観光客狙いの軽犯罪、バイク事故にも気をつけましょう。
サムイ島の行き方から、おすすめのホテルや観光スポットなどのサムイ島の魅力までお届けしました。サムイ島への行き方は複数ありますが、目的・予算に合わせて選べるのが特徴です。ぜひ最適な方法を選んで、サムイ島への旅を満喫しましょう。