韓国の地方都市や田舎観光は、大都会ソウルとは異なる魅力がたくさん詰まっています。最大の特徴は、自然豊かな風景や、深い韓国の歴史をじっくり堪能できることです。
地方ならではの郷土料理を楽しむのはもちろん、地元の暮らしや文化体験に触れることで、韓国の本当の魅力を発見できます。さらに、観光客が少ないため、混雑を避けた静かな旅を満喫できるのも大きなメリットです。
物価もソウルに比べて比較的安く、コストを抑えて旅行したい方にも最適。韓国の田舎旅行は、ゆっくりとしたペースで楽しむ旅にぴったりです。
韓国の地方都市注目度ランキングTOP10は以下の通りです。
1位:慶州(キョンジュ)
2位:全州(チョンジュ)
3位:安東(アンドン)
4位:順天(スンチョン)
5位:光州(クァンジュ)
6位:江陵(カンヌン)
7位:春川(チュンチョン)
8位:水原(スウォン)
9位:浦項(ポハン)
10位:木浦(モッポ)
※このランキングは、特定の期間のGoogle検索ボリュームに基づいています。
行ってみたい都市はありましたか?それでは、それぞれの地方都市の魅力を紹介していきましょう!
慶州は、1000年以上続いた新羅時代の首都として栄えた歴史ある街。「屋根のない博物館」とも呼ばれており、世界遺産をはじめとした古墳や仏教遺跡が点在し、韓国の歴史と文化を肌で感じられる場所として知られています。
名物は、あんこを入れて焼いた饅頭のような「慶州(皇南)パン」。高い人気を誇る地元の名産品で、お土産におすすめですよ。
慶州までのアクセス
・日本からの直行便:なし
・ソウルからKTX(韓国高速鉄道)で約2時間
https://maps.app.goo.gl/EjAe1ZAG5GaBDioC7
全州は、韓国を代表するグルメ都市として知られる地方都市。特に日本人にも人気のビビンバ発祥の地として有名です。
歴史ある伝統家屋が立ち並ぶ全州韓屋村(チョンジュハノクマウル)では、伝統衣装の韓服(ハンボク)を着て散策するなど、韓国の伝統文化体験が楽しめます。また人気アイドル、BTSがロケなどで訪れたことでも有名な場所です。
全州までのアクセス
・日本からの直行便:成田空港から約2時間半
・ソウルからKTX(韓国高速鉄道)で約1時間30分
https://maps.app.goo.gl/uQRCpVujiWZ63age6
©Stock-for-you/shutterstock
韓国の伝統文化の中心地である安東は、古き良き韓国の風景が広がるエリア。安東の河回村は、ユネスコ世界遺産に登録された伝統的な村で、韓国の伝統文化を体験できます。
また、伝統的な仮面劇である「河回別神クッタルノリ」も見どころのひとつ。現存する仮面劇の中で最古のものとされ、豊作への願いや支配層への痛烈な風刺が込められた内容が特徴。ユーモアと風刺を交えながら、韓国の伝統文化と社会背景を感じさせる貴重な芸能です。
安東までのアクセス
・日本からの直行便:なし
・ソウルからKTX(韓国高速鉄道)と列車で約2時間
https://maps.app.goo.gl/B5MjRUZ8g7ywTvxk8
順天は、豊かな自然に囲まれた美しい都市。広大な干潟と多様な生態系が広がる順天湾湿地は、バードウォッチングや自然観察を楽しめる場所で、夕暮れ時には、壮大な夕日が湿地を黄金色に染め、絶景スポットとしても人気です。
また、朝鮮時代の姿のまま保存されているナガン(楽安)邑城は、ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』などのロケ地としても有名で、ロケ地巡りを楽しむファンも多く訪れます。
安東までのアクセス
・日本からの直行便:なし
・ソウルからKTX(韓国高速鉄道)で約2時間30分
https://maps.app.goo.gl/nEiejMTeqyPPCKfT6
©trabantos/shutterstock
光州は、1980年の「5.18光州民主化運動」で知られる歴史的な街です。この運動は韓国の民主化の象徴とされ、現在でもその精神が大切に受け継がれています。
近年ではアートの街としても注目され、現代アートを楽しめるスポットが続々と登場。加えて、グルメも見逃せません。特に有名な「光州五味」では、キムチやトッカルビ(韓国版ハンバーグのような料理)、鴨肉スープなど地元の名物料理を堪能できます。
光州までのアクセス
・日本からの直行便:なし
・ソウルからKTX(韓国高速鉄道)で約2時間
https://maps.app.goo.gl/1nsYS8msTHjrNRLe7
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江陵は、韓国屈指のビーチリゾートとして知られ、美しい海岸線とカフェ文化が魅力です。特に「安木コーヒー通り」では、全国から集まったバリスタたちの自慢の一杯を楽しめます。
さらに、ドラマ『トッケビ』やBTSのMVロケ地としても有名。海の近くでは新鮮な海鮮料理が楽しめ、テイクアウトして海辺で食べるのもおすすめです。ソウルから約1時間30分と、日帰り旅行に最適な場所です。
江陵までのアクセス
・日本からの直行便:なし
・ソウルからKTX(韓国高速鉄道)で約2時間
https://maps.app.goo.gl/tUB5SZX84yUtTETw6
©Stock-for-you/shutterstock
春川は、湖と川に囲まれた美しい都市で、郷土料理「タッカルビ」発祥の地として有名。鶏肉、キャベツ、サツマイモ、餅などにピリ辛の特製ソースで炒めた一品は、地元の定番グルメです。
また、日本でも大ヒットした韓国ドラマ『冬のソナタ』のロケ地としても人気を集めています。特に、北漢江(プッカンガン)に浮かぶ半月型の島「南怡島(ナミソム)」はファンの聖地として有名で、四季折々の風景が楽しめる絶好の観光スポットです。
春川までのアクセス
・日本からの直行便:なし
・ソウルからITX-青春で約1時間15分
https://maps.app.goo.gl/aMUEq8cBP8KXjSS17
©Chan008/shutterstock
水原は、ソウルから約1時間でアクセスできる、ユネスコ世界遺産に登録されている水原華城(スウォンファソン)が有名な歴史都市です。この城郭は18世紀に建てられ、当時の建築技術が感じられる壮大な遺産になっています。
グルメでは、甘辛い味わいの「水原カルビ」が大人気。さらに、おしゃれなカフェ巡りも楽しめ、夜には通りにならぶ屋台や伝統市場がオープンし、賑わいを見せる活気あふれるエリアとなります。
水原までのアクセス
・日本からの直行便:なし
・ソウルから地下鉄1号線で約1時間
https://maps.app.goo.gl/V3dEdwkZQ74bNBqs8
©ked7531/shutterstock
浦項は、かつて漁業で栄えた港町で、現在は東洋最大規模の製鉄所が立ち並ぶ工業都市としても知られています。迎日台から望む工場夜景は、フォトジェニックな絶景として有名です。
また、4万5千坪の広さを誇る韓国最高の魚市場、竹島市場では新鮮な魚介類を堪能できます。特に刺身を使った冷製スープ「ムルフェ」や青魚を独特の方法で干した「クァメギ」など、浦項ならではの絶品グルメです。
浦項までのアクセス
・日本からの直行便:なし
・ソウルからKTX(韓国高速鉄道)経由で約2時間20分
https://maps.app.goo.gl/9SMhrvjztdUwdx6M7
©trabantos/shutterstock
木浦は、かつて輸出港として栄えた歴史的な街。今も当時の建物が港沿いに残っており、散策するだけでもその歴史を感じられます。
市場では新鮮な魚介類をその場で味わうことができ、特に名物の「ホンオフェ」(ガンギエイの刺身)は、地元ならではの珍味として人気です。歴史とグルメが交わるこの街は、のんびりとした旅にぴったりです。
木浦までのアクセス
・日本からの直行便:なし
・ソウルからKTX(韓国高速鉄道)で約2時間40分
https://maps.app.goo.gl/X7s1D62yMKmFHxyG6
順天(スンチョン)の順天湾
韓国の地方都市は魅力がいっぱい! 自然や文化、歴史をじっくり感じながら、ソウルから足を伸ばして、あなただけの特別な旅を体験してみませんか?