マニラを観光するなら、2泊3日の滞在がおすすめです。
フィリピンの首都マニラは、歴史、自然、ショッピングの名所が車で30分〜1時間ほどの距離にまとまっています。
郊外のリゾート地の日帰り旅行を加えても、2泊3日で無理なく観光できます。
特に、観光名所のイントラムロスはスペイン統治時代の石畳の街路や建築物が並んでおり、まるで当時にタイムスリップしたような感覚を味わえます。
一日中観光した後は、マカティのリトル東京の夜市で日本食を楽しむこともできるため、マニラでは時代と国境を越えた旅の魅力を感じられます。
また、主要観光地から少し足を延ばせば、人気避暑地であるタガイタイで絶景を楽しんだり、フィリピンの料理の首都と呼ばれるパンパンガ州で美食に舌鼓を打ったりすることも可能です。
この記事では、マニラの魅力を余すことなくお伝えし、初めて訪れる方はもちろん、リピーターの方にもマニラの新たな魅力をお伝えできるよう、アクセス方法から絶品グルメ、撮影のコツまで詳しく解説します。
マニラは、16世紀のスペイン統治時代の遺物と、急発展を続ける大都市BGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)の高層ビル群が対照的な美しさを織りなす地域です。
スペイン統治時代の息吹を感じられるイントラムロスは、16世紀にスペイン人によって建設された城郭都市です。
サンアグスチン教会のバロック風のインテリア、パオアイ教会の重厚な石造建造など、タイムトラベルしたような感覚を味わえます。
対して、BGCでは近代的な高層ビルが立ち並び、フィリピンの高度経済成長を体感でき、昼夜問わず様々なショッピングやグルメ、街中を鮮やかに彩るアートを楽しめます。
16世紀と近代が交差する大都市で、多様な文化を見て、聞いて、味わうことで、忘れられない刺激的な経験ができるはずです。
また、フィリピンはフレンドリーな方が多く、海外旅行の初心者でも安心して旅ができます。
マニラの観光地やホテルでは英語が通じることがほとんどで、簡単な英語でコミュニケーションが取れます。
朝昼晩の食事に加え、おやつ習慣のあるフィリピンでは屋台も充実していて、300円ほどで小腹を満たせます。
円高の時代でも旅行やグルメを思い切り楽しめる、コストパフォーマンスの高い旅先です。
ここからは、マニラ観光に最適な時期、旅行費用の目安、そして気になる治安情報についてわかりやすくご紹介します。
マニラは日本との時差が1時間で時差ボケを心配せずに楽しめますが、日本と同様に台風が多いです。
安心安全に旅を楽しむには、事前に気候を把握しておくことが大切です。
近年のマニラの気候情報を一覧にまとめたので、快適な旅行プランの立案にお役立てください。
月 | 季節 | 平均気温(℃) | 平均降水量(mm) | 平均湿度(%) | 気候情報 |
1 | 乾季 | 26 | 58.5 | 74 | ・涼しく快適で観光に最適 |
2 | 乾季 | 26 | 40.1 | 71 | ・涼しく快適で観光に最適 |
3 | 乾季 | 28 | 43.1 | 67 | ・暑さが増してくる時期 |
4 | 乾季 | 29 | 36.4 | 65 | ・最も乾燥している時期 |
5 | 乾季末 | 30 | 156.6 | 71 | ・雨が増えてくる |
6 | 雨季 | 29 | 298.0 | 78 | ・雨季開始 |
7 | 雨季 | 28 | 498.6 | 82 | ・台風多発時期 |
8 | 雨季 | 28 | 594.9 | 83 | ・台風多発時期 |
9 | 雨季 | 28 | 447.6 | 82 | ・台風多発時期 |
10 | 雨季 | 28 | 279.4 | 79 | ・雨が少しずつ減ってくる |
11 | 雨季末 | 28 | 93.2 | 77 | ・雨季終盤で気候が安定してくる |
12 | 乾季 | 27 | 121.0 | 77 | ・涼しく快適 |
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マニラを旅行した人からは、つまらなかったという評判を聞くこともあります。
つまらないと言われる原因と楽しむコツを4つのポイントに分けてお伝えします。
1.慢性的な交通渋滞と排気ガスで移動が面倒
マニラ市内は交通量が非常に多く、慢性的な交通渋滞の問題を抱えています。
慣れない土地でスムーズに移動できないこと、渋滞による排ガスがストレスに感じる人が多いようです。
交通渋滞を避けたい人は、ぜひ早起きをしてイントラムロスの散策を楽しんでみてください。
また、竹で作られたマニラならではの自転車、Bambike(バンバイク)ツアーでの歴史体験もおすすめです。
2.観光スポットが散在し物語性が薄い
マニラは地理的にも歴史的に統一感をもって設計されている土地ではないため、観光スポットが点在しており、観光ルートに一貫した物語性を感じにくい場合もあるようです。
一方、マニラの中華街ビノンドで、とろける豚肉入りの濃厚スープ麺や揚げ肉まんなどの名物を食べ歩くと統一感も活気も味わえます。
パッシグリバーフェリーで移動すれば、交通渋滞を回避することもできて水上観光も楽しめます。
3.夜間の安全面を気にして行動範囲が狭まる
マニラの治安は数十年前と比べるとかなり良くなってきていますが、日本に比べると一部不安な地域もあるため、スリや置き引き、ぼったくりなどには十分な注意が必要です。
夕方以降に安心して観光を楽しみたい方は、BGCでストリートアート鑑賞やカフェ巡りを検討してください。
街のあちこちに思わず写真を撮りたくなる色鮮やかなアートがあり、洗練されたショッピングモール内のカフェでは安心してくつろげます。
4.巨大モール中心で“どこも同じ”雰囲気
マニラには複数の巨大ショッピングモールがあり、それぞれ魅力に溢れるスポットです。
また、夜は開放的なルーフトップ・バーやポブラシオン・バーで、美しい夜景を楽しみながらカクテルや独創的な料理を味わえます。
Grabを使えば安全に移動できるので、ぜひお気に入りのバーを見つけてみてください。
マニラ観光がつまらないと言われるのは、市内の交通事情や観光スポットの散在が大きな原因です。
マニラ市内の観光にとどまらず、郊外日帰りを組み込むなどして旅に変化をつけてください。
外務省のホームページで発表している危険情報では、マニラはレベル1の「十分注意」が続いている地域で、日本に比べると安全とは言えません。
2025年の統計では総犯罪件数こそ2024年比で8%減少しましたが、キアポ地区、ディビソリア地区、ロハス・ブルバード周辺ではスリや路上強盗が依然として多発しています。
路上で現金を扱ったり高価なアクセサリーを身につけたりしないことが基本です。
夜22:00以降に移動する場合は、BGCとマカティ中心街を除いて徒歩を避け、配車アプリGrabを利用しましょう。
乗車前にドライバーの顔写真と車両ナンバーがアプリ表示と一致しているか必ず確認してください。
さらに、2人乗りバイクによる「ライディング・イン・タンデム」が頻発しており、貴重品を道路側に出さないようバッグやスマートフォンは常に歩道側で持つのが安全策です。
ATMを利用する際はモール内のセブン-イレブンに併設された機械に限定し、暗証番号入力時は手でテンキーを覆って盗み見を防止するとともに、1回の引き出し額を10,000ペソ以内に抑えましょう。
代表的な観光客向け詐欺として、4つの例をご紹介します。
1.空港ポーター過剰請求
空港で荷物を運んでから高額なお金を請求してくる詐欺です。
持ち逃げのリスクもありますので、基本的に荷物は自分で持てる量にした方が良いでしょう。
2.マネーチェンジャー札抜き
両替の際に、お札を少なく渡したり偽札を混ぜるなどしてお金を盗む詐欺です。
両替は空港や信頼できるモールで行い、渡された札はその場ですぐに確認しましょう。
3.リサール公園での“チャリティー寄付”
リサール公園で突然知らない人が近づいてきて「チャリティーに寄付してください」と言われることがありますが、実際にはお金目的の詐欺の場合があります。
言葉巧みに寄付を迫ってくる場合がありますが、意志を強く持ってはっきりと断りましょう。
4.偽ツアー勧誘
街中や観光地でお得なツアーや特別な観光プランを紹介されるが、実際には内容が不十分だったり、高額な請求をされる詐欺です。
ツアーは信頼できる旅行会社を利用し、知らない人の勧誘は断りましょう。
特に女性だけのグループや一人旅行者は、24時間フロント・カードキー式エレベーターのホテルを選択しましょう。
また、Grabの「シェアトリップ」機能を使って事前に同行者へ位置を共有しておくことで、トラブルの際の安全を確保できます。
同性カップルやLGBT+(性的マイノリティ)の旅行者は、BGC、ポブラション地区は比較的フレンドリーな雰囲気ですが、旧市街(キアポ地区等)などの伝統的な地域では保守的な考えの方が多くいますので、公共の場での過度な愛情表現は避けましょう。
台風・洪水リスクのある6~11月に観光する場合は、PAGASAアラートを確認し、冠水しやすいロハス・ブルバード周辺は早めに退避するようにしましょう。
小型防犯グッズも揃えておくと良いでしょう。
ドアストッパー型アラームやRFIDスキミング防止ケースが現地モールで購入可能です。
マニラは東南アジアの中でもコストパフォーマンスの高い都市で、公共交通・食事・宿泊のいずれも日本より割安です。
市内を走るMRTは一区間約40〜70円、空港からBGCまでGrabで移動しても片道およそ1,040円程度です。
ローカル感を味わいたいならジプニーが約30円、パシッグ川フェリーは約40円とワンコイン感覚で利用できます。
食費の幅も広く、屋台の串焼きは約210円、カフェラテは約310円ほど。
ルンピア(フィリピン版の春巻き)やタホ(温かい豆腐に、黒糖シロップと小粒タピオカをかけた甘いスナック)は各130円、小腹を満たすビノンドの粥+麺ブランチも650円前後と良心的です。
夜はポブラシオンのバーでハッピーアワーを狙えばトロピカルカクテルが500〜800円で楽しめます。
宿泊費は立地とグレードで大きく変わります。マカティの中価格帯ホテル(日本のビジネスクラス相当)の相場は1泊約7,000円で、空港往復Grabを含めても1万円ほどで快適に滞在可能です。
バックパッカー向けホステルなら1泊約2,000円、リゾート気分を味わえるOkada Manila(オカダマニラ)の屋内ビーチ付きデイタイムパスは約5,000円で利用できます。
交通手段と食事のバランスを調整すれば、1日の出費は約4,000〜17,000円の範囲で管理できます。
自分の旅のスタイルに合わせて、安く抑えるところと快適さを優先するところを上手に組み合わせましょう。
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マニラには歴史の趣を感じられるスポットや最新のショッピングモールなど、たくさんの見どころがあります。
ここでは定番のスポットに加えて、新名所を追加したベスト9を紹介します。
マニラ観光で外せないイントラムロス旧市街は、フィリピンがスペインに統治されていた時代の名残が強いスポットです。
石畳通りのコロニアル建築は、まるで過去にタイムトラベルしたような気分を味わえます。
特に夕焼けに輝く荘厳な風景が描き出される時間帯は、写真を撮る絶好のチャンスです。
このエリアを訪れるなら、竹製の自転車で巡るBambikeツアーを体験してみてください。観光を楽しみつつマニラの文化を体感できます。
所要時間は2〜3時間程度、交通渋滞に巻き込まれない点も嬉しいポイントです。
タクシー移動はGrabを利用すればマニラ市内の中心部から40分程度です。
イントラムロス旧市街の散策を堪能したら、近隣のカフェBarbara’s(バーバラズ)でひと息ついてみてください。
アンティークな内装で落ち着いた雰囲気の中、美味しい料理とスイーツ、ドリンクに舌鼓を打ちながら、歴史と文化の余韻に浸るのにぴったりのお店です。
独立と文化を象徴するサンチャゴ要塞は、スペイン統治時代に建造された軍事的に最も重要な役割を果たした要塞で、内部にはスペイン独立運動に取り組んだ国家的英雄ホセ・リサールの記念館があります。
ホセ・リサールが使用していた机やコート、帽子、その他さまざまな遺品、処刑前に別れの詩を書いて過ごした様子を再現した等身大の人形が展示されています。
要塞から歩いてすぐのリサール公園は、観光の合間の休憩にも適したマニラ市民の憩いの場で、広大な敷地には緑が茂り日影も多いです。
公園内にはホセ・リサールの像が設置されており、サンチャゴ要塞で見た歴史を振り返り、独立の象徴に想いを馳せるのに最適です。
なお、夜間は周辺の治安に不安があるため、観光は日中の明るい時間にしましょう。
Binondoチャイナタウンは400年以上の歴史を誇り、世界最古の中華街として知られています。
歩くだけでスパイスの香りが食欲を刺激するエリアで、異国情緒に浸りながらローカルグルメを味わえるでしょう。
赤い提灯が列をなすレッドランタン通りは、提灯の赤と光の金が織りなす輝きが、独特な雰囲気を醸し出します。
SNSでも写真映えスポットとして注目を浴びており、特に夕方から夜にかけての時間帯は幻想的です。
おすすめの名物パンシット(pancit)はフィリピン風の麺料理で、日本円にして350円程度です。
お土産を買うなら、パイ状の生地の中に甘い餡が入った焼き菓子ホピア(hopia)がおすすめで、コンビニでも手軽に購入可能です。
世界最大級の規模を誇るショッピングモールで、マニラのエンタメスポットの極みです。
施設内には有名ブランドショップや様々な飲食店がズラリと並び、買い物、遊び、グルメ、リラクゼーションまでありとあらゆる娯楽を楽しむことが可能です。
モール内には免税店やユニクロの大型店も展開しています。
現地での洋服の調達ができるほか、フィリピン限定アイテムが入手でき、魅力的なお土産購入の候補地として人気です。
観光の所要時間の目安は半日以上。
台風の多いマニラでは屋根付きのSMモール・オブ・アジア(MOA)は天候を気にせずにゆったり過ごしたい時にぴったりです。
ラグジュアリーな空間で非日常的な時間を楽しみたい場合は、Okada Manilaがおすすめです。
マニラを代表する統合型リゾートスポットで、遊びはもちろん、食事もくつろぎも、他にはない最高級のエンターテイメントを体験できます。
施設内で特に注目したいのが、屋内でありながら本格的なビーチ気分を堪能できるプールエリアCove Manilaです。
マニラ特有の湿度の高い空気も、プールの爽快感と相まって、心地よいひと時を演出してくれます。
さらに、毎時00分に開催されるLED噴水ショーも注目ポイントです。2000を超える照明が噴水を照らし、水上に幻想的な世界を創り上げる様子は忘れられない思い出になるでしょう。
空港からGrabで15分とアクセスも良好で、日帰りでも充実したリゾート体験を楽しむことが可能です。
BGCはマニラの中でも近代的にデザインされ洗練された雰囲気が魅力の街並みです。
このエリアは近代都市として発展しているだけではなく、街中にアートが展開されている、いわば“オープンエアな美術館”のような存在です。
アート鑑賞に最適な時間帯は朝の8時から10時ごろがおすすめです。
日差しが柔らかく逆光が少ないため、風景がフォトジェニックに映えるほか、人通りも少ないので落ち着いて散策することができます。
また、ハイストリートと呼ばれる歩行者天国エリアには、おしゃれなショップやレストランがたくさんあります。
芝生やベンチも整備されており、心地よく散策を楽しめるスポットです。
なお、BGCには電車が通っていません。
移動にはGrabか、現地の主要な移動手段であるジープニーを利用するのが一般的です。
マニラで家族連れに人気なスポットと言えばマニラ・オーシャンパークです。
フィリピン最大級の大規模な海洋テーマパークで、子どもたちも楽しめるアクティビティが充実しています。また、全天候型の施設のため、雨天を気にせずに過ごすことができる点も見逃せません。
見どころのひとつは、水中歩行の感覚を味わえるトンネル型水槽で、カラフルな熱帯魚やサメが頭上を泳いでいく様子は圧巻です。
また、アシカたちがユーモラスなパフォーマンスを披露してくれるアシカショーも人気です。
ショーの後にはアシカたちとのふれあいタイムがあり、記念写真も撮ることができます。
ランチにはシーフードやフィリピン料理を楽しめるハーバービューレストランがおすすめ。
マニラ湾を眺めながらのランチは、アクティビティの合間の息抜きにピッタリです。
マニラで夜遊びを楽しむのならば、マカティ市内のポブラシオン・バー街(ナイトライフ)が良いでしょう。
路地には個性的なバーが密集しており、徒歩でのはしご酒が楽しめる数少ないスポットです。
アジア50ベストバーの常連オトなど話題のお店が多数営業しており、アートな空間でお酒を飲んだり、個性的なクラフトカクテルバーで過ごすなど、多彩な楽しみ方を選べる点も魅力です。
お得に楽しみたいなら、17時から19時のハッピーアワーがおすすめです。
1杯520から770円程度で質の高いドリンクを堪能することができます。
お店によってはサンダルでの入店はNGの場合もありますので、カジュアルすぎる恰好は避けてスマートな装いで訪れるようにしましょう。
マニラで美味しい日本料理が食べられるエリアと言えば、日本食レストランの密集地帯、リトル東京です。
夜市が開かれるのは毎週金曜日から日曜日の18時~23時限定です。
現地の人々や在住日本人、観光客が集まって活気にあふれています。
目玉は焼き鳥横丁と呼ばれる串焼きゾーンです。
本格的な味わいもさることながら、串焼きの香ばしい香りと炭火が爆ぜる音のライブ感が楽しめます。
また、たこ焼き屋台も人気で、アツアツのたこ焼きが1パック64円ほどと、気軽に楽しめる点も魅力です。
滞在時間の目安は1時間から2時間程度で、夕食と夜の散策を兼ねて気軽に立ち寄れるスポットとしておすすめです。
マニラの観光名所を効率よく楽しむために、旅行日数別に必要な移動時間・予算・主な見どころを一目で比較できるモデルコースをご提案します。
最短6時間でサクッと楽しみたい方から、2泊3日でマニラの名所を味わい尽くしたい方まで、様々なニーズにお応えできる行程を用意しました。
各コースはアクセスの利便性、予算バランス、体験の多様性を考慮して設計されています。
以下のモデルコースを参考に、あなたの旅行スタイルと予算に最適なプランを見つけてください。
最短でマニラを観光したい方におすすめのコースです。
まず、航空到着後は入国審査や荷物の受け取りに1時間程度はかかるつもりでスケジュールを組みましょう。
その後Grabでイントラムロスまで移動に約40分程度。
フォート・サンチャゴとサン・アグスティン教会は徒歩で移動できる範囲で、2時間程度でそれぞれじっくり鑑賞することができます。
昼はGrabでBinondoチャイナタウンへ15分ほどかけて移動します。
おすすめの食べ歩きグルメはルンピアとタホで、どちらも1品50ペソ程度とリーズナブルです。
午後はモール・オブ・アジア(MOA)でショッピングを楽しみましょう。
天候を気にせず、屋内で涼しみながら快適に過ごすことができます。
日が暮れたら空港へ戻ります。
渋滞を避けるため、フライトの2~3時間前には空港に向かうと安心です。
このコースであれば、1日でマニラの歴史・グルメ・ショッピングをバランスよく楽しむことができます。
移動手段をすべてGrabに統一することで効率的に移動でき、短時間でも濃厚なマニラ観光を堪能することが可能です。
朝9時から、イントラムロスで徒歩ガイドをスタートします。
歴史の趣を味わいながら石畳の街並みを2時間程度かけて散策しましょう。
その後はジプニーを使ってBinondoチャイナタウンへ向かいましょう。
ワイイン粥とホップアイ麺のセットでブランチを楽しみつつ、散策の疲れを癒しましょう。
お腹を満たした後は13時発のパシッグフェリーでBinondoからGuadalupe(グアダルーペ)へ水上移動を40分ほど楽しみましょう。
14時までにBGCに到達するので、アートウォールの散策やショッピングを楽しんだ後、カフェで一休みするのがおすすめ。
夕方の17時半にはマニラ湾へ移動し、美しいサンセットを眺めましょう。
その後はOkada Manilaへ移動し、19時には噴水ショーと豪華ディナーブッフェを堪能して1日を締めくくります。
なお、もし雨天の場合は、フェリーから国立博物館へ変更して、文化体験を楽しむコースもおすすめです。
週末を活用して効率よくマニラ観光を満喫する2日間のコースです。
初日は「初マニラ1日満喫コース」を巡ってから、22時以降はマカティのポブラシオン地区でバー巡りへ。
ぜひ、深夜のライブミュージックでマニラの夜を満喫してください。
2日目は朝の8時半からマニラ・オーシャンパークへ向かいます。
入場券はトンネル型水槽や海獣ショーが楽しめるセット券(2600円程度)がおすすめです。
11時半には近くのダンパ海鮮市場へ。新鮮な魚介をふんだんに使ったランチを満喫しましょう。
14時半ごろにはOkada Manilaの屋内ビーチ施設Thrillscapeで非日常的なリゾート気分を味わうことができます。
17時ごろに隣接するSMモール・オブ・アジア(MOA)でショッピングを2~3時間堪能してください。
20時半には空港へ向かうか、もう一泊できるなら市内のホテルで一泊し、翌日ゆっくり帰路に就くのも良いでしょう。
費用はマカティ市内の4つ星ホテルで一泊約7000円程度、Grabで空港の往復は2300円程度。
観光・食事・移動を含めたトータル予算は約25,000円+航空券です。
歴史・グルメ・ナイトライフまで網羅した、初めてマニラ観光をする人も充実の週末を送ることができるプランです。
初日は「初マニラ1日満喫コース」のようにマニラ定番スポットを巡り、2日目は早朝7時に出発、専用車を借りてタガイタイへ向かいます。
People’s Park in the sky(ピープルズパークインザスカイ)からタール湖を一望して、避暑地ならではの涼やかな風を浴びながら、絶景に臨むことができます。
続いて展望台やローカル市場を散策し、名店Antonio’sでフィリピン料理の贅沢ランチを味わいましょう。
午後にはファミリー層にも人気の遊園地、SkyRanch(スカイランチ)でアトラクションを楽しんだ後、18時ごろにマニラ市内に戻ります。
なお、タガイタイは高地で気温は20℃前後のため、薄手のジャケットは必ず持っていってくださいね。
2日目が早朝からの移動だった分、3日目はゆったりスタートしましょう。
リトル東京で和風ブランチを堪能してからグリーンベルトモールでショッピングやお土産探しを楽しみます。午後はBGCにある高級スパThe Spaで本格的な全身ヒロットマッサージを体験して、旅の疲れをしっかりと癒してから帰路につきます。
なお、天候に不安がある場合は、コレヒドール島1日ツアーが代替案です。
おたまじゃくしのような形をしたコレヒドール島は、フィリピンの歴史上で屈指の激戦の跡地で、壮大な自然と戦争の歴史の両方に触れることができるスポットです。
このコースはアクティブな観光とリラックスをバランスよく組み合わせた、マニラ初訪問の方にもリピーターにも自信を持ってお勧めできるプランです。
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ここではグルメと厳選お土産10選をご紹介します。
さらに税関規制の禁止事項や注意情報も併記しますので、安心して快適な観光をするための手引きにしてください。
マニラを訪れたなら、絶対に食べておきたいご当地グルメがあります。
ここではこれだけは食べておきたい必食メニュー5品と、ここに行けば外さないと断言できる、選りすぐりのローカル&高級店ベストミックスをご紹介します。
1.シニガン
シニガンはお肉や野菜がたっぷり入った具沢山の酸っぱいスープです。
程よい酸味がフィリピンの蒸し暑い夏でも食欲を促してくれます。
カレーのように白いご飯と混ぜながら食べるのが一般的で、具材は海老や鮭などのシーフードのほか、豚肉や牛肉入りでもおいしく食べることができます。
おすすめの名店は「セントロ1771」で、正統派のフィリピン料理を堪能できる有名店です。
2.レチョン
レチョンはフィリピンの公用語のタガログ語で“丸焼き”を意味する料理です。
文字通り豚や鶏の内臓を取り出して、そこに香草や野菜を詰めて炭火で丸ごと焼き上げます。
炭火で焼けた皮はパリパリとした食感で、香ばしい芳香とジューシーな肉汁が楽しめます。
お肉と相性ピッタリの甘いソースを添えていただくのが一般的です。
おすすめの名店はケソン市内の「エラーズ・レチョン・ザ・オリジナル」。
家族経営のレストランで、豚肉の絶品レチョンを30年以上提供しています。
パリパリの皮とジューシーなお肉、さらにソースのおいしさも人気の秘訣です。
3.ハロハロ
ハロハロはタガログ語で“ごちゃまぜ”という名前のスイーツです。
名前の通り、たっぷりのトッピングをあしらったかき氷で、ウベという紫芋のアイスをベースにゼリーや果物、タピオカ、ナタデココ、コーンフレークや豆などを合わせて食べます。
おすすめの名店は中華系ファストフード店の「チョーキン」。
メニューが豊富で朝食の時間帯も開いているため、現地の人々から広く愛されています。
4.アドボ
アドボは鶏肉や豚肉を醤油やビネガー、ニンニクや黒コショウなどで漬け込んでから煮込む料理です。
フィリピン由来の肉や魚を酢や塩で漬け込む調理法と、スペインの煮込み料理の手法が融合して生まれた料理と言われています。
おすすめの名店は「メサ・フィリピーノ・モダン」で、フィリピン料理に現代的なアレンジを加えた、人気のチェーン店です。
クリスピーアドボというオリジナルメニューを展開していて、アドボをカリカリに揚げることで外はカリッと、中身はジューシーという独特の食感を提供しています。
5.シシグ
シシグは細かく刻んだ豚のホルモンを、醤油やビネガーなどの調味料と、にんにくや唐辛子などの香辛料で炒めた鉄板料理です。
豚肉はかしら(ほほ肉)を使うのが一般的で、油と塩気ががっつり利いた一品です。
おすすめの名店はシシグをメインに据えたチェーン店「キングシシグ」です。
鉄板の上にカリカリのシシグと白いご飯が載せられていて、日本人の口にも合う味付けです。
ここでは定番から最新トレンドまで、マニラで絶対に抑えておきたいお土産を厳選してご紹介します。
価格の目安や購入スポットはもちろん、関税での注意点も網羅していますので、マニラ観光のお供にしてくださいね。
まずは大定番のドライマンゴーです。
フィリピン産のマンゴーは高品質で世界的にも高く評価されています。
スーパーやコンビニで手軽に手に入れることができ、価格も300~400円程度から購入可能です。
次に、チョコレート好き必見のマラゴスチョコレートです。
国際的な大会で多数受賞しているカカオ業界のパイオニアで、芳醇な香りと上質な味わいはもちろんのこと、おしゃれなパッケージでとっておきのお土産にぴったりです。
価格は580~720円程度で、こちらもお手頃に購入できます。
食べ物以外では、BENCH(ベンチ)の香水はいかがでしょうか。
香水は飛行機の機内持ち込みに制限がありますが、BENCHはミニボトルも豊富に揃えているので、気軽に購入することができます。
ラインナップが豊富で価格帯の幅が大きいので、実際に現地で見て選ぶのが良いでしょう。
なお、持込量規制品は注意が必要です。
特に肉製品は関税で厳しく取り締まられており、ビーフジャーキーやソーセージなどは没収対象となります。購入時には肉類が含まれていないかどうか、成分表示をしっかりと確認しましょう。
どうしても食べてみたい場合は、マニラ滞在中に食べるようにしてください。
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最後にマニラから片道2時間前後でアクセスできる郊外人気スポットに的を絞って、気軽にアクセスできる日帰り旅行プランを提案します。
市内の喧騒を離れて、自然の美しさに触れたい方にお勧めのリフレッシュコースです。
標高700mに位置するタガイタイは、マニラ地元民にも観光客にも人気の避暑地です。
最大の見どころはタール火山湖からの景観。
涼しい高原の空気の中、パノラマに広がる絶景は日ごろの疲れを吹き飛ばしてくれるでしょう。
タイムスケジュール的には、朝7時にマニラを車かバスで出発すれば、9時半ごろには展望台でカルデラ湖を一望することができます。
タール島へはボートでアクセス可能です。
さらに火山口では2600円程度でガイドと一緒に乗馬でトレッキングも可能です。
ランチは絶景カフェ「Bag of Beans」でいただきます。
こだわりの内装と上質な食事を楽しみながら、屋外テラスから湖と火山を一望できます。
午後は小型遊園地のスカイランチへ向かい、都会の喧騒から離れてゆったりとした時間を過ごしましょう。
気温が20℃前後で肌寒い季候なので、薄手のジャケットは必需品です。
また、雨季は火山口はクローズしている場合もあるので、事前に情報を調べてから訪れるようにしてください。
マニラ湾の入口に浮かぶコレヒドール島は、第二次世界大戦の激戦地であり、当時の大砲や要塞が残る歴史的価値の高い島です。
戦争の爪痕を残しながらも美しい自然が広がり、マニラ近郊でも特に人気の日帰りスポットです。
マニラ湾からフェリーで約90分ほどで移動できます。
見どころは太平洋戦争の激戦の模様を現代に伝えるマリンタ隧道や砲台跡、太平洋戦争記念館など。
島の最高地点にたたずむ燈台からは360℃の景観が楽しめます。
スケジュールの一例としては、朝7時にマニラのフェリーターミナルからチェックイン、8時に出航し、9時半ごろ島に到着します。
日本語ガイド付きの島内トラムツアーで島内の見どころを巡り、13時ごろにビュッフェでランチを楽しみます。
午後15時半ごろ発のフェリーで帰港し、17時ごろには市内に戻れるという、無理のない行程がおすすめです。
島内は整備されていない道も多いので、歩きやすい靴で訪れましょう。
快適に過ごすため、虫よけと雨季はレインコートも必須です。
グルメ巡りに焦点を当てた旅をするなら、フィリピンの美食巡りの名スポット、パンパンガ州がおすすめです。
7,641もの島々が織りなすフィリピンは他国の統治下にあった歴史的背景もあり、独特の食文化を形成しています。
特にパンパンガ州はフィリピン料理の故郷とも呼ばれる食の宝庫で、絶品の郷土料理やスイーツでお腹を満たしてくれます。
アクセスはマニラ市内から車で約1.5時間ほどです。
Grabの専用チャーターを利用した場合は1日当たり10300円程度です。仮に4人で人数割りすれば、一人当たり2600円ほどでストレスなく移動ができます。
おすすめのタイムラインは朝8時にマニラを出発、9時半にブランチをパンパンガの名店Aling Lucing(アリング・ルシング)でとります。
この店はシシグ発祥の地と言われ、客層はマニラの人々だけではなく、海外から定期的に通う根強いファンがいるほどです。
食後はスペイン植民様式邸宅Bale Matua(バレ・マトゥア)で文化的な寄り道をして腹ごしらえの散策を。
ランチは12時半ごろを目途に、スパイシーなスープに太めの米粉麺が入ったラクサはいかがでしょうか。
お腹が十分満たされた午後は、地元の人々に愛される老舗の菓子店Susie’s Cuisine(スージーズ クイジーン)でお土産を購入しましょう。
おすすめは紫芋の練り菓子であるウベハラヤです。
和菓子の芋餡と近いお菓子ですが、ココナッツミルクが入っていてエキゾチックな味わいです。
ほかにもフィリピンの伝統のお菓子やお土産に適した日持ちのするお菓子が豊富にそろっています。
買い物を終えたら渋滞を避けて早めに帰路へ着きましょう。
18時ごろにマニラに到着できるスケジュールなら、無理なく文化とグルメを堪能できます。
なお、週末はグルメフェスが開催されることもあるので、事前にイベント情報をチェックしておくと、より充実したグルメ旅を味わうことができます。
自分でもパンパンガ料理を作ってみたいという方は、現地の観光客向けの料理教室に参加するとよいでしょう。(2時間4600円程度)
料理体験を通じて、パンパンガの歴史の奥深さに触れてください。
マニラに関するよくある質問と回答をまとめました。
初めてマニラを旅する方が不安に思いがちな疑問を解決し、安心してマニラ観光に臨みましょう。
Q.市内のショッピングモールの両替は高レートですか?
A.マニラのショッピングモールには両替所が備わっていることがほとんどです。
レートは空港と同じくらいか少し高い程度なので、現地通貨が不足した場合はショッピングモールでの両替がおすすめです。
以下の表を参考にしてください。
場所 | 特記事項 | おすすめ度 |
マニラ空港 | ・最も安くて安全 | ★★★★★ |
ショッピングモール | ・空港で両替した通貨が不足した場合におすすめ | ★★★★☆ |
銀行 | ・手数料は空港より少し高い程度 | ★★★☆☆ |
ホテル | ・受付で両替をしてくれる大型ホテルもあるが、手数料は割高 | ★★☆☆☆ |
マーケット | ・手数料が不明なだけではなく、スリの標的にされることも | ★☆☆☆☆ |
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Q.チップの習慣はありますか?
A.フィリピンのレストランではチップを渡す習慣があります。
サービスに満足した場合は、10%くらいの金額を目安にチップを渡すのが一般的です。
Q.Grab配車のコツと空港Wi-FiからSIMへの切替手順は?
A.マニラを観光するには配車アプリGrabの利用が必須です。
空港に到着したら、まずは空港内のフリーWi-Fiに接続して、Grabで配車リクエストだけ済ませてしまいましょう。
その後は現地SIMに入れ替えて通信を切り替えればスムーズにGrabのドライバーと連絡することが可能です。
SIMは空港内でも購入できますが、装着前にGrabの配車リクエストや目的地入力を済ませておくことがポイントです。
Q.台風で欠航してしまった時のホテルと航空券の対応方法は?
A.フィリピンは台風多発地域です。
飛行機の欠航や遅延は珍しくありませんので、台風が発生した場合はまずは落ち着いて情報を集めましょう。
欠航時は予約した航空会社の公式サイトで振替・返金の手続きを行います。
ホテルも規定によりますがキャンセル返金や予約日程の変更に応じてくれる場合もありますので、こちらも公式サイトで連絡をしましょう。
マニラは歴史、グルメ、近代的なエリアまでを1~3日間で網羅できる濃密なエリアです。
観光客向けのエリアを選択し、夜間の移動はGrabを使用することで安心安全に旅を楽しむことができます。首都ならではの渋滞に目を向けがちですが、パシッグ川フェリーで水上移動を挟み、ストリートアートや屋内ビーチで視点を変えれば、「つまらない」と言われる理由は簡単に払拭できます。
英語が通じやすく、円高でも食と宿が手頃な今こそ、マニラは“コスパ最強”の都市型リゾートです。
歴史遺産を歩き、絶品ローカル飯に舌鼓を打ち、夜はネオンきらめくルーフトップで乾杯しましょう。
あなたのマニラ旅行は、きっと忘れられない思い出になるはずです。