沖縄には観光客が少なく、地元の人々に愛されているスポットが多数存在します。ここでは、そんな「知る人ぞ知る」穴場スポットをご紹介します。
恩納村の観光名所・万座毛からすぐ近くにある「ウドゥイガマ」は、ガイドブックにはほとんど載らない秘境スポット。文化的歴史と自然の神秘が混ざり合った洞窟の奥に広がる海の景色は、まるで知る人だけが楽しむ秘密の特権。一定の営業時間内にしか入れない点に注意しつつ、沖縄通な大人の旅にぴったりです。
ウドゥイガマ
住所:沖縄県国頭郡恩納村恩納4215(万座毛近く)
アクセス:沖縄自動車道・屋嘉ICからR58経由で恩納村役場方面へ車で約15分 営業時間:塩工房の開店時間帯(大体10:00~16:00)に限り洞窟へ入場可
緑の芝生と天然の白砂が広がるプライベート感覚のビーチ。サラサラの白砂とエメラルドブルーの海が美しく、隠れ家感たっぷりの場所です。もとはアメリカ系のミッション教会が所有していたことから、その名に名付けられたといわれています。
BBQや体験ダイビング、バナナボート、ジェットスキー、ウェイクボードなど豊富な体験が可能。ただし、11月〜4月中旬の期間は閉鎖されています。
ミッションビーチ
住所:沖縄県国頭郡恩納村安富祖20051
アクセス:車/那覇空港から約1時間。沖縄自動車道・屋嘉ICまたは許田ICから国道58号経由で約15分
バス/路線バス「黙想の家入口」下車、徒歩約5分
営業時間:遊泳期間:4月下旬〜10月 (日~金)/9:00–18:00(遊泳9:00–17:30)オフシーズンは遊泳禁止
屋慶名展望台は、知る人ぞ知る穴場絶景スポット。入口から約100段ほどの階段を登った先にある展望台からはエメラルドグリーンが美しい屋慶名海峡と、藪地島をつなぐ藪地大橋を望むことができます。
自由に座れるベンチも設置されているため、のんびりとくつろぐことが叶うでしょう。
屋慶名展望台(屋慶名海峡展望台)
住所:〒904-2307 沖縄県うるま市与那城饒辺2702
アクセス:車/沖縄自動車道・石川ICより約17.7km、海中道路から車で約8~10分
バス/徒歩/那覇バスターミナルから1時間30分→「残波岬」下車、徒歩約8分
営業時間:24時間/年中無休
緑深い林間からコバルトブルーの海を見渡す、神秘の名水スポット。1985年に全国名水百選に選ばれています。古くより住民の生活用水として、イナグンカー(女川)、イキガンカー(男川)、そしてンマミシガー(馬浴川)としてそれぞれ使用されていました。
湧水とのどかな農村景観はまるで沖縄ではないよう! 拝所があり、久高島を望む特別なエネルギーを感じられる神聖な場所としても親しまれています.
垣花樋川(かきのはなひーじゃー)
住所:〒901‑0601 沖縄県南城市玉城字垣花182(または812付近)
アクセス:車/那空港から約40〜50分。南風原南ICから約40分
バス/路線バス39番(百名線)「垣花」停下車・徒歩約20分
営業時間:見学自由/年中無休・無料
サザンリンクスゴルフ&リゾートを抜けた先にある、地元密着型の天然ビーチ。廃墟となったレストラン跡とエメラルドグリーンの浅瀬が対照的で、ミステリアスな気分になること間違いなし。
透明度は高く穏やかなビーチで、まるでプールのような感覚も味わえます 。観光客が少なく、休日でも地元の家族連れやリラックス派が利用するチルな雰囲気です。
玻名城の郷ビーチ(はなしろのさとビーチ)
住所:〒901-0513 沖縄県島尻郡八重瀬町字玻名城697
アクセス:車/那覇空港から国道329号経由で約30〜36分、サザンリンクスゴルフ&リゾート敷地内を通過
営業時間:見学・遊泳自由/年中無休・無料(遊泳は自己責任)
安里駅前に広がる屋根付きのアーケード商店街。約120~150軒ほどの店が迷路のように密集し、昼は地元の青果店や総菜店が立ち並び、夕方からは居酒屋や飲み屋が次々とオープンするディープなスポット。
地元民との温かな交流や昼夜で全く違う表情を見せる二面性に夢中になる人が続出しています。
栄町市場商店街
住所:〒902-0067 沖縄県那覇市安里381‑379
アクセス:ゆいレール「安里駅」より徒歩約2〜3分
那覇空港から車で約15分(約6.7 km)
営業時間:店舗により異なる(昼営業:約9時〜18時/夜営業:約16〜17時開店〜23〜24時)
定休日:店舗ごとに異なる(休業日は各店舗へ)
屋我地島は、周囲約16 kmの美しい離島。本島と橋で繋がっているためドライブスポットとしても定評があります。島内の緑豊かなサトウキビ畑やマングローブ林、史跡(墨屋原遺跡・運天原サバヤ貝塚)が点在し、自然と文化の両方を感じられる癒しの島です。
最大の魅力は、屋我地ビーチで見られる“干潮時に現れる道=ピュアロード(トンボロ現象)”。透き通る海に砂の道が浮かび上がり、小島と繋がる幻想的な光景は忘れられない思い出になること間違いなし!
屋我地島(やがじしま)/屋我地ビーチほか
住所:沖縄県名護市字屋我143番地 他(島全体)
アクセス:車/那覇空港から約1時間30分(高速+一般道)、許田ICから約25分
営業時間:島内の見学・散策は自由/屋我地ビーチは年中無休・駐車場・施設やキャンプ場は施設により異なる
大浦湾とマングローブ林に面した、地元10集落が運営する交流型複合施設。直売所では野菜・果物・地元加工品が100種以上並び、パーラーでは沖縄家庭料理や季節スイーツが味わえます。
遊歩道やカヤックで自然体験、子ども向け遊具&芝生広場で親子時間も満喫。地域の歴史と自然、人と“笑顔”が交差する、やさしい沖縄の魅力が凝縮されたスポットです。
わんさか大浦パーク
住所:〒905‑2267 沖縄県名護市大浦465‑7
アクセス:車/那覇空港~沖縄自動車道・宜野座IC経由 約90分/名護市役所から県道18号経由20分
バス:高速バス111番 → 一般バス77番 → 「二見入口」下車(徒歩+タクシー推奨)
営業時間:平日 10:00–17:00 / 土日祝 9:00–17:00
定休日:第2・4水曜(変更時あり)※GWなどは特別時間
入場料:無料(遊歩道は大人400円/子ども200円)
西表島の奥深く、仲良川流域からカヤック(約8km)で上流へ進み、そこから1kmほどジャングルをトレッキング(約35–40分)してたどり着く“ジャングル秘境滝”「ナーラの滝」。
渓谷を滑るように流れ落ちる滝と、その水しぶきが織りなす緑のシルエットは“秘境”の名にふさわしい圧倒的な美しさです。野鳥の声、マングローブの川面、滝壺で遊ぶひととき…自然の魅力を全身で遊び尽くしたい方におすすめです。
ナーラの滝(Nala Falls)/“秘密の滝”
住所:沖縄県八重山郡竹富町西表島・仲良川上流域(ツアーガイドが集合場所を案内)
アクセス:本島から:石垣島→西表島(高密度フェリーで約40分)→上原港または白浜港
島内移動:車または送迎バスで仲良川川口まで
体験プログラム:カヤック約8km+ジャングルトレッキング約1km
営業時間:ツアー催行時間:多くが「9:00–16:00」前後(往復カヤック日は8:30〜16:30)
料金目安:半日ツアー約¥8,900〜(SUPやカヌー付)、全日ツアー約¥13,000〜16,000
竹富島を囲む石西礁湖は、400種以上の造礁サンゴと100種以上の熱帯魚が織りなす、水中ワンダーランド。観光客で賑わうコンドイビーチや幻の島に比べ、地元ガイドだけが知る“隠れ珊瑚スポット”では、手つかずのサンゴの群生がじっくりと観察できます。
テーブルサンゴや枝サンゴの“サンゴのお花畑”越しに、色とりどりの魚、水中時間を堪能するなら、各ツアー会社が展開している竹富島発の「幻の島&サンゴ礁シュノーケリングツアー」利用がおすすめです。
竹富島周辺隠れサンゴ礁スポット(石西礁湖内)
アクセス:竹富島港からガラスボートやシュノーケル船で片道10〜20分
有名スポット:「幻の島」「カイジ浜」「コンドイビーチ」とセットで巡るツアーが主流
営業時間:ツアー会社によって異なる(例:午前9:00~10:30/午後14:00~15:30)
料金目安:シュノーケリング1.5 h 大人約5,000円・子ども約3,000円/オプションでウェイクボード等
これらのスポットは、観光ガイドには載っていない穴場ばかりですが、訪れることで沖縄の新たな魅力を発見できることでしょう。次回の沖縄旅行では、ぜひこれらのディープなスポットを訪れてみてはいかがでしょうか。地元の人々と同じように過ごすことで、沖縄の本当の姿に触れることができるはず!