「海外リゾートで羽を伸ばしたいけれど、予算が心配...」
そんなふうに思って、憧れの旅行を諦めていませんか?
実は、ちょっとした工夫と計画次第で、3泊4日・5万円台から海外リゾートを楽しむことができるんです。
近年のLCC普及と東南アジアの物価安により、以前は高嶺の花だった海外リゾートが身近な選択肢となりました。
この記事では、「なぜ安く海外リゾートへ行けるのか?」という理由をわかりやすく解説します。
さらに、旅費を抑える裏技や、具体的なモデルコースもあわせてご紹介します。
次の長期休暇は、憧れの海外リゾートで、最高の思い出を作りましょう!
航空券と宿泊費に加え、現地での食事やアクティビティを含めて、総額8万円以下で楽しめる海外リゾートを7つご紹介します。
それぞれの魅力や過ごし方に加え、具体的な費用の内訳もお伝えしますので、次の旅行先選びの参考にしてください。
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フィリピン・セブ島は、美しいビーチと豊かな自然が魅力のリゾート地です。
日本からの直行便も多く、LCCを活用すれば驚くほど安く南国リゾートを満喫できます。
物価も比較的安く、アクティビティも豊富なため、費用を抑えながら充実した滞在が可能です。
費用の目安としては、ZIPAIRの成田⇄セブ便がセール時で22,000〜28,000円前後です。
3つ星クラスのビーチリゾートに3泊すると約9,000円かかり、現地での食事やアクティビティには1日あたり7,000円、3日間で21,000円が必要です。
総額は5.2万円と、非常にお得な価格でセブを満喫できます。
3泊4日のモデルコースでは、初日にマクタン島でサンセットを眺めながら屋台BBQを楽しみ、2日目はナルスアン島でアイランドホッピング、3日目はボホール島への日帰り旅行で、チョコレートヒルズと世界最小のメガネザル「ターシャ」を観察します。
最終日はカルボンマーケットでお土産探し、というプランがおすすめです。
SNS映えスポットとしては、オスロブでのジンベエザメとの遊泳や、ナルスアン島の長い桟橋が人気となっています。
移動にはGrabアプリが便利で、通信環境を整えるならGlobe社のSIMがお得です。
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ベトナム中部に位置するダナンは、白砂のビーチが広がる、近年人気急上昇中のリゾート地です。
LCCの直行便が就航し、より気軽にアクセスできるようになりました。
世界遺産の街・ホイアンとの組み合わせで、幻想的なランタンの灯りと美しいビーチの両方を楽しめます。
費用の内訳としては、ベトジェット航空の関空⇄ダナン往復が約24,000円、ビーチに徒歩圏のゲストハウスに3泊すると約7,500円が必要です。
現地での食事や移動、アクティビティ費用を1日7,000円と見積もると21,000円程度で、総額5.25万円からの予算で旅行が可能です。
3泊4日のモデルコースでは、初日は夜に到着後、ミーケビーチの屋台でシーフードBBQを堪能できます。
2日目はホイアン旧市街でランタン撮影と川沿いにあるカフェを巡ります。
3日目は天空ブリッジで有名なバナヒルズまたは五行山を観光し、最終日はハン市場でのお土産探しと、ピンク色の外観が印象的なダナン大聖堂を訪れるプランがおすすめです。
移動にはGrabBikeが便利で、1回あたり100〜150円と非常にリーズナブルです。
現地eSIMなら、8日間1GBで約350円と、手頃な価格で通信環境を整えられます。
また、ホイアンで体験できるランタン流しのボートは、乗合であれば30分300円程度とコスパも抜群です。
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タイを代表するビーチリゾート、プーケットは、エメラルドグリーンの海と白い砂浜が織りなす絶景が魅力です。
映画『ザ・ビーチ』の舞台として有名なピピ島への日帰りツアーも人気で、多彩なマリンアクティビティを満喫できます。
費用の目安としては、エアアジアの羽田→プーケット便(クアラルンプール乗継)が片道11,190円からとなっています。
パトン周辺ではホステルとバンブーコテージを組み合わせた3泊が約12,000円、現地での食事や移動・観光費用を1日8,000円と見積もると、24,000円程度で、総額約5.8万円で旅行が可能です。
3泊4日のモデルコースでは、深夜に到着した後、パトン夜市でローカルグルメを楽しみ、2日目はピピ島への1日クルーズでマヤベイを観光します。
3日目はプーケット・オールドタウンの壁画巡りとタイガーキングダム、最終日はカタビーチでの早朝撮影がおすすめの流れです。
レンタルバイクは1日あたり800円ほどで利用でき、Grabを使えば料金を交渉する手間もなく、安心して移動できます。
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「神々の島」と称されるバリ島のクタエリアは、サーフィンの聖地として知られる活気に満ちた場所です。
リーズナブルなヴィラステイに極上スパ、緑豊かな棚田に点在する寺院など、バリならではの多彩な楽しみ方が魅力です。
費用の目安としては、バティックエアの成田⇄デンパサール往復が38,000円からです。
クタの格安ヴィラ3泊すると約14,000円、現地費用を1日8,000円と見積もると合計で24,000円になり、総額はおよそ7.6万円から旅行を計画できます。
3泊4日のモデルコースでは、午後に到着後、クタビーチでサンセットを眺め、ウォーターボムでレジャーを楽しむところからスタートします。
2日目はウブドの棚田やモンキーフォレストを観光し、3日目はチャングーでビーチクラブやサーフィンを満喫します。
最終日は120分のバリニーズスパで旅を締めくくるのがおすすめです。
移動には配車アプリGoJekの利用が便利で、4日間で約2,000円とリーズナブルです。
ローカル食堂「ワルン」では、1食250円程度で本格的なインドネシア料理を堪能できます。
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マレーシア北西部に位置するランカウイ島は、島全体が免税対象となっており、お酒やチョコレートをお得に購入できる点も魅力のひとつです。
手つかずの自然と美しい夕日、スカイブリッジから望む絶景は、特別な時間を過ごしたいカップルやハネムーンにもぴったりです。
費用の目安としては、Scootの成田⇄ランカウイ往復が約37,000円で、パンタイチェナンの海沿いにあるホテルに3泊すると11,000円程度かかります。
現地での食事や移動、アクティビティ費用を1日6,000円と見積もると18,000円になり、旅行全体の総額はおよそ6.6万円です。
3泊4日のモデルコースは、夜に到着してナイトマーケットで食べ歩きを楽しむところから始まります。
2日目はスカイブリッジとケーブルカーで絶景を満喫し、3日目はパヤ島でのアイランドホッピングとシュノーケリングを体験します。
最終日にはイーグルスクエアで写真を撮ったり、お土産探しを満喫したりして楽しめます。
免税店で購入できるSIMカードは、2GBで約250円と非常にリーズナブルです。
レンタカーも1日あたり2,500円ほどで借りられ、島内の移動も自由に楽しめます。
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日本からわずか約3時間半で訪れられる、最も身近なアメリカンリゾートがグアムです。
時差1時間と少なく、週末や短い休暇でも気軽に訪れやすい点が大きな魅力です。
日本語が通じる場所も多く、海外旅行が初めての方でも安心して過ごせます。
費用の目安は、ユナイテッド航空の成田⇄グアム往復が約45,870円で、タモン湾のコンドミニアムに3泊すると16,000円前後かかります。
現地での食事やアクティビティを1日5,000円と見積もると15,000円となり、総額およそ7.7万円で旅行が可能です。
3泊4日のモデルコースは、初日の午前に到着後、フィッシュアイマリンパークやGPO(グアム・プレミア・アウトレット)でショッピングを楽しみます。
2日目は恋人岬で朝日を眺めたあと、PIC(パシフィック・アイランド・クラブ)でマリンアクティビティを満喫します。
3日目はハガニア旧市街の散策とチャモロナイトマーケットで夜を過ごし、最終日はKマートでお土産を購入するプランです。
観光には赤いシャトルバスの1日券(4USD)が便利です。
食事はABCストアのデリを活用すれば、1食あたり約6USDに抑えることも可能です。
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「東洋の真珠」と称されるペナン島は、多文化が融合した美しい世界遺産の街並みと美食の島としての評判で知られています。
屋台料理のレベルの高さは旅行者からも高く評価されており、アートな壁画めぐりとあわせて女子旅にもおすすめです。
費用の内訳は、まずZIPAIRの成田→クアラルンプール便が片道26,045円です。
そこからバスでペナンへ移動し、ジョージタウンの世界遺産エリアにある宿泊施設3泊が12,000円ほど、現地での食事や交通費などを1日6,000円と見積もって18,000円かかります。
総額8.2万円前後の予算で充実した滞在が可能です。
3泊4日のモデルコースでは、初日は夕方に到着後、レッドガーデン屋台街でグルメを楽しみます。2日目はジョージタウンの壁画を巡り、プラナカン・マンションを見学します。3日目はバトゥ・フェリンギビーチとペナンヒルの夜景を観賞し、最終日はペナン名物スイーツ「チェンドル」を味わってからの帰国がおすすめです。
路線バスは1回50円ほどと非常に安く、無料のCATバスも運行しています。
また、ホーカー(屋台)では地元料理を1食200円程度から楽しめるため、食費も抑えられます。
なぜ、これほど安く海外リゾートへ行けるのでしょうか?
その秘密は、「LCCの活用」「現地の物価の安さ」「旅行時期の選び方」という3つの要因にあります。
この記事では、それぞれのポイントを詳しく解説します。
格安航空会社(LCC)の普及により、海外への航空券が以前に比べてずっと手頃になりました。
なかでも東南アジア方面には多くのLCCが就航しており、従来の半額以下で渡航できることもあります。
日本と東南アジアを結ぶ主なLCCには、ZIPAIR(成田発/セブ・バンコク・シンガポール・ソウル行き)、エアアジア(関空・羽田発/クアラルンプール経由で各地へ)、ベトジェットエア(成田・関西発/ハノイ・ホーチミン・ダナン直行)、Scoot(成田・関西発/シンガポール経由で各地へ)などがあります。
旅費を抑えるうえで重要なのが、現地の物価の安さです。
日本よりも物価が安い国を選べば、食費や交通費、アクティビティ代を大きく節約できます。
フィリピンでは、ローカルレストランの食事が1食あたり約250円、Grabの初乗り料金が約70円、コンビニのビールが1缶約100円と、非常にリーズナブルです。
セブ島のようなリゾート地でも、ローカルエリアを選べば費用を抑えられ、英語が通じやすい点も魅力です。
ベトナムでは、屋台のフォーが1杯約150円、ベトナムコーヒーが約100円、ゲストハウスの宿泊費が1泊あたり1,800円前後です。
ダナンやホイアンといった観光地でも物価は安定しており、おしゃれなカフェも手頃な価格で楽しめます。
タイでは、屋台のローカル料理が1皿あたり約180円、BTS(高架鉄道)の初乗りが約65円、アイランドホッピングツアーが約4,000円です。
プーケットなどの人気リゾート地でも、ローカルマーケットや屋台を活用すれば食費を抑えられ、マッサージも1時間あたり1,000円以下で受けられるスポットが多くあります。
旅行先の気候は、快適さだけでなく旅行費用にも大きく影響します。
セブ島の乾季は12〜5月、ダナンは3〜8月、プーケットは11〜3月頃とされ、これらの時期は天候が安定し、海も穏やかでアクティビティに最適です。
ただし、航空券や宿泊費が高くなる傾向があります。
一方、東南アジアの雨季は日本の梅雨と異なり、長時間降り続くことは少なく、短時間のスコールが中心です。
特に午前中は晴れる日が多いため、早朝はアクティビティを中心に予定を組めば、十分に楽しめます。
雨季は観光客が比較的少なく、ホテルが最大70%オフになることもあり、大きな節約につながります。
雨の時間帯はスパやショッピング、カフェ巡りなど天候に左右されにくい過ごし方を取り入れることで、滞在をより充実させられます。
旅行中のお金の管理は、ちょっとした工夫で大きな差が生まれます。
Wiseのデビットカードを使って現地ATMから引き出せば、手数料は約1.1%と最安水準です。
一方、日本の空港で両替すると最大で20%も損をする場合があるため、現金の持参は必要最低限にとどめるのがおすすめです。
また、クレジットカード付帯の海外旅行保険と、1日約380円で加入できる格安の海外保険を比較することも大切です。利用付帯タイプのカード保険は、航空券の購入などにそのカードを使わないと保険が適用されない点に注意が必要です。
さらに、支払い時は現地の通貨建てを選ぶことで、為替レート面でも有利になります。
基本の節約術に加え、旅費をさらに抑えるための裏技を5つご紹介します。
これらを組み合わせることで、予算を大きく削減できる可能性があります。
航空券やホテルは、早期予約割引を活用するのが効果的です。
LCCのセール情報は、公式サイトのメルマガに登録したり、SNSをフォローしたりすることで見逃さずにチェックできます。
週末や祝日を避けて火〜木曜に出発・帰着すると航空券が安くなる傾向があります。
また、夜行便や早朝便は日中便よりも割安で、時間と宿泊費の節約にもつながります。
宿泊費を抑えながらローカルな滞在を楽しむには、Airbnbやホステルの活用がおすすめです。
旅の締めくくりに1泊だけビーチリゾートやプール付きヴィラを選べば、予算内で特別感も味わえます。
通信費や交通費を抑えるには、現地でプリペイドSIMを利用すると便利です。
Wi-Fiレンタルよりも安価で、手軽にインターネットが使えます。
また、GrabやGojekなどの配車アプリは料金が明確でキャッシュレスにも対応しており、トラブルを避けつつスムーズに移動できます。
海外リゾート旅行をお得に計画する際に生じやすい疑問や不安にお答えします。
1〜2人での利用なら、eSIM(4GB/8日で約800円)、3人以上なら無制限のWi-Fiルーター(1日あたり1,200円を人数で割る)がコスパに優れています。
対応機種であれば、オンラインで即設定できるeSIMが特に便利です。
エポスカードや楽天カードの付帯保険に不足がある場合は、t@bihoなどの格安保険(1日あたり約100円)を追加で利用するのがもっとも安く済みます。
ただし、利用付帯のカードは航空券の支払いに使わなければ保険が適用されないため注意が必要です。
タクシーはGrabの固定運賃を利用すると安心です。
深夜に女性が移動する場合は、ホテルによる配車を利用するのがおすすめです。
また、手荷物のひったくりが多発しているエリアを事前に確認し、貴重品の管理を徹底することが大切です。
東南アジアでは基本的にチップは不要ですが、ホテルで荷物を運んでもらった場合は20〜50円程度を渡すのが一般的です。
サービス料込みのレストランを選べば、チップは不要です。
「海外リゾートは高い」というイメージをくつがえし、3泊4日・5万円台から楽しめる現実的な選択肢をご紹介しました。
LCCの活用、物価の安い国の選定、オフシーズンの利用、さらに各種の節約テクニックを組み合わせれば、憧れの海外リゾート旅行も手の届く価格で楽しめます。
大切なのは、単に安さを追求するのではなく、自分にとって価値ある体験に予算を使うことです。
ホステル泊と高級リゾート1泊を組み合わせたり、ローカルグルメと特別ディナーを上手に使い分けたりすることで、満足の高い旅が叶います。
次の休暇には、ぜひこの記事の情報を参考に、自分らしい理想のリゾート旅を計画してみてください。
新たな発見と心に残る思い出が、きっと待っています。