ピピ島は、タイのプーケットの南東に浮かぶ6つの美しい島「ピピ・ドン島」「ピピ・レ島」「ユン島」「マイパイ島」「ピダ・ノーク島」「ピダ・ナイ島」の総称です。
環境保護により色とりどりの熱帯魚やサンゴ礁といった、手つかずの自然が残っています。
レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」の舞台で知られており、世界中の人々が注目する人気のリゾート地でもあります。
ターコイズブルーの海に囲まれた楽園のような島で、のんびりした時間やシュノーケリングなどのマリンアクティビティを楽しみませんか。
この記事では、ピピ島の観光でおすすめのスポットやアクティビティ、注意点を詳しく解説します。
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2025年7月現在はピピ島全体を観光できますが、世界的に有名なマヤベイは、モンスーンシーズン(8/1〜9/30の2か月間)は毎年、環境保護のため上陸禁止です。
ピピ・レ島の中心地にある「ピレーラグーン」。
緑豊かな山々や白い砂浜に囲まれた、透明度の高いターコイズブルーの絶景と、穏やかな水域が特徴です。
水深は海岸近くで約3〜6m、潮位は0.8m以上あり、美しい海を堪能できるシュノーケルと水上アクティビティを楽しめます。
様々なツアーが開催されているため、気になる方は参加してみてはいかがでしょうか。
ピピ・レ島の北側にある「バイキングケーブ」は、かつて海賊が住んでいたとされる洞窟です。
数多くのツバメが巣を作ることから、別名「ツバメの巣洞窟」としても知られており、洞窟の入り口には、現地の労働者が中華料理の食材として巣を採取するための木造の足場が組まれています。
環境保護のため洞窟内に足を踏み入れることはできませんが、洞窟の外はボートやカヤックで観光可能です。
洞窟前ではボートのエンジンを停止し、撮影は静音でするよう環境配慮を徹底しています。
ピピ・ドン島の中心部にある「ビューポイント」は、ピピ島を見渡せる展望台で、急な階段と坂道を登った先にある「ビューポイント1」と「ビューポイント2」がインスタ映えスポットとして有名です。
日の出の時間帯が特におすすめですが、季節によって異なるため、参考までに月ごとにまとめました。
日の出の時間帯 | 該当月 |
06:00~06:09 | 6 |
06:10~06:19 | 5, 7, 8, 9 |
06:20~06:29 | 4, 12 |
06:30~06:39 | 1, 3, 10, 11 |
06:40~06:49 | 2 |
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日の出が最も早いのは6月、最も遅いのは2月です。
念の為、登頂前には改めて確認し、時間に余裕をもって行動するとよいでしょう。
また、ビューポイント1と2の登頂時間や料金、注意点もまとめました。
ビューポイント1 | ビューポイント2 |
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登頂時間 | 徒歩約20分 | 徒歩約30分 |
入場料 | ・大人、子ども一律50B |
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注意点 | ・夜景を見る際、道が暗いためヘッドライト必須 |
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1と2まとめての入場料であることから、せっかくビューポイント1に来たのであれば、もう少し頑張ってビューポイント2まで行くことを強くおすすめします。
屋根付きのベンチがいくつもあり、休みながら登頂できます。
ピピ島の北東に位置する無人島「バンブー島」は、周辺で最も美しいビーチを持つ島といわれています。
白い砂浜とエメラルドグリーンの海のコントラストが魅力で、ビーチの浅瀬では、手つかずの自然の中で息づくカラフルな熱帯魚やサンゴ礁を見ることができます。
アクセス方法 | トンサイ湾からスピードボートで約40分 |
料金 | 国立公園入島料400B(マヤベイと共通で当日一度払えばOK) |
アクティビティ | ・シュノーケリングスポットであるサンゴ帯は岸から約15m |
注意点 | ・日陰が少ないため、サンシェード必須 |
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ピピ島の北東に位置する無人島「モスキート島」はピピ・ドン北端のレムトンビーチから5kmほど、ボートで約20分かかります。
壮大な崖の足元には熱帯魚やサンゴ礁も生息する小さなビーチがあるものの、2023年から現在まで、サンゴ回復のために観光船の上陸が禁止されています。
しかし一部ツアーでは、周辺の岩礁へのボート停泊や水面シュノーケルが許可されています。
水深が深いところがあるため、ライフジャケットの常時着用が必須です。
上陸不可のためトイレや売店はありません。
特に重要な注意点として、環境保護のため、岩場でサンゴに触れた際、罰金として3,000Bが科されます。
人気のシュノーケリングスポットである「シャークポイント」。
なんと、サメの一種ブラックチップリーフシャークとの遭遇率は70%以上と高確率で出会うことができます。
おすすめは乾季の朝7:30〜9:00です。
最大水深が24mありますが、平均透明度15mと海の中が見渡しやすく、潮の流れが弱いこともあり、初心者でもシュノーケリングに挑戦しやすい環境です。
サメを追い回す行為が禁止されている点には、注意してください。
シュノーケリング初心者の方は、透明度を保つために足ヒレのキックで砂を巻き上げないように気を付けましょう。
ピピ島で手軽に行けるビーチとして知られている「ローダラムビーチ」は、フェリーの発着場であるトンサイ桟橋のすぐ裏側、徒歩3分の位置にあります。
ビーチ沿いにバーが密集しており、バーに併設されている簡易シャワーは無料で利用可能です。
おすすめは日の入りの時間帯で、干潮と日の入りが重なると、別世界に飛び込んだかのような光景を見ることができます。
潮の満ち引きは日によって異なるため、タイの潮見表のサイトなどで確認するとよいでしょう。
また、夜のお楽しみであるファイヤーダンスショーは、ビーチ沿いにあるいくつものバーの前で行われます。
Slinky Barというお店の前では、大迫力のショーを最大規模で楽しめます。
ただし、ショーの最前列は火の粉が飛んでくるリスクがあるため、2列目以降での観覧がおすすめです。
泥酔客により多発しているスリへの対策として、ファスナー付きバッグを必ず準備しましょう。
ピピ島の一番外側に位置する「ビダノック島」には石灰岩でできた高さ30m超の巨大な岩壁があり、ダイビングの聖地とされています。
最大水深が30mと深いところもありますが、潮の流れが弱いため初心者でもダイビングに挑戦しやすく、海中では様々な熱帯魚やウミガメ、カマスの群れとも遭遇できるかもしれません。
おすすめの楽しみ方は、朝焼けを浴びた島の景色を眺められる早朝発のダイビングツアーへの参加です。
岩壁から落石の可能性があるため、ヘルメットが必須です。
干潮時はボートにはしごをかけて乗船しないといけないため、滑りにくい靴を用意しましょう。
ピピ島の南端に位置する「ビダナイ島」は、ダイビングとシュノーケリングの名所で、潮の流れに乗るドリフトダイブ向きです。
水の中15m先まで見通せる非常に澄んだ海では、クマノミやアジの群れ、サメなどの海洋生物と出会えることもあります。
また、浅瀬から11m離れたところでは、キンセンフエダイの大群と遭遇できるかもしれません。
太陽が真上にある正午前後は魚群に光が回り、色鮮やかな景色を見ることができるため、おすすめです。
次のルールを守ると、美しい海の生態系を保護しながら、安全に海中散策を楽しむことができます。
魚の群れを見つけても近づきすぎず、少なくとも3メートルの距離を保つこと、サンゴの生育棚の上では、絶対に立ち泳ぎをしないことです。
足で水を蹴ると繊細なサンゴを傷つける恐れがありますので、絶対に注意してください。
レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」の舞台として知られるマヤベイは、訪問する際に注意すべき重要な制限があります。
環境保護の観点から、毎年8/1〜9/30までのモンスーンシーズン2か月間は上陸できません。
訪問可能な時期でも入場は9:00〜16:00までに限られており、1日の入場者数は3,000人までと制限されています。
また、ビーチは環境保護区に指定されており遊泳やキャンプは認められておらず、滞在時間は環境への影響を最小限にするため60分以内となっています。
モンスーンシーズンでマヤベイが閉鎖されている場合は、近隣のバンブー島やラオマ島への振替ツアーに参加するのもよい選択です。
これらの島々も、素晴らしい景観を楽しめる場所として人気があります。
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マリンアクティビティを楽しみたい方は11〜4月の乾季に訪れるとよいでしょう。
ピピ島の季節は、乾季、暑季、雨季の3つに分かれています。
乾季は11〜4月、暑季は5〜6月、雨季は7〜10月です。
乾季はあまり雨が降らず、年末年始は最高気温25〜30℃程度と過ごしやすく非常に人気のシーズンのため、渡航計画は早めにすることをおすすめします。
暑季は日差しが非常に強い季節で、体感温度が40℃近くまでいくこともあるため、日焼け対策や熱中症対策が必要です。
比較的暑さが和らぐ午前中や夕方にアクティビティを楽しむとよいでしょう。
雨季はモンスーンの影響を受けやすく、突然強い雨が降る日が多いため、マリンスポーツを楽しみたい方にはおすすめできません。
悪天候でフェリーが出港しない場合もありますが、オフシーズンのためチケットやホテルなどが比較的安いです。
人混みを避けてゆっくりした時間を過ごしたり、パラグライダーなど海に入らないアクティビティを選ぶことが雨季を楽しむコツです。
ピピ島は映画「ザ・ビーチ」のロケ地として観光客が殺到し自然環境が悪化したため、2018年より環境保護として、モンスーンシーズンの8/1〜9/30は毎年、マヤベイや一部ダイビングポイントを閉鎖しています。
この時期は海が荒れやすく風も強くなりフェリーの運航に影響がでるため、代替ルートを手配してくれるツアーでの観光がおすすめです。
予約したツアーの欠航時は旅行会社や代理店が窓口になり、自分で運航会社に問い合わせなくても欠航の情報を教えてくれたり、代替ルートを手配してくれたりします。
しかしツアーによって対応が異なるため、欠航時の対応やキャンセル料、代替ルート手配時の手数料の有無は事前に確認しましょう。
個人でフェリーを予約した場合、欠航の通知が来ない時は運航会社のサイトを確認したり、現地の港で確認する必要があります。
また、欠航時の返金対応を事前に確認することも重要です。
ピピ島へのアクセスは、プーケットとクラビの2つの経路があります。
片方の天候が穏やかな時には運航している場合もあるため、バスを利用して陸路で向かうとよいでしょう。プーケットとクラピ間の移動は3〜4時間かかるため、出発前に行き先の天候を確認してください。
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ピピ島観光の最短・最安ルートをご紹介しましょう。
ピピ島へはフェリーやスピードボートでアクセスできます。
フェリーの方が料金が安く、ゆったりとした旅をしたい方におすすめです。
スピードボートは、時間を有効に活用したい方におすすめです。
フェリー(大型船) | スピードボート |
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料金(B) | 大人:500子ども:350 | 大人:700子ども:500 |
所要時間 | 2時間 | 1時間 |
出港時間 | 8:30〜15:30まで(2時間ごと) | 8:30〜15:30まで(30分~1時間おき) |
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以下のオンラインサイトで事前予約すると、早期割引などでお得に購入できる場合があります。
キャンセル不可や返金不可の場合があるため、予約前にしっかり確認してください。
チケットの受け取り方や提示方法、乗船場所の確認漏れにも気を付けましょう。
ピピ島へは、プーケット、クラビから定期船が出ており、所要時間はさほど変わりませんが、1日の便数はプーケット経由の方が多いです。
モンスーンなどの天候の影響を受けやすいため、季節や天候によって使い分けるとよいでしょう。
2つの経路を以下で比較しました。
欠航頻度 | 高い | 低い |
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また、クラビにあるアオンナビーチからロングテールボートでライレイビーチに向かい、ピピ島行きの船に乗り換える方法であれば、料金は約100Bで所要時間は10分です。
観光期間に余裕のある方やビーチをゆっくりと楽しみたい方におすすめします。
ライレイからピピ島まで、フェリーもしくはスピードボートでアクセスする方法は以下の通りです。
フェリー | スピードボート |
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所要時間 | 1時間45分 | 30分 |
料金(B) | 大人:500子ども:450 | 大人:900子ども:700 |
1日の便数 | 2便 | 5便 |
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往路はプーケット(ラサダ港)→ピピ島、復路はピピ島→ライレイ→アオナンビーチ(クラビ)のように、往路と復路で港を変えるなど、最適なアクセス方法を活用してください。
タイへの入国には、パスポートとは別にオンラインで手続きするTDAC(タイデジタル到着カード)が必要です。
入国審査に必要な物のリストは以下の通りです。
入国日の72時間前以内にTDACの公式サイトに登録し、入国審査時にはスマートフォンなどで取得したQRコードを提示しなければなりません。
登録を忘れた場合は入国が許可されず、大幅に時間をロスすることもあります。
ヘルプデスクはありますが、快適に手続きするためにも、QRコードを必ず事前に取得しておきましょう。
日本人旅行客は観光ビザなしで60日間の滞在が可能で、60日以上滞在したい場合は、タイ国内の入国管理局で延長手続きを行なえば最大90日間滞在可能になります。
90日以上の滞在はビザを取得しなければならないため、希望する滞在期間にはビザが必要か確認しましょう。
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初心者でも挑戦できるシュノーケリングから上級者の方まで楽しめるダイビングまで、海に入らなくても楽しめるアクティビティの情報をご紹介します。
ピピ島では1人あたりの相場3,000〜8,000B程度で様々なシュノーケリングツアーが開催されています。
シュノーケリング用品のレンタルが必要な方は、ツアー料金に含まれているか確認しましょう。
乾季の11〜4月は雨が少なく海が穏やかで非常に視界がよいため、シュノーケリングに最適な時期です。
5〜10月の強い雨が降る時期は海が荒れて水が濁りやすく、視界が悪くなるため注意が必要です。
人気スポット | 潮の流れ | 注意点 |
ビダノック島 | 弱い(初心者向き) | ・ヘルメット必須 |
ビダナイ島 | ドリフトダイビング向き | ・魚群と距離をとる |
シャークポイント | 弱い(初心者向き) | ・サメを追う行為禁止 |
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サンゴには接触禁止なので、現地のルールは遵守してください。
抵触すると罰金3,000Bが科せられます。
美しい夕日を眺めながら一日を締めるツアーはいかがでしょうか。
船上ツアーは、光るプランクトンと泳ぐ幻想的な体験と、DJライブパフォーマンスがセットになっており、夜のアクティビティも楽しめます。
料金は、大人2,200B、17歳以下は1,700Bです。
濡れてもいい水着と、帰路の肌寒さに備えて羽織を持っていくとよいでしょう。
ローダラム湾からモンキービーチまでカヤックで向かう場合、レンタル料金は2時間300Bです。
所要時間は約30分ですが、干潮時は砂浜を歩いたあとカヤックでショートカットできる裏技があります。
タイ気象庁のウェブサイトで潮位を確認するとよいでしょう。
モンキービーチに行くまでの海は水が非常に透き通っているため、カヤックの上から色とりどりの熱帯魚やサンゴ礁を見れます。
モンキービーチは名前の通り、白い砂浜に猿の姿を見ることができます。
また、周辺には海水の波で浸食された天然の洞窟があり、潮位が低い時間帯には中に入って探検気分を味わえます。
大多数のツアー内容には含まれない洞窟で、観光客があまり訪れないスポットのため、静かな自然の中で探索できます。
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ピピ島で味わえるグルメと、落ち着いて過ごせるスポットや最高に盛り上がるナイトライフをご紹介します。
美食の地と言われるタイで必見のグルメを7品ご紹介します。
①パッタイ
太めのライスヌードルを卵やもやし、エビまたは鶏肉と一緒に香ばしく炒めた、甘じょっぱい焼きそば風料理で、価格は60〜100Bほどです。
モチモチとした食感の香ばしい麺で、口に入れた瞬間、ナンプラーの甘みやライムの酸味、パクチーや砕かれたナッツの香りが一気に広がります。
観光客はもちろん地元民が愛するお店が、トンサイ地区やピピドン島の中心街にあります。
アイスティーやスイカジュースなどのさっぱりした飲み物と相性がぴったりなので、ぜひ一緒に注文してみてください。
②カオマンガイ
鳥のスープで炊いた、タイ米より甘みのあるジャスミンライスに蒸し鶏を組み合わせたタイの国民食で、60〜100Bほどで提供しており、店舗によっては、蒸し鶏だけでなく揚げ鳥や焼き鳥も選べます。
醤油とショウガのソースでいただくため、日本でいう鳥そぼろご飯に近い親しみやすさがあります。
トンサイ地区にある食堂が観光客から人気で、家庭的な優しい味わいが旅の疲れを癒してくれること間違いなしです。
ソースを多めに頼んだり、きゅうりやパクチーを一緒に注文したりしてアレンジすると、味の調節をしやすくなります。
鶏肉の調理の仕方や組み合わせ次第で、自分好みのカオマンガイの味を探求できます。
③トートマンプラー
白身魚のすり身にカレースパイスやハーブなどを混ぜて、油で揚げたタイの伝統的な魚のすり身揚げで、日本でいうさつま揚げに近い料理です。
黄金色の表面は香ばしく、中はモッチリと弾むような食感を楽しめる軽食として、観光客に好まれています。
価格は、屋台や市場では約30B、レストランでは一皿約70Bほどです。
ビーチの涼しい風と一緒にトートマンプラーを楽しむことで、格別のおいしさを味わえます。
また、チリソースにきゅうりとピーナッツを入れたソースにつけて食べると絶品です。
ソースを添えたいときは「with sauce please」、揚げたてを注文したいときは「just fried please」と頼みましょう。
④マンゴースティッキーライス
ココナッツミルクで甘く仕上げた温かいもち米の上に、カットした完熟マンゴーをたっぷり乗せたタイの伝統的なデザートで、価格は約100Bほどです。
もち米にほんのり塩味があり、マンゴーの爽やかな酸味とジューシーな食感との相性がバツグンです。
ピピ島中心地にあるトンサイ地区のお店が観光客に好評で、食後のデザートや小腹が空いたときのおやつとしても非常に高い人気があります。
ココナッツソースを多めに注文するとリッチな味わいになり、ミルクアイスやタピオカをトッピングすると味の組み合わせも楽しめます。
⑤魚介 BBQ
エビや魚、イカ、貝など新鮮な海の幸を炭火焼きやグリルし、シンプルな塩焼きやハーブソースでいただく、本格的なシーフード料理です。
香ばしさもありながらふっくらジューシーに炭火焼きされた魚の身と、冷えたビールを味わうひとときは至福です。
ピピ島にはBBQを食べれるお店が砂浜に面した立地にあり、300〜600Bほどで、海風を感じながら雰囲気抜群の料理を楽しむことができます。
相場価格以上の金額にはなりますが、トリュフ焼きやロブスターなどの豪華食材も提供されています。
焼き加減やガーリックソース、チリライムソースなど希望を伝えると自分好みに調整できるため、積極的にコミュニケーションをとりましょう。
⑥タイ風パンケーキ/ロティ
クレープ状に薄く広げられた生地に、バナナや卵、チョコレートソース、コンデンスミルクなどを包んで折りたたんで焼いた、タイ式のスイーツパンケーキです。
外はカリッと、中はしっとりもちもちした薄い生地の食感と、甘さとのコントラストが魅力です。
ピピドン島では屋台やカフェなど複数の店舗で提供しており、1枚あたり約60B前後とお手頃価格で味わえます。
定番の味は、バナナとコンデンスミルクです。
チョコソースやヌテラ入りも人気なため、スイーツ好きの方は両方試してみてはいかがでしょうか。
⑦ナムトック・ムー
炭火で焼いた薄切りの豚肉、ライム果汁やナンプラー、唐辛子、炒ったもち米の粉、玉ねぎ、ミントや香草を和えたスパイシーなサラダで、もち米と一緒に食べるのが主流です。
酸味・辛味・旨味がしっかり効いた刺激的な一品で、ピピ島では、トンサイ地区にある食堂や屋台で提供されています。
価格は、1皿あたり80〜150Bほどです。
辛さを控えめにしたり、ライムを多くしたりすると、辛い物が苦手な方も安心していただけます。
個性豊かなバーが立ち並び、魅力的なナイトライフを楽しめるピピ島で夜の時間を充実させるためには、安全対策を心がけることが大切です。
必ずグループ行動し、女性の方は安全のため、できるだけ3人以上で外出してください。
ビーチバーなどは足元にガラス片が落ちていることもあるので、サンダルを持参すると安心です。
また、人混みの多い場所ではスリに遭わないように、バッグはしっかりと前に抱えるなど工夫し、貴重品の管理にも注意しましょう。
ピピ島には街灯が少ない場所もあるため、夜道を歩く際にはスマートフォンのライト機能や小さな懐中電灯があると便利です。
基本的な対策を意識しながら、ピピ島ならではの夜の雰囲気を楽しんでください。
それでは、3つのエリアに分けておすすめのバーをご紹介します。
①ローダラム湾エリア
ローダラム湾は、ピピドン島の西側に広がる、最大のナイトライフエリアで、日中は静かなビーチですが、夜になると活気のあるビーチバーが立ち並び、開放的な雰囲気へと一変します。
リングが併設されており、ムエタイの観戦ができる「レゲエ・バー」の営業時間は18:00頃から2:00頃です。
ムエタイを体験してみたい方やムエタイの試合を熱狂的に観戦したい方におすすめで、酔っぱらった観光客がリングに上がって試合をすることもあります。
音楽は、レゲエからEDM、ヒップホップまで幅広く、DJタイムもあります。
ドリンクは比較的リーズナブルで、クラフトビールやバケツ型カクテルが人気です。
ローダラムビーチ正面の砂浜に設置された「スリンキー・ビーチ・バー」の営業時間は19:00〜2:00頃です。
火の輪跳びや火の綱渡りなどのファイヤーダンスショーを、開放感のある野外ダンスフロアで見ることができます。
EDM、トランス、レゲエ系ミックスの音楽を聞きながら、カクテルを片手に砂浜でダンスしたりリラックスしたりできるバーです。
自由に踊りたい人やSNS映えを狙いたい人は、ぜひ訪れてみてください。
②トンサイ村エリア
トンサイ湾とローダラム湾の間に広がるトンサイ村は、昼間はリラックスしたビーチタウン、夜は賑やかなナイトライフスポットと、雰囲気が大きく変わるエリアです。
そんなトンサイ村の中でも、ひときわ落ち着いた雰囲気の屋内ラウンジスタイルのバーが「デコ・バー」です。
ジャズ系・アコースティックな音楽が流れるチルな空間は会話を楽しみやすいため、友人や恋人と落ち着いた夜を過ごしたい人、大音量が苦手な方におすすめします。
営業時間9:00〜翌1:00の内、日中はカフェ、21:00〜翌1:00はバーを楽しめます。
③トンサイ湾エリア
夜のトンサイ湾は、トンサイ村とは違い比較的静かで落ち着いた雰囲気があります。
ライブ演奏とファイヤーダンスショーを楽しめるエンタメ性の高い「カールトス・バー」は、海沿いにある開放感のあるビーチバーです。
現地ならではのパフォーマンスが見たい方におすすめで、生演奏では、途中で観客が参加できるカラオケタイムもあります。
バケツカクテルなどのドリンクが、リーズナブルな値段で豊富に提供されています。
営業時間は11:00〜0:00ですが、日中はカフェを営業しているため、バーを楽しめるのは21:00〜0:00です。
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「南国の楽園」であるピピ島には、素晴らしいホテルがいくつもあります。
その中でも、一生に一度は泊まってみたい魅力的なリゾートホテルを、エリア別にご紹介します。
島の中心地にあるトンサイ湾は、賑やかな繁華街であることが特徴です。
プーケットなどからの船着き場があり、安価なホテルからリゾートホテルまで立ち並んでいる利便性の高いエリアです。
1.ピピ バンヤン ヴィラ
港から徒歩3分、2階建てで開放的なベランダが特徴のホテルで、屋外プールやサウナ、フィットネスジムが併設されています。
客室に無料のコーヒーやお茶などが備え付けられているので、飲み物には困らないでしょう。
周辺にはレストランやバー、コンビニエンスストアもあり便利な立地です。
朝食ビュッフェでは、バラエティ豊かな現地のグルメを味わうことができ、オムレツが特においしいと宿泊客の間で話題になっています。
最高の景色を眺めながら、その味を確かめてみてはいかがでしょうか。
2.チャオコー ピピ ホテル & リゾート
港から徒歩10分、海側のバルコニーではピピ島の美しい眺めを堪能できるホテルで、宿泊客に人気の美しいプールやジムなどが備わっています。
シュノーケリングやダイビングができるビーチが近く、釣りスポットも提供されており、美しい景色を眺めながらゆったりした時間をすごしたい方におすすめです。
徒歩圏内に商業施設やスーパー、コンビニエンスストアがあるため、お買い物や食事には困らないでしょう。
2018年に改装しており、清潔で広々とした客室を利用できます。
3.トンサイ ベイ リゾート
トンサイビーチから徒歩2分、ロッククライミング客に人気のリゾートで、2階建ての宿泊施設とバンガロータイプの宿泊プランがあります。
周囲に連なる数々の岩や崖など、壮大な景色を眺めることができます。
中心街から離れて穏やかな環境で過ごしたい方におすすめです。
施設内にはコンビニエンスストアやショップ、施設外でも徒歩圏内にレストランやバーもあり充分に楽しめる立地です。
小規模なリゾート地で観光客が比較的少なく、静かでリラックスした雰囲気を味わいたい方におすすめのエリアです。
1.サイ ピピ アイランド ビレッジ
ボートでしか行くことができない、プライベート感あふれる美しい自然に囲まれた隠れ家的なリゾートホテルで、約800mにわたって広がるプライベートビーチが特徴です。
全客室バンガロータイプで、美しい海の景色を眺めながらリラックスできます。
施設内では、2つの屋外プールとウォータースライダー、テニスコートが利用できます。
また、小腹が空いたときには、レストランやバー、コーヒーショップ、カフェを利用するとよいでしょう。
2.ピピ ナチュラル リゾート
一部の客室からは海が一望できる65階建てのホテルで、2017年には改装を行なっています。
周囲の景色と一体化した美しいインフィニティプールでは、リラックスした時間を過ごせます。
専用ビーチではシュノーケリングやダイビングを提供しており、気軽にマリンアクティビティを楽しみたい方におすすめです。
敷地内で、ハイキングやサイクリング、エコツアーなどのアクティビティを素晴らしいロケーションで満喫できるところもポイントです。
また、家族連れは2連泊以上で無料の送迎サービスを提供しています。
該当する方はぜひ活用しましょう。
ローダラム湾は観光客に人気のスポットで、周辺のバーで音楽とダンスが早朝まで続く賑やかな一面もあります。
家族連れや一人旅、交友を楽しみながら過ごしたい方など、目的別におすすめの宿をご紹介します。
1.家族連れにおすすめ:ピーピー プリンセス リゾート
5〜7歳までのお子様は無料で宿泊できる1泊3,500B〜のホテルで、ビーチフロントにはファミリールーム、子ども用プールもあります。
様々なタイプの宿泊施設が併設しており、リラックスできる静かな隠れ家的な宿が提供されています。
ローダラム湾中央に位置し、観光地への移動も便利な立地です。
施設内では様々な国の料理やシーフードを味わえるビーチバー、2つのプールを楽しむことができ、周辺のビーチでは、ダイビングやシュノーケリング、釣りなどのアクティビティを体験できます。
2.ソロ向けホテル:ラッキー ドーム
ロングビーチ100m、レムトンビーチ100m、トンサイビーチから300m、ローダラムビーチ400mに位置する男女共用のドミトリー施設で1泊120B〜利用できます。
テレビルームやバスルームも共用で、バスアメニティは無料で備え付けてあります。
荷物保管サービスやフロントデスクのセーフティボックスを利用すれば、荷物の心配をすることなく安心してお出かけできます。
3.パーティ派におすすめ:スランバー パーティー ホステル
ローダラム湾のナイトライフの中心地に位置しており、パーティー気分を味わいたい方に最適な1泊160THB〜のホテルです。
バーが併設されており、無料バークロール付きでナイトライフを最大限に楽しめます。
客室は男女共用ドミトリーが主で、施設には共用のラウンジやテレビエリアがあります。
屋内・屋外と2種類のプールがあり、他のゲストと一緒にくつろぎながら忘れられない体験ができるでしょう。
周辺にはスーパーマーケットやムエタイスタジアムがあり、プライベートビーチでは釣りやダイビング、シュノーケリングを楽しめます。
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バックパッカー、ミドル、ラグジュアリーの旅行スタイル別で、予算をシミュレーションしました。
1泊2日と3泊4日、2つのパターンをご紹介します。
まずは、低予算でも充分に楽しめる、バックパッカー向けのプランをシュミレーションしました。
項目 | 費用(B) |
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1泊2日 | 3泊4日 |
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宿(共用) | 150 | 450 |
食事(屋台などローカルなお店) | 500 | 1,000 |
1Dayシェアツアー | 1,600 | 3,000 |
雑費(Wi-Fi、飲料など) | 300 | 400 |
合計 | 2,550 | 4,850 |
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共用の宿やシェアツアー、屋台やローカル食堂を利用することで他の観光客と交流でき、安くておいしい食事でおなかを満たすことで費用を抑えられます。
キャッシュレス決済不可な場所を利用することが多いため、現金を多く持ち歩く必要がある点は要注意です。
次に、ある程度予算に余裕があり、快適に楽しめるミドル向けのプランをシュミレーションしてみました。
項目 | 費用(B) |
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1泊2日 | 3泊4日 |
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宿(個室) | 1,500 | 4,500 |
食事(レストラン) | 800 | 1,600 |
1Dayツアー | 1,800 | 3,200 |
雑費(Wi-Fi、飲料など) | 300 | 400 |
合計 | 4,400 | 9,700 |
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ポイントは、快適なホテルにリーズナブルな価格帯で宿泊したり、スピードボートで移動したりして、無理のない時間配分で快適さとコスパを両立することです。
キャッシュレス決済ができないサービスへの備えとして、ある程度現金を持ち歩く必要があります。
最後のシュミレーションは、プライベートツアーや高級ホテル、レストランを利用した、ラグジュアリー向けのプラン料金です。
項目 | 費用(B) |
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1泊2日 | 3泊4日 |
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宿(高級リゾートホテル) | 4,500 | 13,500 |
食事(リゾートレストラン・コース料理) | 6,000 | 24,000 |
プライベートボートなど | 6,000 | 7,500 |
雑費(Wi-Fi、飲料、チップなど) | 800 | 2,000 |
合計 | 17,300 | 47,000 |
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プライベート感を重視し、時間を気にせず自分のペースで完全オーダーメイドの観光体験ができるプランです。
ただし、6〜10月の波が強い時期は、プライベートボートは避けた方がよいでしょう。
近年キャッシュレス化が非常に進んでいるタイのピピ島では、クレジットやQRコード決済が当たり前になっています。
おすすめの決済サービスは「タグタイ イージーペイ」です。
タイの銀行口座を持たない旅行者も以下の手順で、QRコード決済「PromptPay」を手数料0円で、所要時間約10分で利用開始できます。
アプリの登録時に必要なため、プリペイドカード発行時のカード参照番号とPINを控えておきましょう。
一方で、キャッシュレス不可のケースが多い屋台や個人経営のボートを利用する場合は、多めに現金を持ち歩くことをおすすめします。
ピピ島内は為替レートが高い傾向にあります。
空港で必要最低限の交通費などを両替し、時間に余裕のある方はプーケットやクラビの市街地のスーパーリッチなどで両替し、ATMやピピ島内の両替所は緊急時に利用するとよいでしょう。
おつりが不足しているお店もあるため、小額紙幣の用意も忘れないでください。
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日帰りからゆったり過ごしたい方におすすめのコースをご紹介します。
プーケット発の日帰りスピードボートツアーで、ピピ島の見どころを網羅したコースをご紹介します。
<07:00>
プーケットから爽やかな朝の海を眺めながらスピードボートで出発します。
早朝の出発なので混雑を避けられるうえ、移動時間も短縮できるのが魅力です。
<09:00>
映画『ザ・ビーチ』の撮影地として有名なマヤベイに到着し、白い砂浜と切り立つ崖に囲まれた美しい海で写真撮影を楽しみます。
海側からビーチに向かって撮影すると、逆光に注意しながら素晴らしい写真が撮れるでしょう。
<11:00>
透明度が高くターコイズブルーが美しいピレーラグーンの海で、熱帯魚たちとの出会いを楽しめるシュノーケリングの時間です。
水中カメラがあれば、鮮やかな海中風景も記録できるのでおすすめです。
<13:00>
ピピドン島に移動し、トンサイ村のレストランでタイの伝統料理パッタイを味わいます。
多くのツアーでは昼食代が含まれていますが、含まれていない場合は100~200Bほどの予算を考えておくとよいでしょう。
<15:00>
島の展望台「ビューポイント」へ。
ビューポイントまでは徒歩約30分の険しい階段や坂道が続くため、歩きやすいスニーカーがあると安心です。
頂上からはピピ島を一望できる絶景が広がります。
<18:30>
船上からサンセットを眺める贅沢な時間を過ごします。
水平線に沈む夕日は、カップルや写真目的の旅行者に特に人気です。
19:30にはプーケットに帰港します。
ピピ島の海、陸、夜の魅力を効率よく楽しめる1泊2日のコースをご紹介します。
<Day1>
午前中の太陽光が海面に反射して、美しい光景を写真に収められるベストタイムに、映画『ザ・ビーチ』で有名なマヤベイを訪れます。
昼前にはバイキングケーブへ移動し、ボートから断崖絶壁にあるツバメの住処となっている洞窟を見学します。
かつて海賊のアジトだったという言い伝えがあり、洞窟内の壁面に描かれた絵も見どころの一つです。
夜はローダラムビーチで島のナイトライフを楽しみましょう。
ビーチ沿いで開催されるファイアーダンスショーは迫力満点で、飲み物を片手に鑑賞すれば素敵な思い出になります。
<Day2>
午前中は2つの選択肢があります。
ロングテールボートでライレイビーチを経由してクラビを周遊するか、ピピ島周辺の有名なダイビングスポット「シャークポイント」で海中探検を楽しむかです。
次の旅行先としてクラビのアオナンビーチを考えている方は、そのまま船に乗って移動すると効率的です。
14:30にはプーケットに帰港します。
ビーチでのんびりとマッサージで癒されるリラックスコースです。
<Day1>
午前中はプーケットからフェリーに乗ってピピ島へ向かいます。
スピードボートより時間はかかりますが、ゆったりと海の景色を楽しみながらの船旅も旅の醍醐味です。
午後はローダラムビーチで、湾内に浮かぶロングテールボートと夕日の景色を眺めながら、のんびりとした時間を過ごしましょう。
ビーチ沿いのシーフードBBQ屋台で軽く食事をしたり、マッサージ店で旅の疲れを癒したりするのもおすすめです。
<Day2>
朝からロングテールボートやスピードボートで周辺の無人島を巡ります。
最初に訪れるバンブー島は、真っ白な砂浜と鮮やかなターコイズブルーの海が魅力的です。
次に向かうモスキート島はシュノーケリングの名所として知られており、手つかずの自然を満喫できます。
<Day3>
午前中はエシカル・エレファントキャンプで象との触れ合いを体験し、餌やりや泥パックを施したり一緒に川遊びをしたりと、象との距離が近い交流を楽しみます。
午後はピピ・ドン島に戻り、トンサイ村にある1時間300〜500Bほどの人気スパで、アロマオイルを使ったリラックスマッサージで疲れを癒します。
夜にはカヤックに乗って夜光プランクトン観賞へ。
暗い海面が青白く光る神秘的な現象は曇りの少ない夜に特に美しく、自然が生み出す幻想的な光景に、旅の締めくくりとして感動することでしょう。
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同行者や旅の目的に合わせて参考にしてください。
ピピ島内でベビーカーを使う際は、トンサイ湾遊歩道やローダラムマーケットが適しています。
観光客向けの病院はありますが、日本語対応の病院は残念ながらありません。
しかし、簡単な英語でも通じる場合があります。
英語対応の病院は、ワールドメディカルセンター、スクエアインタークリニックがおすすめです。
また、お子様の服装としては、日焼け対策にUV ラッシュガードや帽子を着用するとよいでしょう。
石灰質の砂浜では靴を忘れずに準備をしましょう。
写真映えする魅力であふれたピピ島で特におすすめのフォトスポットを2つご紹介します。
美しい思い出をインスタグラムで世界中の人々と共有してみませんか。
①ビューポイント
ピピ島のビューポイントは、女性の旅にぴったりのインスタ映えスポットです。
南国らしい色彩豊かな海と空、豊かなジャングルといった自然が一枚の写真に収まる絶景を楽しむことができます。
写真映えするおすすめの構図は、高い場所から見下ろす2つの湾がくびれ状に並ぶダブルベイの風景です。
「トンサイ湾」と「ローダラム湾」の間に南国の村が集まる景色も魅力的で、エメラルドグリーンとターコイズブルーの海に青空とヤシの木のコントラストが美しく映ります。
夕方には夕日のオレンジとピンクの色合いも楽しめるので、日の入りの時間を事前にサイトで確認してから訪れるとよいでしょう。
② ピレーラグーン
ピレーラグーンは、透明度の高い海水と白い砂浜、美しいターコイズブルーの海のコントラストが魅力です。
「ボートとエメラルドグリーンの楽園」として多くの人に知られるインスタ映えスポットで、ボートからの見下ろしショットがおすすめの撮影方法です。
ボートの先端に立って後ろから撮影したり、海の真ん中で両手を広げたり、ジャンプしたり、振り向いたりするポーズを広角機能で撮影すると迫力ある写真になります。
シュノーケル中に水面から体を半分だけ出す「かぷか構図」や、水の透明感を活かして防水スマートフォンで真下から見上げる構図も印象的で素敵です。
動画では、ボートからラグーンにゆっくり飛び込む様子、ラグーン内をボートが回る様子のスローモーションなどを撮ると素敵な思い出になります。
ロングテールボートでのツアーが開催されていますので、ぜひ参加してみてください。
夜のピピ島は、安全のために3人以上のグループで行動し、宿へ戻る際は人通りの多いメイン通りを利用すると安心です。
また、海で楽しんだ後の髪のダメージが気になる時は、現地の商店で100mlで50B程度で販売されているココナッツオイルがおすすめです。
ココナッツの自然な香りを楽しみながら、髪のケアをしてみてはいかがでしょうか。
共有スペースの多いドミトリーは一人旅に便利ですが、貴重品の管理にはロッカーや南京錠が必須です。
一方で、ホリデイリゾートのように貴重品を無料で預けられるホテルもあるため、事前リサーチも重要です。
旅先で交友したい方におすすめなのはスランバーパーティーやパブクロールです。
毎日20:00から深夜1:00まで、参加費200Bほどで楽しめます。
街灯が少ないため、帰宅する際は懐中電灯など道を照らすライトを忘れずに準備しましょう。
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ピピ島への旅行計画に役立つよくある質問をまとめました。
国立公園入場料(400B)は、マヤベイやバンブー島などの国立公園エリアに入るための料金で、3〜14歳は半額の200B、3歳未満は無料です。
ボートが公園エリアに到着した時点でレンジャーが現金で回収し、3日間有効なチケットを発行します。
滞在中に再提示を求められることがありますので、大切に保管してください。
また、船上観光ツアーでは、マヤベイ上陸禁止期間中でも必要な料金なので要注意です。
ピピ島発のロングテールボートツアーは別払いが多いため、プーケットやクラビ発の大手パッケージツアーに参加される方も「National Park Fee included」(国立公園利用料込み)の記載の有無を確認しましょう。
入島税(20B)は、トンサイ・ピアに到着した時に支払う島内環境保全税で、料金は滞在日数や年齢に関係なく一律です。
フェリーを降りてすぐのブースで現金払いとなっています。
高額紙幣で支払うとお釣りが不足するリスクに遭遇するため、小額紙幣の用意をおすすめします。
ピピ島ではサンゴ礁保護のため厳しい規制が設けられています。
サンゴに接触した場合、周辺を巡回している監視員により最大5,000Bの罰金が科される可能性があり、サンゴ礁の白化現象が進行した際には、回復のために一部エリアが臨時で閉鎖されることもあります。
国立公園内では、サンゴ礁に有害な以下4種の成分が含まれている日焼け止め製品の持ち込みと使用が禁止されています。
使用可能な日焼け止めを事前に確認し、適切な製品を持参することを強くおすすめします。
ピピ島での通信環境確保にはeSIMが最も便利です。
おすすめのSIMは「ディーティーエーシー ハッピー ツーリスト」で、10日間無制限、最大速度50GBまで使えて349Bとリーズナブルです。
オラフライ(無制限プラン)、エアロ、リージョナルパスなどの選択肢もあります。
電圧は220〜240Vで、プラグはタイプCとタイプOが主流ですが、日本で使われているタイプA/Bも利用可能な場所が多いです。
ピピ島のおすすめスポットやアクティビティなど、この記事でご紹介したピピ島を楽しむコツを、3つにまとめました。
①渡航前に最新の規制情報を確認する
タイへの入国にはTDACの事前登録が入国72時間前までに求められています。
マヤベイは8/1〜9/30まで閉鎖されており、この期間に訪問を予定している場合は日程の調整が必要です。
島に到着した際にはトンサイ港で環境保全税(約20B)を支払い、国立公園エリアに入場する場合は、さらに400Bの入場料が別途必要になります。
これらの費用は現地での支払いとなりますので、あらかじめ現金を用意しておくと安心です。
②時間帯と潮位を考慮して行動計画を立てる
ピピ島では、訪れる時間帯や海の潮位によって景色や体験の質が大きく変わります。
事前にインターネットで潮位表や最適な訪問時間を調べておくと、より美しい景観や充実したアクティビティを楽しめます。
③環境保護と安全に配慮して島を満喫する
ピピ島の美しい自然環境を守るためには、サンゴ礁に触れないなどのルールを守ることが重要です。
また、夜間の移動では十分な明かりを持参し、できるだけ複数人で行動するなど、自分自身の安全にも気を配りましょう。
この記事でご紹介したポイントを参考にして、一生に一度は訪れたい美しいリゾート地、ピピ島での素晴らしい思い出づくりをお楽しみください。