島根がつまらないあなたは損してる!おすすめ観光スポット&絶品グルメ8選

Traveloka Japan
30 Apr 2025 - 読了時間:約 2 分
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「島根がつまらない」と言われるよくある理由

出雲大社以外の観光地が知られていない
「どこに何があるか分からない」=情報不足
アクセスの悪さ(新幹線が通っておらず、観光地間の移動が不便)
若者向け、ファミリー向けの施設が少ない

島根が「つまらない」と言われるのは、観光スポットなどに派手さが少なく、情報が伝わりにくいから。しかし、それは裏を返せば落ち着いた大人の旅にぴったりということ。知ってしまえばハマる人も多く、近年では「静かなブーム」が起きつつあります。

①世界遺産「石見銀山」でタイムスリップ気分

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かつて世界の産銀量の約3分の1を占めていたこともあるという日本の銀産業。その中でも大部分を産出していたと考えられているのが「石見銀山」です。2007年には「石見銀山遺跡とその文化的景観」として、世界遺産に登録されたことで一躍話題に。

実際に作業が行われていたノミの跡を見学できる坑道跡(間歩)や製錬工房、住居跡などが多数残っています。その当時から、できるだけ自然を壊さないよう銀鉱脈に沿って狭い坑道を掘り進めたり、伐採した分は植林するなど森林管理が徹底されたことも高く評価されています。

そんな、採掘から搬出までの銀山運営の全体像が残る「石見銀山」で、タイムスリップ気分を味わいましょう!

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レトロな町並みの「大森地区」で街歩き。遺跡めぐり+カフェ巡りも!

世界遺産に指定された地でありながら、昔から住む現地の人々の暮らしが根付き、観光も同時に楽しめる「大森地区」は、江戸時代にタイムスリップしたかのようなレトロな街並みが広がる場所。ここでは散策がおすすめです。間歩や製錬所跡といった史跡や武家屋敷など、地域の人が守り続けてきた街をゆっくりと歩いてみましょう! 地元の野菜を使った料理を提供するカフェやドイツの本格的なパンとお菓子が楽しめるベーカリー、地元ならではの食事処などが点在。遺跡+カフェ巡りで1日中楽しめます。

「石見銀山」
住所:島根県大田市大森町イ1597-3
公式サイト:https://ginzan.city.oda.lg.jp/
出雲大社からのアクセス:
・車で1時間弱
・出雲大社→(一畑バス25分)→出雲市駅→(JR山陰本線約40分)→大田市駅→(石見交通バス約30分)→石見銀山

②日本最古の神楽を間近で鑑賞! 大迫力の「石見神楽」

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石見地方に伝わる「石見神楽」は、130を超える団体が継承する伝統芸能。特に浜田市では50以上の団体が活動し、神社やイベント会場などさまざまな場所で上演されています。

「石見神楽」の起源は古代に遡り、神話や伝説を題材とした演目が特徴。神楽は日本神話のアメノウズメの舞を起源とし、出雲の佐陀神能が変化したものともいわれています。かつては神事として行われていましたが、明治時代以降に民俗芸能として発展したのだとか。

夜神楽体験も人気!

大太鼓や小太鼓、笛による勇壮な囃子と、古典的な詞章、方言や民謡を取り入れた独特の言葉で表現される「石見神楽」。初めての人なら、道の駅や観光施設で開催されている演目が立ち寄りやすいかもしれません。週末に開催されている夜の神楽も幻想的! 荘厳な神社を舞台に、躍動感あふれる舞いが光で照らされ迫力満点です。

「石見神楽」
住所:島根県浜田市浅井町(浜田駅)
公式サイト:https://iwamikagura.jp/
出雲大社からのアクセス:
・車で約1時間半
・出雲大社→(一畑バス25分)→出雲市駅→(JR山陰本線・特急電車1時間10分)→浜田駅

③「松江城」や「八重垣神社」「小泉八雲ゴーストツアー」などさまざまなを見どころが点在する松江市

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松江のシンボル「松江城」は、2015年に国宝に指定された人気の名所。慶長16(1611)年に完成した天守は日本に現存する12天守のひとつです。ここでぜひ注目しておきたいのは、夜のライトアップ。LEDを使用し、夕日をイメージしたライティングから徐々に月光に移る様子が表現されます。

10月~3月は17:00から、4月~9月は18:00から22:00まで毎日実施されていますよ。桜の時期は、日本の雅な風景と共にロマンティックな雰囲気が高まります。

城下町の散策もおすすめ

「松江城」の周辺にはレトロな風景が残る場所も多くありますよ。「松江城」から徒歩10分のところにある「カラコロ工房」は、旧日銀松江支店を改築した複合施設で、抹茶や和菓子作り体験、八雲塗の絵付けなど体験型アクティビティを提供しています。実際に文化に触れたりものづくりに挑戦したりことで、旅の思い出がより深いものとなりそうです。

「松江城」
住所:島根県松江市殿町1-5
公式サイト:https://www.matsue-castle.jp/
出雲大社からのアクセス:
・車で1時間弱
・出雲大社→(一畑バス25分)→出雲市駅→(電車(山陰本線)40分)→松江駅→(レイクラインバス10分)→松江城

縁結びパワー全開!「八重垣神社」の鏡の池占い

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神社やパワースポットが数多く点在している松江市内の中でも、縁結びスポットとして有名なのが「八重垣神社」。松江にゆかりのある文豪、小泉八雲が「神秘の森」と称した境内の森の中にある「鏡の池」では、ぜひ縁結び占いを試してみてください。

池の水面に占い用紙を浮かべて硬貨を乗せ、紙が沈む様子で自分のご縁を占うというもの。15分以内に沈めば縁が早く、沈むのが30分以上かかると縁が遅いという時間的な占いや、近くで沈めば身近な人、遠くなら遠方の人とご縁があるという距離な占いが楽しめます。

神社境内に漂う独特な空気感の中で、泉の中に沈んでいく紙の行方を追っているだけで神聖な気分に。

「八重垣神社」
住所:島根県松江市佐草町227
公式サイト:https://yaegakijinja.or.jp/
出雲大社からのアクセス:
・車で1時間弱
・出雲大社→(一畑バス25分)→出雲市駅→(電車(山陰本線)40分)→松江駅→(松江市営バス約20分)→八重垣神社

小泉八雲のゴーストツアーで、島根ならではのミステリアス体験

2025年度後期の連続テレビ小説にて、小泉八雲の妻で松江の没落士族の娘だった小泉セツがモデルの物語「ばけばけ」が予定されていることを受け、注目を集める松江市。

「耳なし芳一」や「雪女」などの著者として知られる小泉八雲の怪談の舞台を巡る、「松江ゴーストツアー」という興味深いツアーが不定期で開催されています。

怪談のゆかりの地を訪ね、地元の語り部がその世界観に誘うミステリアスな体験と共に、松江の新たな魅力を発見できることでしょう!

ツアー内容は各回で異なりますので、開催時期を含めて松江観光協会の公式サイトでぜひチェックしてみてくださいね。

松江観光協会公式サイト:
https://www.kankou-matsue.jp/event_calendar

④「隠岐の島」で絶景とアクティビティを満喫

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島根県沿岸からおよそ60km北の日本海上に浮かぶ、180の島々から構成される隠岐諸島。大陸分裂と火山活動を経て形成された、美しい海岸線と奇岩が特徴です。隠岐諸島には4つの有人島があり、それぞれ個性的な自然と文化が育まれています。

国賀海岸の奇岩・絶景スポット「ローソク島」

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4つの有人島のひとつ、島後(隠岐の島町)の象徴的な場所といえば「ローソク島」と呼ばれる絶景スポット。

侵食によって本土の海岸線から切り離された岩でできた島(海食柱)で、高さ約20メートルに及びます。岩の先端に夕日が重なると、巨大なロウソクのように見えることから「ローソク島」の名で親しまれているそう。夕方出航する遊覧船からのみ、見ることができる貴重な風景です。

ダイビングやシーカヤックなど、海のアクティビティも充実

隠岐諸島では、多彩な方法で自然を満喫できます。海岸沿いや森林には複数のハイキングコースがあるほか、サイクリングやシーカヤック、ダイビング、釣りなど、アクティブ派も癒やし派も楽しめる体験がもりだくさん。ガイド付きツアーなら、隠岐の自然をより深く知ることができるはずです。

「隠岐の島」
公式サイト:https://www.e-oki.net/
出雲大社からのアクセス:
・車で七類港まで約1時間20分、フェリー約2時間
・出雲大社→(一畑バス25分)→出雲市駅→(電車(山陰本線)40分)→松江駅→(接続バス約40分)→七類港→(フェリー約2時間)→来居港(島前 知夫村)

⑤1300年の歴史!「玉造温泉」で美肌体験

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©Carla Silene/shutterstock

日本最古の湯のひとつとされ、美肌効果の高い泉質で知られる「玉造温泉」。玉湯川沿いには趣の異なる温泉宿が軒を連ね、のどかな雰囲気が広がります。

温泉街には、地元の特産品やグルメを楽しめるショップ、カフェも充実しているので、食べ歩きも楽しみのひとつ。玉湯川沿いには足湯もありますので、美肌の湯を気軽に体験してみるのもいいですね。

玉作湯神社の「願い石」「叶い石」

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©Akira Nakatani/shutterstock

縁結びの聖地として知られる出雲と同様に、玉造温泉にも縁結びのパワースポットが点在。その中でも有名なのが、勾玉の神様と温泉の神様が祀られている「玉作湯神社」です。境内には触って祈れば願いが叶うと伝わる「願い石」があり、島根県内でも人気のスピリチュアルスポットに。ここでは自分だけのお守りを作ることもできますよ。

住所:島根県松江市玉湯町玉造
公式サイト:https://tamayado.com/
出雲大社からのアクセス:
・車で1時間弱
・出雲大社→(出雲一畑交通 出雲大社直通バス約1時間半)→玉造温泉

⑥神秘と絶景の日御碕灯台 &日御碕神社へ

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島根半島の最西端に位置し、日本一の高さを誇る石造灯台として知られる「出雲日御碕灯(いずもひのみさきとうだい)台」。明治36(1903)年に建てられ、二重構造の白い外壁とレンガの内壁が特徴です。

48万カンデラの光は40km沖合まで届くといわれ、100年以上経った今も現役で海の安全を守っています。灯台の内部には163段の螺旋階段があり、灯台上部の展望台へ上ることも可能。全国に16しかないという登れる灯台のひとつなんです。

展望台では、眼下に日本海や島根半島の全景が一望できるパノラマを楽しめます。

「出雲日御碕灯台」
住所:出雲市大社町日御碕1478
出雲観光協会公式サイト:https://izumo-kankou.gr.jp/677
出雲大社からのアクセス:
・車で約20分
・出雲大社→(一畑バス約20分)→出雲日御碕灯台

海沿いに佇む「日御碕神社」は縁結び・厄除け・開運のパワースポット

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出雲国風土記に「美佐伎社」と記され、日本神話に登場する有名な二柱の神様であるスサノオノミコトとアマテラスオオミカミが祀られている歴史深い「日御碕神社」。

下の宮「日沉宮(ひしずみのみや)」と上の宮「神の宮」の上下二社からなり、両本社を総称して「日御碕神社」と呼ばれています。

「伊勢神宮」が日本の昼を守るというのに対し、「日御碕神社」は日本の夜を守るようにという神勅があったと伝えられ、「日本の夜を守る神社」として知られるように。

縁結びや厄除けがご利益とされる開運のパワースポットとして、注目の絶えない名所です。

「日御碕神社」
住所:出雲市大社町日御碕455
公式サイト:https://hinomisaki-jinja.jp/
出雲大社からのアクセス:
・車で約20分
・出雲大社→(一畑バス約20分)→日御碕神社

⑦冬なら「松葉ガニ」は必食!身も心もとろけるおいしさ

日本海に面する島根県の名物といえば、全国的に珍重されている「松葉ガニ」。日本海の山陰沖で獲れる成長した雄のズワイガニのことを指し、冬の味覚の王様と称されるブランドガニです。11月に漁の解禁を迎えると、県内各地で美味しい「松葉ガニ」を食べることができます。

特に「隠岐松葉ガニ」は漁獲量が少なく、知る人ぞ知る高級ブランド! 島根県独自の「カニかご漁業」によって漁獲された「松葉ガニ」の中でも、500g以上のもののみに漁船名と「隠岐松葉ガニ」と表示されたタグが付いて出荷されるそうです。栄養をたっぷりとって育った鮮度抜群の「隠岐松葉ガニ」は、冬の島根で必食ですよ。

⑧島根は日本酒発祥の地!酒蔵めぐり

古事記や出雲国風土記などに酒にまつわる神話や祭りが残り、酒造りの歴史が深いことから「日本酒発祥の地」と称される島根県。県内には、中国山地からの良質な清流と品質の良い米で醸造する数多くの酒蔵が点在しています。

見学できる酒蔵も

酒造りの現場を実際に見学してもらい、造り手のこだわりを直接消費者に伝えようという酒蔵も最近は増えているそう。原料や精米の話に耳を傾けながら、麹室などの普段は立ち入ることのできない場所をリアルに体感することで、島根の日本酒の魅力を深掘りすることができるはずです。島根県観光連盟の公式サイトでは、酒や醤油の蔵を巡るモデルコースが提案されているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

島根県観光連盟公式サイト:
https://www.kankou-shimane.com/mag/11520.html

まとめ

日本有数のパワースポット「出雲大社」をはじめ、多くの古代遺跡や神話とゆかりの深い神社が点在する島根県。電車やバスは本数が少ない場合もあるので、車移動が断然スムーズです。ところどころレンタカーをうまく活用して、効率的に巡りましょう。道の駅や市場などでの地元の味もぜひ楽しんでみてください!

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