【SNSで話題沸騰】タイの寺院「ワットパクナム」の見どころはココ!行き方・滞在時間・観光ツアーも徹底ガイド

Traveloka Japan
11 Jun 2025 - 読了時間:約 1 分

ワットパクナムとは?「宇宙の天井画×緑のガラス仏塔」が唯一無二!

バンコクのトンブリー地区(チャオプラヤ川西側)に位置する「ワットパクナム・パーシーチャルーン」は、アユタヤ時代の17世紀前半に創設された歴史ある王室寺院です。タイ最大級の修道女コミュニティが存在し、瞑想修行の場として名高い寺院でもあります。

最大の見どころは、五階建て仏塔の最上階にある“宇宙の天井画”とエメラルドグリーンのガラス仏塔。まるで異世界に迷い込んだかのような体験が味わえる幻想的な空間は、どこから撮っても写真映えすることから、インスタグラムなどのSNSを中心に世界中の旅行者から大人気です。

近年はガイドブックの表紙を飾ることも多く、今では日本人観光客の間でも定番の観光スポットとなっています。

さらに注目すべきは、2021年に完成した高さ約69mの巨大仏像「タンマガーイ・テープモンコン大仏」。ワットパクナムの元住職として広く知られるルアンポーソッド師こと「プラ・モンコンテープムニー」への感謝と追悼を込めて建てられました。

素材は純度99.99%の銅で、内部には約6kgの金で鋳造された七重の蓮の花に仏舎利が納められており、同じく約6kgの金で作られた仏心が仏像の左胸部分に安置されています。

この仏像は、ルアンポーソッド師が瞑想中に見たイメージに基づいて設計され、仏・法・僧を思い出す象徴的な存在とされているのです。建設には数年をかけ、資金はすべて仏教信者からの寄付によって賄われました。

ワットパクナムの見どころ徹底解剖|5階建て大仏塔の内部を階ごとに解説

ワットパクナムの中心にそびえる高さ約80m、5階建ての仏塔(チェディ)は、2012年に完成しました。この仏塔はラタナコーシン美術とランナー美術が融合したもので、仏塔の基部はチェンマイ県のワット・ロック・モーリーをモデルにしています。

内部中は各階で異なるテーマが楽しめる構造です。

1階:美術館

古い車や仏像など信者から寄贈された、さまざまな品々が展示されており、仏教美術・歴史資料が充実しています。

2階:ホール&瞑想スペース

広々とした空間では、式典や瞑想会が行われることもあります。

3階:美術館(仏像コレクション)

©︎YAMASA/shutterstock.com

タイ国内外の様々な仏像が展示されており、文化の違いが感じられます。特にインドやミャンマー様式の仏像は要チェック。個人的な品々や弟子から寄贈された品々が展示されています。

4階:金色のルアンポーソッド像と高僧像

©︎YAMASA/shutterstock.com

寺の名僧「ルアンポーソッド」の黄金像や高僧の像が鎮座。敬虔な雰囲気が漂い、思わず手を合わせたくなります。

©︎cowardlion/shutterstock.com

5階:ブッダの遺物とガラス仏塔、天井画の宇宙空間

まさに“SNS映えの聖地”。ブッダの遺物が収められたガラス仏塔と、宇宙を模した天井画が広がる圧巻の世界観。360度どこを切り取っても美しく写真映えする空間です。訪れた誰もが時間を忘れて見入ってしまいます。

【撮影Tips】

・仏塔中央を見上げるアングルは圧巻の1枚に

・反射を抑えるには午前中の柔らかい光が狙い目

・他の観光客が写り込まないよう早朝に訪れるのがおすすめ

アクセス・行き方・滞在時間は?

【行き方】

初めて訪れる方には、BTSシーロム線「ウタカート駅(Wutthakat)」からのタクシー移動が最もスムーズでおすすめです。駅前で流しのタクシーを拾うか、配車アプリ(Grabなど)を利用すると安心。運転手には「ワットパクナム」と伝えるか、タイ語で「วัดปากน้ำ ภาษีเจริญ(ワット・パクナム・パーシーチャルーン)」と地図を見せると確実です。

そのほかの行き方は下記の通りです。

●電車(地下鉄):地下鉄(MRT)バンパイ駅(Bang Phai)1番出口から徒歩で約10分(約0.8km)。
●電車(BTS):ウタカート駅(Wutthakat)から徒歩で約20〜25分(約1.5km)。タラートプルー駅(Talat Phlu)2番出口付近からソンテウ(赤色の乗り合いバン)を利用して行くことも可能です。運賃10バーツ程度。
●タクシー:バンコク中心部(例:サイアム、アソークなど)から約20〜40分(渋滞時は1時間以上)、料金は150〜200バーツ程度が目安。
●路線バス:ホアランポーン駅(Hua Lamphong)4番出口前の停留所から3-36のバスで約30分、ワットクンチャン向かいの停留所下車、徒歩約10分。
●水上ボート:チャオプラヤー川から水上ボートで「ワットパクナム船着場」へ向かう方法もありますが、定期運行はないため、ツアー会社へ申し込む必要があります。

【滞在時間の目安】

・写真だけ撮る場合:約30〜40分

・全階をしっかり見学する場合:約1.5〜2時間

【ベストシーズンと服装】

観光のベストシーズンは乾季にあたる11月〜2月。比較的涼しく快適に散策できます。日中でも30度前後になるため、通気性のよい長袖シャツやワンピースがおすすめです。寺院内では露出の多い服装が禁止されているので、ノースリーブやショートパンツは避けましょう。

施設情報
正式名称:Wat Paknam Phasi Charoen(ワットパクナム・パーシーチャルーン)
住所:300 ถนนรัชมงคลประสาธน์ เขตภาษีเจริญ,กรุงเทพมหานคร 10160
公式URL:なし
公式SNS:https://www.facebook.com/WATPAKNAM.BKK
営業時間:8:00〜18:00
定休日:なし(ただし寺の行事で見学制限がある場合あり)
入場料:無料

ワットパクナムでのマナー・注意点|宗教的な意味と観光客が守るべきルール

ワットパクナムは、観光客にも開かれていますが、現地の人々にとって神聖な信仰の場です。下記のような注意を守りましょう。

・寺院内では静かに行動し、大声で話したりはしゃいだりしないこと。

・建物内に入る際は靴を脱ぐのがマナー。サンダルや着脱しやすい靴が便利です。

・露出の多い服装は避け、肩や膝を隠す服装を心がけましょう。

・写真撮影はOKですが、僧侶や参拝者を撮る際には必ず許可を取りましょう。

・屋外は非常に暑く、日差しも強いため、帽子や日傘、水分補給が重要。

・トイレは数が限られているため、事前に済ませておくと安心。ティッシュ持参推奨。

・混雑を避けるなら、朝8〜10時または夕方17時前後の訪問がベストタイミングです。

まとめ

SNSで話題を集める「ワットパクナム」は、タイ観光の定番スポット。宇宙のような天井画とエメラルドグリーンのガラス仏塔は、一度見たら忘れられないインパクトがあります。アクセスも意外に便利で、観光初心者でも訪れやすい点も魅力です。宗教的な意味を尊重しつつ、マナーを守って訪れれば、きっと心に残る旅になるはず。

自力で行くことに不安がある方は、ツアーを利用するのもおすすめです。

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