バリ島旅行には外せない現地での食事。おすすめの食事エリアやフォトジェニックなレストラン、絶対食べてほしいバリ島グルメなどを徹底解説します。メニュー表に書かれている謎の文字の正体とは?はじめてバリ島へ行く方必見です!
バリ島にはレストランや屋台など、食事をする場所がたくさんあります。日本より物価が安いと言われていますが、バリ島での食事の相場はいったいどのくらいなのでしょうか。旅先で困らないように、メニューの読み方や値段表記も一緒に覚えておきましょう。
エリアやお店によって異なりますが、バリ島の食事の相場は1食100〜1,500円です。
バリ島には、現地の方も食事に訪れる「warung(ワルン)」と呼ばれる大衆食堂があり、安くておいしいローカルフードを求める観光客にとても人気があります。レストランのようなサービスはありませんが、現地の方と交流ができ、ナシゴレンも100円から味わえるため、旅中に一度は訪れたい場所です。
ワルンでの料理に比べると、観光客向けのレストランはやや値段が高いですが、それでも1,500円あればお腹いっぱい食べられます。衛生面やある程度のサービスを求める方はレストランがおすすめです。
バリ島のメニューの多くは「食材+調理法」で表記されています。料理名を見ただけでどのような料理か分かるように、代表的なものは覚えておくと注文がスムーズです。値段表記も非常に分かりづらいので、併せてみていきましょう。
・Nasi(ナシ)=ごはん
・Mie(ミー)=麺
・Udang(ウダン)=エビ
・Ayam(アヤム)=鶏肉
・Goreng(ゴレン)=炒める・揚げる
・Campur(チャンプル)=混ぜる
・Bakar(バカール)=焼く
つまり、ナシゴレンは「ごはん+炒める・揚げる」なので、日本で言う炒飯のような食べ物だと分かります。アヤムバカールだと鶏肉を焼いた料理ですね。
バリ島の通貨であるインドネシアルピアは、省略して「Rp.」や「IDR」と表記されています。「Rp.」は数字の前に「IDR」は数字の後につけられることが多いですが、意味は同じです。
もう一つ、メニューに書かれている表記が「k」の文字です。数字の後に書かれているため、通貨の種類に思われがちですが「k」はゼロが3桁分という意味です。「Rp.35,000」「35,000IDR」「35k」は全て同じ値段と覚えておきましょう。
また「PRICE PER THOUSAND IDR」と表記されている場合も、ゼロを3桁分足さなければなりません。桁数が多い通貨ならではの慣習ですね。
東京都の約2.5倍の面積があるバリ島。エリアごとに違った雰囲気があるため、どこを中心に観光するか迷いますよね。旅の目的や一緒に行く人によっておすすめエリアが異なるため、ご自身に合った場所を見つけてみてください。
バリ島観光の中心地とも言われているクタ・レギャンエリアは、観光客向けのお店がズラリと並んでいます。24時間営業のお店も多いため、朝まで飲み歩きたい方におすすめのエリアです。
バリ島南部に位置するヌサドゥアエリアは、綺麗に整備された街並みが特徴です。高級レストランが集結するリゾート地なので、ワンランク上の食事を楽しみたい方におすすめです。
空港からも近いジンバランエリアは、イカンバカールと呼ばれる浜辺でのシーフードバーベキューが有名です。夕暮れどきになるとビーチにテーブルとイスが並ぶため、サンセットを見ながら優雅なディナーがいただけます。
昔ながらの街並みで、庶民向けのレストランが多いサヌールエリア。のんびりとした雰囲気で治安も比較的良いため、小さなお子さんがいても安心です。家族でのんびりと食事をしたい方は、サヌールエリアがぴったりです。
大自然を楽しみたいなら、ウブドエリアがおすすめ。バリ島の山間部に位置するウブドは、賑やかなビーチエリアとは対照的にとても落ち着いた街です。澄んだ自然の空気を感じながら食事ができるため、非日常を味わえると若い女性に人気のエリアです。
次に、バリ島旅行には外せないおすすめの料理を紹介します。名前だけではどのような料理なのか想像がつかないものが多いので、あらかじめリサーチしておきましょう。
バリ島の名物グルメといえばナシゴレンです。旅中に一度は食べたいと思っている方も多いのではないでしょうか。日本の炒飯よりもスパイスが強く、奥深いコクが味わえます。辛味が強かったり、ケチャップで味付けをしていたり、お店によってこだわりが異なるので、ご自身にあったナシゴレン探しをするのも良いですね。
豚のおなかに野菜やスパイスをたくさん詰めて、直火でじっくり焼いて作られるバビグリンは、日本で言う豚の丸焼きです。ご飯の上に、皮や身、内臓などさまざまな部位を少しずつ盛り付けてくれます。独特なスパイスの味は一度食べるとやみつきですよ。
チキンヌードルとして知られているミーアヤムは、鶏そぼろや野菜がトッピングされた味付け麺です。ラーメン好きな日本人の味覚にも合うため、滞在中に何度も食べたくなる代表的なバリ島グルメです。
サテはいわゆる串焼き料理です。屋台飯の定番で、町のあちこちでうちわをパタパタさせてサテが焼かれています。鶏肉を使った「サテ・アヤム」が一番人気ですが、山羊肉の「サテ・カンビン」や牛肉の「サテ・サビ」などさまざまな種類があります。小腹を満たしたいときにおすすめです。
アヒルを一羽丸ごと使ったバリのローカルフードです。バナナの葉っぱで包み、時間をかけて炭火で蒸し焼きにされたべベックべトゥトゥは、スパイシーな味付けでお酒がすすみますよ。日本ではほとんど見かけることがないため、ぜひ挑戦してみてください。
バリ島といえば、香辛料がたくさん使われたエスニックな味のイメージが強いですが、甘いスイーツも人気です。中でも「ジャジャンバリ」と呼ばれる伝統的なバリ島スイーツは長年地元の方から愛されてきました。ここでは、おすすめの名物スイーツを3つ紹介していきます。
モチモチ生地のお団子の中に、パームシュガーのシロップが入っているバリ島の伝統的なスイーツです。パンダンリーフという緑色の葉っぱで色付けされ、外はすりおろしたココナッツでコーティングされているクレポン。見た目は草餅に似ていて和菓子のような食感です。
ピサンは「バナナ」、ゴレンは「揚げる」を意味するので、ピサンゴレンは揚げバナナです。サクサクの衣に包まれたねっとり甘いバナナは、現地の子どもたちにも大人気。世界一のフライドスナックとして注目されているので、滞在中に一度は食べておきたいスイーツです。
バリ島のかき氷として知られるエスチャンプル。季節の果物やゼリーがトッピングされており、見た目がカラフルなので写真映えすること間違いなしです。年中あたたかい気候のバリ島で食べるにはピッタリのスイーツですね。
人気の観光地だからこそ、たくさんのレストランがあるバリ島。中でもイチオシのレストランをシーン別に紹介します。どこへ行ったら良いのか迷っている方は、参考にしてください。
家族旅行には、サヌールのカンダ通りにある「Kanda Resto&cafe(カンダ レスト&カフェ)」がおすすめ。敷地がとても広くて、レストラン内にプールがあるのが特徴です。子ども用の浅めのプールもあるので、プールであそぶ子どもたちを横目に、パパママはゆっくりと食事ができます。
また、クジャクやオウム、イグアナ、ヤギなど敷地内でたくさんの動物が飼育されており、まるで小さな動物園のようなレストランです。
もちろんメニューも豊富で、値段は相場より少し高いですが、プール代・動物園代も入っていると思えば、リーズナブルですよ。
ウブドにある「Akasha restaurant(アカーシャレストラン)」は、フォトジェニックな写真が撮れるため、カップルや友人との旅行におすすめです。食事よりも撮影に夢中になってしまうほど、店内のインテリアはどれもおしゃれです。
オーガニックレストランで、ビーガンメニューにはわかりやすくマークがついているのも、女性に嬉しいポイントです。世界中のインスタグラマーが訪れる場所で、あなたも思い出に残る1枚を撮ってみてください。
海外旅行の際、その国独自のマナーやトラブルには特に注意しておきたいですよね。バリ島でのタブーやマナー、日本ではあまり気にしていなかった衛生面をチェックしておきましょう。
バリ島では、日本と同じようにお箸やスプーンが置かれているレストランがほとんどですが、手で食べても問題ありません。ただし、左手は「不浄の手」とされており、左手を使って食事をするのはマナー違反です。物を受け取る際や握手を求められたときも、極力右手を使うように心がけましょう。
また、大型のショッピングモールやホテルではドルを扱っている場所がありますが、ローカルな場所では原則インドネシアルピアでの支払いです。
チップの習慣はないため、あまり気にしなくても良いでしょう。
バリ島でお腹を壊すことを「バリ腹」と言います。水道水を飲まないことはもちろんですが、歯磨きやうがいをするときも、購入したミネラルウォーターを使いましょう。
生野菜や生焼けのお肉など、火が完全に通ってないものにも注意が必要です。特にワルンや屋台で食べる料理は、口に入れる前にしっかりと中まで火が通っているのか確認してください。それでも心配な方は、衛生状態の良い高級レストランで食事をする方が良いかもしれません。
念の為、日本から整腸剤を持っていくのをおすすめします。
個人利用で未開封であれば、基本的な飲食類は申告の必要なく持ち込めます。注意が必要なのはアルコール飲料です。1人1リットル以上のお酒の持ち込みは禁止されているため、容量に気をつけましょう。
バリ島は外国人観光客が多く訪れる場所なので、スーパーマーケットやコンビニでも日本人の口に合う食品が売られています。必要以上に日本から持ち込む必要はないでしょう。