日本から2時間!子連れに最適な韓国旅行の魅力と準備

Traveloka Japan
19 Apr 2025 - 読了時間:1分未満

「子連れで韓国旅行は大変じゃないの?」

「子どもが楽しめる場所はあるの?」

そんな不安を抱える方も多いでしょう。

実は韓国は、日本からわずか2〜3時間のフライトで行ける近さが魅力で、小さなお子さん連れの海外旅行デビューにぴったりの目的地です。

ロッテワールドやエバーランドなどの大型テーマパーク、COEX水族館、北村韓屋村や景福宮といった歴史スポットまで、子どもから大人まで楽しめる観光地が充実。

多くのレストランには子ども用食器や椅子が用意され、主要施設には授乳室やおむつ交換スペースも完備されているため、小さな子ども連れでも安心して過ごせます。

日本と似た文化を持ちながらも異なる雰囲気を味わえる韓国は、子どもの視野を広げる教育的効果も期待できる理想的な家族旅行先といえるでしょう。

この記事では、子連れ韓国旅行を成功させるための持ち物リスト、移動手段のコツ、年齢別におすすめの観光スポット、子どもが喜ぶグルメ情報まで、実践的かつ具体的なガイドをご紹介します。

これから計画される方も、すでに予約済みの方も、ぜひ参考にしてください。

子連れ韓国旅行の魅力と注意点

韓国旅行の最大の魅力は、近さと多様な楽しみ方にあります。

ソウルへはわずか2時間半〜3時間半で到着でき、初めて飛行機に乗る子どもにも負担が少なく理想的です。

あらゆる年齢層が楽しめる観光地が充実し、子連れに対する配慮も行き届いている一方で、韓国の地下鉄駅には階段が多く、ベビーカーでの移動が大変な場合がある点は注意すべきです。

エレベーターは設置されていますが、混雑時には待ち時間が長くなることも。

食事では辛いメニューが多いため、子どもが食べられる辛くない料理を事前に把握しておくと安心です。

気候は四季がはっきりしており、特に冬は寒さが厳しく、適切な服装の準備が必要になります。

持ち物と事前準備のポイント

子連れ韓国旅行の成功は綿密な準備から始まります。

まずは必携品として、パスポート(有効期限の確認は必須)と航空券(eチケット)を用意しましょう。

子どもの健康管理のために、常備薬(子ども用の解熱剤・鎮痛剤・風邪薬・アレルギー薬・整腸剤)と救急セット(絆創膏・消毒液・ガーゼなど)は必ず持参してください。

機内での耳の痛みを和らげるためのイヤーマフや飴も、離着陸時に役立ちます。

乳幼児連れの場合は、さらに細かな準備が必要です。

おむつ・おしりふきは日数分を持参し、ミルク・哺乳瓶、離乳食・ベビーフードなど食事関連アイテムも忘れずに。

子ども用食器・カトラリーがあると、外食時にも安心です。

移動手段としてコンパクトに折りたためるベビーカーと抱っこ紐の両方を持っていくと、状況に応じて使い分けられます。

子どもが長時間の移動や待ち時間を退屈せずに過ごせるよう、お気に入りのおもちゃや絵本も持参すると良いでしょう。

新しい環境でも子どもが安心して過ごせるよう、普段使っているブランケットやぬいぐるみなども用意すると効果的です。

通信手段としてモバイルWi-Fiルーターまたはe-SIMを準備し、翻訳アプリをダウンロードしておくと現地での言語の壁を乗り越えやすくなります。

また、万が一の事態に備えて海外旅行保険への加入も忘れずに行いましょう。

韓国では、おむつ、ベビーフード、粉ミルク、日焼け止め、子ども用マスク、お菓子・飲み物、果物などは現地でも簡単に購入できます。

ただし、使い慣れた粉ミルク・哺乳瓶、常備薬、子ども用カトラリー、お気に入りのおもちゃ、アレルギー対応食品などは日本から持参すると安心です。

韓国の気候は四季がはっきりしているため、訪問時期に合わせた適切な服装準備が必要です。

春(3〜5月)は朝晩が冷え込み、夏(6〜8月)は日本と同様に蒸し暑くなります。

秋(9〜11月)は過ごしやすいものの日較差が大きく、冬(12〜2月)は日本よりも厳しい寒さになるため、防寒対策をしっかり行いましょう。

気候の特徴を踏まえ、子どもが快適に過ごせる服装を用意することが大切です。

移動手段とベビーカー事情

韓国の主要な移動手段は地下鉄とバスです。

ソウル市内は地下鉄網が発達していますが、駅構内には階段も多いです。

エレベーターは多くの駅に設置されているものの、場所が分かりにくかったり混雑したりするため、ベビーカーと抱っこ紐を併用するとスムーズに移動できます。

地下鉄には小さなお子さん連れでも利用できる優先席があります。

バスも移動手段として利用できますが、地下鉄に比べてベビーカーでの乗り降りが難しい場合があるため、路線や乗り方は事前に確認しておくと良いでしょう。

比較的安価なタクシーは大人数や荷物が多い場合に便利で、「ソウルママパパタクシー」などチャイルドシート付きのサービスも登場しています。

ただし、チャイルドシートを備えたタクシーは少ないため、必要であれば携帯用の持参を検討してください。

ベビーカー持参のメリットは、子どもの疲れを軽減できることと、荷物置き場としても活用できる点です。

一方で、混雑した場所では邪魔になりやすく、地下鉄駅では階段やエレベーター探しに苦労することもあります。

韓国の道路は舗装が不完全な場所もあり、ベビーカー移動が大変なこともありますが、ベビーカーを利用していると周囲の人が親切に手助けしてくれることが多いのは大きな魅力です。

軽量でコンパクトに折りたためるベビーカーであれば持ち運びも比較的容易です。

子どもの食事対策

韓国料理は辛いイメージがありますが、子どもも楽しめる辛くない料理も豊富です。

プルコギ(甘辛い牛肉の炒め物)、サムギョプサル(豚バラ肉の焼き肉)、キンパ(韓国風海苔巻き)、チャプチェ(春雨と野菜、肉の炒め物)、マンドゥクッ(韓国風餃子スープ)、ケランチム(韓国風茶碗蒸し)、お粥、韓国風チキン(辛くない味付けもある)、カルグクス(韓国風うどん)などが代表的です。

レストランでは子ども用の食器や椅子を貸してくれる所が多いため、味付けが心配な場合は注文時に「辛くしないでください(매운거빼주세요:メウンゴペジュセヨ)」と伝えましょう。

また、移動中や非常時に備えて、食べ慣れたおやつやベビーフードを持っていくと安心です。

韓国のコンビニエンスストアでも、子ども向けのお菓子や果物が豊富に揃っているので、現地で調達することも可能です。

気になる方は、ふりかけやインスタント味噌汁などを持参して、白いご飯だけでも食べられるよう準備しておくと良いでしょう。

治安と万が一の備え

韓国は比較的治安が良い国ですが、観光客が多いエリアではスリなどの軽犯罪に注意が必要です。

子どもから目を離さないよう気をつけ、迷子対策をしっかり行いましょう。

万が一の病気やケガに備えて、滞在先近くの病院や薬局の場所と連絡先を事前に調べておくことをおすすめします。

持病やアレルギーがある場合は、韓国語でその情報を記したメモやカードを準備しておき、緊急時に役立つ韓国語のフレーズを覚えておくと安心です。

助けてください:도와주세요(トワジュセヨ)
子どもが熱っぽいです:아이가 열이 있어요(アイガ ヨリ イッソヨ)
トイレはどこですか?:화장실이 어디예요?(ファジャンシリ オディエヨ?)
辛くしないでください:매운 거 빼주세요(メウン ゴ ペジュセヨ)

緊急連絡先は必ず控えておきましょう。

警察:112(日本語通訳サービスあり)
消防・救急:119(「Japanese Please」で日本語通訳可能)
在韓国日本国大使館:02-2170-5200(ソウル)
韓国観光公社(観光情報・通訳):1330(24時間対応)

迷子対策には、人混みでは子どもから目を離さない、迷子になった場合の待ち合わせ場所を決めておく、連絡先を書いたメモを持たせる、目立つ色の服を着せる、毎日出発前に子どもの写真を撮っておくなどが有効です。

子連れ旅行の予算と節約術

韓国旅行は比較的リーズナブルな費用で楽しめますが、家族旅行となると総額はそれなりになります。

適切な予算計画と節約術を知っておけば、より余裕をもって旅行を楽しめるでしょう。

予算目安

一般的な目安として、3泊4日の韓国旅行では家族4人(大人2人、子ども2人)で約26〜32万円程度を見込むと良いでしょう。

<内訳(3泊4日 家族4人の場合)>

航空券(往復):12〜20万円
宿泊費(3泊):3〜7.5万円
食費:4〜7万円
現地交通費:8千〜1.2万円(公共交通機関利用が基本)
観光・アクティビティ費:2〜4万円
その他(通信費、海外旅行保険、お土産など):約2.2〜4.1万円

時期や予約タイミング、宿泊施設のグレード、食事スタイルなどによって費用は変動するため、あくまで目安として役立ててください。

もちろん、LCCやゲストハウスを利用すればさらに費用を抑えられますし、高級ホテルやショッピングを重視すればこれ以上になることもあります。

節約テクニック

賢く節約して旅行を楽しむためのテクニックをいくつかご紹介します。

航空券は、LCC(Peach、Jin Air、Jeju Airなど)の利用や、オフシーズン(1月下旬〜2月、6月、11月など)、平日の出発・帰着を選ぶことで費用を抑えられます。

航空会社のセール時期をチェックするのも効果的ですが、LCCは受託手荷物が有料の場合が多く、機内サービスも最低限なので、家族旅行における荷物の量を考慮する必要があります。

宿泊費は、高級ホテルではなく中級ホテル、ゲストハウス、レジデンス、Airbnbなどを検討しましょう。

特にキッチン付きの宿泊施設は食費節約にもつながります。

また、中心部から少し離れた駅近のホテルを選ぶと価格を抑えやすいため、複数の宿泊予約サイトで料金を比較し、クーポンやセールを活用することも大切です。

食費節約には、レストランだけでなく市場や屋台、フードコートの利用がおすすめ。

現地のスーパーでパンやヨーグルト、果物などを購入して朝食や軽食に充てるのも効果的で、キンパ(韓国風海苔巻き)などのテイクアウトも便利です。

交通費は、T-Moneyカードを使えば乗り換え割引も受けられるため、公共交通機関を徹底的に活用しましょう。

タクシーの利用は、必要な場面(荷物が多い、子どもが疲れている、深夜など)に限定するのがおすすめです。

観光費は、公園や漢江沿い、特定の博物館の無料開放日、街歩きなど、無料で楽しめるスポットを旅程に組み込むと節約になります。

有料施設も、事前にオンライン予約割引やファミリー割引、各種クーポンを探しておくと良いでしょう。

子どもと楽しめる韓国の観光スポット

韓国には子どもも大人も楽しめる多彩な観光スポットがあります。

年齢に合わせた場所選びで、家族全員が満足できる旅行を計画しましょう。

テーマパーク・遊園地

ロッテワールドは、ソウル市内の交通至便な場所にある屋内外のテーマパークです。

屋内エリア「アドベンチャー」には幼児向けのキッズエリア「ロッティーのキッズトリア」があり、裸足で安全に遊べるソフトフォームが敷かれています。

屋外エリア「マジックアイランド」にはスリル満点のアトラクションが揃い、隣接するロッテワールドモールにはショッピング施設やレストラン、水族館も併設されています。

料金は大人62,000ウォン、中人54,000ウォン、小人47,000ウォン、ベビー15,000ウォンで、ベビーカーのレンタルサービスもあり、満36ヶ月未満の子どもが利用可能です。

エバーランドは龍仁市にある韓国最大級のテーマパークで、広大な敷地内に様々なテーマのエリアがあります。

「アメリカンアドベンチャー」にはスリル満点のアトラクション、「マジックランド」には子ども向けの優しい乗り物、「ズートピア」では動物たちと触れ合えます。

特に、水陸両用車に乗って動物を間近に見られる「ロストバレー」やパンダに会える「パンダワールド」が人気で、四季折々の花々が咲き誇る庭園や季節ごとのフェスティバル・パレードも魅力です。

入場料金は大人58,000ウォン〜、子ども46,000ウォン〜です。

2022年に江原道春川市にオープンしたレゴランド・コリアは、レゴブロックをテーマにした遊園地で、主に3〜7歳くらいの子どもに適しています。

7つのテーマエリアに分かれ、レゴで作られた韓国の有名なランドマークを見られる「ミニランド」や4D映画、ウォーターライドなど、子どもが楽しめるアトラクションが満載です。

入場料金は大人60,000ウォン、子ども50,000ウォンとなっています。

水族館・動物園など動物系スポット

COEX水族館は、ソウル江南の大型商業施設COEXモール内にある、天候を気にせず楽しめる人気スポットです。

約650種類、4万匹以上の海の生き物が展示されており、ペンギンの遊園地や小魚の群れが音楽と共に鑑賞できる深く青い広場が子どもに人気です。

ヒトデや貝に直接触れられる水槽もあり、海の生物について学ぶ良い機会となります。

入場料金は大人33,000ウォン、子ども29,000ウォンで、授乳室やベビーカーの貸し出しサービスもあります。

ソウル大公園は、広大な敷地の中に動物園、植物園、遊園地のソウルランドなどを擁する総合公園です。

ゾウやキリンなど様々な動物に出会える動物園は子どもに大人気で、園内に併設された遊園地「ソウルランド」も一日中楽しめます。

公園全体の入場は無料で、動物園や遊園地の利用には別途料金がかかります。

ロッテワールド水族館は、ロッテワールドモール内にある近代的な設備が整った大型水族館です。

世界の五大洋をテーマにした13のゾーンに分かれており、韓国最長を誇る85メートルの海底トンネルやシロイルカ(ベルーガ)の常設展示が人気です。

入場料金は大人31,000ウォン、子ども27,000ウォンで、授乳室やベビーカーの貸し出しサービスもあり、乳幼児連れの家族も安心して楽しめます。

体験型アクティビティ

雨の日でも楽しめる屋内アクティビティも充実しています。

ソウル市内には室内遊具やおもちゃで遊べるキッズカフェが多数点在し、親は飲食をしながら子どもを遊ばせられます。

ホンデにあるトリックアイミュージアムは、目の錯覚を利用したユニークな体験ができる美術館で、展示された絵画が立体的に見えたり、絵の中に自分が入り込んだような写真を撮ったりできます。

隣接するアイスミュージアムでは氷で作られた彫刻や展示を、子どもから大人まで楽しめます。

入場料金は大人15,000ウォン、子ども12,000ウォンです。

景福宮や昌徳宮周辺には、韓国の伝統衣装である韓服(ハンボク)のレンタルショップが多数あります。

子ども用のサイズも豊富に揃っており、家族で韓服を着て宮殿を散策すれば特別な思い出になります。

韓服を着用していると、景福宮などの入場料が無料になる場合もあるので、利用してみてはいかがでしょうか。

子連れにおすすめの宿泊施設

子連れ旅行では、宿泊施設の選び方も重要です。

立地や設備、サービスによって、滞在の快適さが大きく変わります。

ホテル選びのポイント

立地は、地下鉄駅や主要観光スポットに近いところを選ぶと移動の負担が軽減されます。

明洞や江南などの主要エリアは交通の便が良く、食事や買い物にも便利です。

設備・サービスでは、家族向けの部屋(ファミリーツイン、コネクティングルームなど)があるか、ベビーベッドの貸し出しが可能かなどを確認しましょう。

ベビーシッターサービスを提供しているホテルもあります。

キッチン付きのコンドミニアムタイプのホテルは、離乳食を作る必要がある場合などに便利です。

キッズスペースやプールなどの施設があると、ホテル滞在中も子どもが退屈せずに過ごせます。

日本語対応のスタッフが常駐しているホテルだと、言葉の心配が軽減されます。

子連れに優しいホテル

ロッテホテルワールドは屋内遊園地ロッテワールドに直結しており、天候を気にせず遊べる立地が魅力です。

キャラクタールームなど、子どもが喜ぶ客室も用意されており、ホテル内にはキッズラウンジもあります。

メトロホテル明洞は明洞の中心部に位置し、ショッピングや食事に非常に便利なホテルです。

ホテル内には子どもが遊べるプレイルームが完備されています。

江南エリアのノボテルソウル江南は、おしゃれなカフェやレストランが近くにあり、ホテル内には室内プレイグラウンドや3〜6歳向けのキッズクラブが併設されています。

INSPIREは2024年3月にオープンした新しいエンターテインメントリゾートで、ホテル、ショッピングモール、エンタメ施設、プールなどが揃っており、子連れでも充実した滞在が可能です。

子どもが喜ぶ韓国グルメとお土産

韓国には子どもも楽しめる美味しいグルメやお土産がたくさんあります。

辛いものが苦手な子どもでも楽しめる料理や、喜んでもらえるお土産を見つけましょう。

子連れで楽しめる韓国グルメ

韓国料理は辛いイメージですが、子どもでも楽しめる辛くない料理も豊富にあります。

おかゆやカルグクス(韓国風うどん)は優しい味わいで子どもにもおすすめです。

プルコギ(甘辛い牛肉炒め)やサムゲタン(鶏のスープ)は子どもにも人気の定番メニューです。

餃子(マンドゥ)や海苔巻き(キンパ)など、日本の味に近い料理も安心して食べられます。

多くのお店では、子ども向けメニューや取り分け皿、子ども用の椅子を用意してくれます。

辛そうな料理も、伝えれば辛さ控えめに調理してくれるお店が多いです。

念のため、ふりかけやインスタント味噌汁などを持参しておくと、白いご飯だけでも安心して食べさせられます。

屋台では、黒糖ピーナッツの入った温かいお餅「ホットク」や新鮮なフルーツを使ったジュースなど、子どもが喜ぶ甘いおやつが手軽に楽しめます。

コンビニエンスストアでは、韓国で人気のバナナ味牛乳をはじめ様々なお菓子が手に入ります。

ソウル市内のカフェではふわふわのかき氷「ピンス」やアイスクリームもおすすめです。

子どもが喜ぶお土産

韓国発の人気キャラクター、カカオフレンズやBT21の文房具やおもちゃは、子どもへのお土産として定番です。

明洞や弘大にはこれらのキャラクターグッズを扱うショップがたくさんあります。

市場やスーパーマーケットでは、韓国海苔スナックや全州チョコパイなど、日本にはない味のお菓子が手に入り、ばらまき土産にも最適です。

特別な思い出として、色鮮やかな子ども用の韓服(チマチョゴリ)や民芸品のミニチュアなどもおすすめです。

親類には、旅行中に撮った写真をアルバムにしてプレゼントするのも喜ばれるでしょう。

子どもの年齢別:旅行ポイント

子どもの年齢によって旅行の楽しみ方や注意点が変わってきます。

年齢に合わせた計画を立てることで、より満足度の高い旅行になります。

乳幼児連れの場合

0〜2歳の乳幼児連れでの旅行では、スケジュールに余裕を持たせることが最も重要です。

歩行が不安定な赤ちゃんや、お昼寝や授乳のタイミングが不規則な幼児との旅行では、予定を詰め込みすぎると家族全員が疲れてしまう可能性があります。

観光はゆったりとしたペースで計画し、お子様の様子を見ながら臨機応変に対応しましょう。

移動手段としてベビーカーと抱っこ紐の両方を用意し、状況に応じて使い分けると便利です。

空港やホテル内、比較的平坦な道ではベビーカーが便利ですが、階段が多い場所や混雑した場所では抱っこ紐の方がスムーズに移動できます。

この年齢のお子様は騒がしい場所を苦手とする場合もあります。

無理に観光地を巡るのではなく、ホテルでゆっくり過ごす日を設けるなど、お子様のペースに合わせた計画を立てましょう。

荷物はどうしても多くなりがちですが、韓国の大型スーパーなどはベビーフードや子ども向けのお菓子も豊富なため、現地調達をうまく活用すると荷物の負担を軽減できます。

ただし粉ミルクは、赤ちゃんが普段飲んでいるものを持参する方が不安もないでしょう。

授乳室や子ども用トイレなどの設備は、主要なデパートや駅、観光施設には設置されていることが多いので、立ち寄る予定の場所の有無を事前に確認しておくと安心です。

未就学児連れの場合

空港や機内での待ち時間が長くなることも考慮し、絵本やおもちゃ、軽食などを準備しておくと良いでしょう。

3〜6歳は歩ける範囲も広がり、ある程度アクティブな観光も楽しめるようになります。

遊園地の幼児向けエリア、動物園や水族館、キャラクターショップなどを中心にプランニングすると、お子様も喜んでくれるでしょう。

ただし長距離移動はまだ苦手なため、観光は午前と午後の半日ごとに区切り、間に休憩を挟むなどメリハリをつけると飽きにくくなります。

好奇心旺盛な時期なので、簡単な韓国語(「アンニョンハセヨ」など)を一緒に覚えて、現地の人に挨拶してみるなど、体験要素を取り入れると旅がより教育的なものになります。

食事は辛くないメニューであれば大人とシェアもできますが、念のため子どもが好きなお菓子や日本から持参したレトルトカレーなどを携帯しておくと安心です。

多くのレストランでは子ども向けのメニューも用意されていますが、提供内容は予め確認しておくことをおすすめします。

大人用の割り箸しかないお店もあるため、食事には、子ども用の割り箸を持参すると便利です。

公共交通機関も利用できますが、お子様が疲れた時にすぐに休憩できるよう、カフェや休憩スポットの場所も事前に把握しておくと安心です。

迷子対策も欠かせません。

ホテルのカードや親の連絡先を記載したメモを持たせたり、目立つ服装をさせて写真を撮っておくなどの対策を講じましょう。

小学生連れの場合

小学生(7歳以上)になると体力もつき、行動範囲も広がるため、大人に近いペースで観光を楽しめるようになります。

ロッテワールドやエバーランドといったテーマパークの絶叫系アトラクションを楽しめる子も多くなり、景福宮などの歴史的な観光地でも、簡単な背景を話してあげることで興味を持つ場合があります。

韓国文化(K-POPや韓国アニメキャラクターなど)に興味を持ち始める子もいるため、韓服(チマチョゴリ)の試着や韓国料理づくり体験など、体験型のプログラムに参加するのも良い思い出になるでしょう。

ソウルアニメーションセンターでは、人気の漫画キャラクターが出迎え、メディアを使ってキャラクターと触れ合ったりアニメに出演したりできる体験施設もあります。

歩く距離や観光意欲も大きくなる一方、疲れやすさには個人差があるため、無理は禁物です。

大人と同じように楽しませつつ、アイス休憩を入れたり、夜市は遅くなりすぎないようにしたりと、配慮も怠らないでください。

また、小学生でも迷子対策は重要です。

人混みでは手をつなぐ、事前に目印を決めておくなど、安全面にも注意を払いましょう。

交通安全について、韓国は右側通行であることを伝え、道路横断時には特に注意を促してください。

地下鉄やバスの乗降時も、扉に挟まれないように気をつける必要があります。

簡単な韓国語のフレーズを教えたり、旅行中に見聞きしたことを記録する旅行日記をつけさせたりするのも、良い経験となるでしょう。

2泊3日子連れ韓国旅行モデルコース

限られた日程でも効率よく韓国の魅力を体験できるモデルコースをご紹介します。

このコースは家族の状況に合わせてアレンジしてください。

1日目|移動とソウル散策

午前から昼にかけて日本を出発し、昼頃に仁川国際空港に到着します(飛行時間は約2〜3時間)。

空港からはリムジンバスや専用車を利用してホテルへ直接向かい、体力を温存しましょう。

特に小さなお子様連れの場合は、乗り換えの少ない移動手段を選ぶことが重要です。

ホテルにチェックイン後、まずはホテル周辺で無理なくランチを済ませ、午後は明洞エリアを散策しながら、両替や必要な物資を調達します。

ベビーカーでの移動の場合は、大通りを中心に歩くと良いでしょう。

おやつ休憩には、明洞にあるキッズカフェや人気のベーカリーに立ち寄るのもおすすめです。

明洞は子ども服や玩具を扱う店も多く、ウィンドウショッピングだけでも楽しめます。

夜は南山のふもとまでタクシーで移動し、ケーブルカーでNソウルタワーへ。

展望台からソウルの夜景を家族で楽しんだら、早めにホテルへ戻って就寝します。

ケーブルカーは子どもにも楽しい体験となり、夜景は家族の思い出に残るでしょう。

2日目|たっぷり遊べるメイン観光

午前中は地下鉄で景福宮へ向かいます。

韓服を着たお子様の記念撮影をしながらの宮殿観光は、特別な思い出になります。

年齢や体力に合わせて、観光時間は30〜60分程度に留めるのが良いでしょう。

ロッテワールドへの移動と昼食を済ませ、午後はロッテワールド(テーマパーク)で遊びます。

身長制限を確認しながら、お子様の年齢に合わせたアトラクションを選んで楽しみましょう。

合間にキャラクターショーやパレードを鑑賞して一息入れるのもおすすめです。

ロッテワールドは屋内施設もあるため、天候を気にせず一日中満喫できます。

夕食はロッテワールドモール内のレストランで済ませましょう。

韓国料理が心配な場合は、フードコートで日本食やファストフードも選択できます。

ホテルに帰着後、お子様の入浴を済ませて就寝します。

3日目|ショッピングと帰国

午前中はホテル周辺で最後の買い物タイムを楽しみましょう。

明洞エリアにはコスメや子ども服、お土産にぴったりの雑貨店などが多数あります。

時間があれば大型マート(eマートやロッテマート)でお菓子や日用品のお土産をまとめ買いするのも良いでしょう。

時間が許せば、近くの公園や遊び場で子どもを遊ばせ、フライトに備えて体を動かしておくのも良い方法です。

午後はチェックアウト後、空港へ移動します。

途中、仁川国際空港直結のアウトレット「PARADISE CITY」に立ち寄り、時間調整をするのもおすすめです。

PARADISE CITYには、子ども向けの屋内テーマパーク「WonderBox」やキッズスペースなどがあり、出発までの時間を楽しく過ごせます。

余裕をもって空港に到着し、搭乗手続きを済ませましょう。

仁川国際空港も、キッズスペースや授乳室などの子ども向け施設が充実しています。

夜の帰国便の機内では、子どもが眠れるよう早めに着替えを済ませ、おやつを用意します。

日本到着後も、家に帰るまで気を抜かず安全に移動しましょう。

まとめ

韓国旅行は、家族の思い出づくりに最適な選択です。

日本からわずか2〜3時間のフライトで行ける近さは、特に小さな子ども連れのご家族にとって大きな魅力となります。

ロッテワールドやエバーランドなどの子ども向けテーマパーク、水族館や動物園、歴史的な観光スポットなど、韓国には子どもから大人まで楽しめる多彩な観光地が充実しています。

子どもと一緒に韓国文化に触れることは、教科書では学べない貴重な体験となり、子どもの視野を広げ、好奇心を育む素晴らしい機会となるはずです。

言葉の壁を心配されるご家族もいらっしゃるかも知れませんが、韓国では観光地を中心に日本語が通じる場所も多く、困ったときには現地の方が親切に手を差し伸べてくれることも大きな魅力です。

子連れでの韓国旅行を成功させるためにも、事前準備は丁寧に行い、子どもの年齢や体力に合わせた無理のない計画を立てましょう。

子どものコンディションによっては、予定を変更する柔軟性も必要になります。

家族との時間を大切にする価値観が広がる中で、安全性と便利さ、文化的な親近感から、韓国は子連れの旅行先として一層注目され、人気は加速していくでしょう。

この記事でご紹介した情報が、皆様の計画に役立つことを願っています。

家族で過ごす特別な時間が絆を深め、素敵な韓国旅行が実現しますように。

새로운 경험을 즐기세요(セロウン ギョンホムル チルギセヨ/新しい経験をお楽しみください)!

記事上で

• 子連れ韓国旅行の魅力と注意点
• 持ち物と事前準備のポイント
• 移動手段とベビーカー事情
• 子どもの食事対策
• 治安と万が一の備え
• 子連れ旅行の予算と節約術
• 予算目安
• 節約テクニック
• 子どもと楽しめる韓国の観光スポット
• テーマパーク・遊園地
• 水族館・動物園など動物系スポット
• 体験型アクティビティ
• 子連れにおすすめの宿泊施設
• ホテル選びのポイント
• 子連れに優しいホテル
• 子どもが喜ぶ韓国グルメとお土産
• 子連れで楽しめる韓国グルメ
• 子どもが喜ぶお土産
• 子どもの年齢別:旅行ポイント
• 乳幼児連れの場合
• 未就学児連れの場合
• 小学生連れの場合
• 2泊3日子連れ韓国旅行モデルコース
• 1日目|移動とソウル散策
• 2日目|たっぷり遊べるメイン観光
• 3日目|ショッピングと帰国
• まとめ
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